嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第17章 かくれんぼ

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「廉くん、ボスの耳そんなに気持ちい?」
「ん・・・。」
「くぅん」
スピスピ廉に鼻を近づけて、もうやめてよね。とでもいうようにボスがなにか言っている。
「大学行ける?」
「行く」
「むきになってない?」
「・・・いいの!!」
「翔さんたちには素直に怖いとか言わないとだめだよ?」
「大丈夫だもん・・・。」
「大丈夫じゃないかもよ?」
「拓くんが一緒なら平気だもん・・・。」
「ありがと。ずっと一緒な?」
「うん!」
「じゃあ、明日頑張るために寝てくださーい」
「あのさ、俺別に風邪とかじゃないし平気だよ?」
「いいからいいから。」
廉が寝たのを確認した拓はネットに上がってしまっているかもしれない廉に関する変な噂、動画や写真をすべて抹消すべくスマホをいじり始めた。
鼻歌を歌いながらただネットサーフィンをしているかのようにスラスラスマホをいじる姿を見て、だれがハッキングして悪さしてるなんて思うだろうか。
「ん~・・・。」
「かわいい寝顔だこと。」
カシャっとスヤスヤボスと昼寝する廉を撮影した。


「廉くん、大学明日から行ってもいいよ。」
「本当!?」
「うん。でも拓くんと一緒にね?」
「うん!しーくん、ありがと。翔さんも」
「え?」
「色々してくれたんでしょ?・・・・」
「したっけ?翔」
「したかなぁ~」
翔と志月は廉に気を使わせないように嘘をつくがニコニコと廉にお礼を言われてうれしい気持ちがあふれ出ていて
拓はそばで見ていて「この人たちはこれで隠せてると思っているのだろうか・・・」と思っていた。
「廉ちゃーん!!わかんない!!教えて!!」
「百々ちゃん、俺が教えるよ?」
翔が声をかける。
「えー。廉ちゃんがいい。」
「翔振られたな」
「うるさい。」
「翔さんが教えてくれるって!」
「百々は廉ちゃんからしか勉強教えてもらっても入らない頭なんですぅ」
「うっざ。百々勉強教えてもすぐ機嫌悪くなったりするじゃん。」
「だって廉ちゃん教え方下手なんだもん。」
「だから翔さんに教えてもらいなよ!」
「無理!」
「はいはい。喧嘩しない。どうして二人はしょうもないことで喧嘩するの。」
「それが兄妹じゃない?」
「そうそう。こんな喧嘩廉ちゃんとしかしないし。」
「なんか急に意気投合してるし。」
「別に意気投合はしてないよ。」
「なんかこの兄妹仲いいのか悪いのかまじでわからない。」
「翔さんにもわからないことあるんだ。」
「当たり前です。」
「廉ちゃん、この1問だけ教えて。」
そういって百々が廉に教科書を突き出すとスラスラ解説していく。
「やっぱり廉くん頭いいよね。」
「頭よし、性格かわいい、見た目も綺麗となればそりゃ男でも変な気起こす奴もいるか・・・。」
「翔そこは納得するんじゃない。」
廉は翌日から拓と一緒に大学へ行くことができた。
拓が自宅へ帰ってさみしそうではあったが、拓が帰るのを待ってたとばかりに百々が早速ベッドに戻ってきていた。
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