嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第15章 我慢と限界

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「出禁なんて無理だよ。廉くんには被害があるけど食堂には被害ないし・・・」
『生徒に犯罪行為してるんだからギリ行けそうじゃない?』
「廉くんは嫌がると思うよ・・・それは。」
『あー・・・本当に厄介な奴に好かれちゃったね』
「廉くん巻き込まれたり多いし、お祓いでも連れて行こうかな。」
『それがいいかもね。とりあえず、今日の状態から言って4月からは難しいと思うよ。』
「うん・・・。俺としては廉くんの決断に任せてサポートに徹するよ。」
『わかった。こっちも今日みたいにするけど、いつでもできるわけじゃないからそこは翔側でもしてあげてね。基本一人で食堂は禁止。』
「わかってるよ。」
志月との話し合いを終えて、仕事に戻る。
「翔、今日はもう家で仕事にしなよ。廉くんのこと俺らも心配だし。」
「いや、でも最近家で仕事させてもらうの多かったし・・・。」
「いいよ。お前の会社だし。」
「そこは俺とお前の共同の会社だろ?」
「ここ立てたの翔のパパじゃん。」
「じゃあ親父の会社?」
「代表取締役社長欄には白山翔って書いてますけど?」
「本当にごめん。特に文には迷惑かけてる。」
「いや、謝んないでよ。僕も廉くんが大好きだし大切なの。」
「ありがと・・・。そういえば風太は?見てないけど・・・。」
「風太は今休憩。交互に取ってるから。俺か風太がいればとりあえず何かあっても対処できるからさ。」
「風太も成長したなぁ。」
「風太はここに来た時からみんなよりは大人だったよ。」
「確かに。」
「ほら、風太はいいから廉くんのところに帰った帰った!あ、デザイン一つ考えておいてね。」
「了解。じゃあなんかあったらすぐ来るから。」
「大丈夫。なんもないよ。もう。」
「もうって言うなよ!いろいろあったけどさ」
そういって笑いあってから廉の元へすぐに帰った。
仕事からは2時間くらいでこっちに戻っている。
もしかしたらまだ寝ているかもしれないと思って、急いで自宅に入ろうとしたらポストに手紙が見えた。
《なにもするな。シロヤマカケル》
「へぇ。俺に喧嘩売るとかこいつ馬鹿なの?」
それを鞄にしまって廉の部屋に上がる。
「廉く~ん?」
扉を開けるとボスがしっぽを下げたままフリフリしてこっちにやってきた。
「どうした?ボス。あれ?」
部屋の中がぐっちゃぐちゃ。
「ボスがした?」
「わん!」違うという否定の意味だろう一吠え。
「廉くん?やっちゃった?」
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