嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第17章 かくれんぼ

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「ん?・・・触った・・・?」
髪の毛を乾かしながら廉の手首を見ていた翔は廉が触ったらわかるようにしていたマークが少しずれていることに気が付いた。
「・・・・。」
「まじ?」
「廉くん、怒らないから正直に答えてね?包帯の下見たの?」
「みてない・・・。ゆるんじゃったんだと思う。」
「ううん。そんな緩いやり方しないんだよ。」
「・・・・。」
「見たんだよね。どうもならなかった?」
「うん・・めんなさい・・・。」
「お薬またぬっておこうね。」
「うん・・・・。」
手首の包帯を取ると同時に廉には目をつむるように言った。
どんどん薄くはなっているけど、まだわかる。
「よし!おしまーい。じゃあ拓くんといい子に寝てくださーい。」
「ボス・・・。」
ボスを呼ぶとボスが布団の外であるがそばによって丸まった。
「おやすみ。二人とも。」
「おやすみなさい。」
「おやすみ・・。」


三日後今度は廉と拓ではなく、翔と志月による鬼ごっこが開始となった。
もちろん犯人は今回捕まらなかった大学にいる雑魚。
「俺たちが見逃すと思ってたかなぁ~。」
志月はニコリと不気味に笑った。
「なんだ!お前たちは!!」
「教授駄目じゃないですか。いくら綺麗だからって」
「なんのことだ!!」
「え?言われないとわからないですか?」
「志月館内放送するか。」
「だな「ま、待て!」
「待ってください、でしょ?教授。」
苦虫を嚙み潰したような顔でこちらを睨みつける教授。
「あなたも共犯者ってばれてるんですから。」
「・・・くっ」
教授は翔と志月の隙をみてダッシュで逃げる。
「おっさん。あんた若者二人に勝てると思ってるわけ?」
「無理だって。」
涼しい顔で教授を追っかける翔と志月。
廊下にいた生徒たちの何事だ?と言ってる声や、かっこいい~!!という黄色い歓声が聞こえた。
1階から3階まで逃げ回った教授だがとうとう体力も限界に来ていた。
「ハァハァ・・・・」
「おっさん、あきらめなよ」
志月が声をかけながら笑う。
「お巡りさん呼んじゃうよ?」
「もうお巡りさんがいっか。」
翔はポケットからスマホを取り出して電話をかける。
「もしもし、ちょっと変態捕まえまして来ていただけますか。場所は―」
教授はもう堪忍したのかへたり込んで顔を下に向けていた。
「これで事は落ち着くかな。すべて。」
「廉くんが待ってるから早く帰ろうぜ。」
廉は結局5日自宅で心を落ち着かせる期間を作らされた。
不満そうだったけど、拓の怪我の具合もそれぐらいまで安静だからというとしぶしぶ納得してくれた。
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