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第二章 翔の仕事
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『あんた、よそ様の家みてなにしよーとね!!』
「あ、隣のばあちゃん。」
『警察呼ぶがよ!!』
男が何か言ってるようだが・・・
『あ?なにいよーとか!あんたそこから離れなさんな!』
「隣のおばあちゃん、すごい・・・」
「いつも気にかけてくれるんだよ。うち男しかいない家だったから。」
「なるほど。」
「今度廉くんも百々ちゃんも挨拶してごらん。面白いばあちゃんだから。じいちゃんは優しいしね。」
「ここら辺に住めるってことは医者?」
「うん、大学病院の院長先生だね」
「すご!!」
「ばあちゃんは産婦人科のドクターだったはず。今は二人とも仕事せずゆっくり過ごしてるみたいだけどね。」
「あ、パトカー」
「じいちゃんがたぶん庭から電話かけたんだね。お隣さんばあちゃんの方が強いから。」
翔さんは笑っている。
「今度お礼言っておこう。」
警察がチャイムを押してきたのでさっきのカフェのことも含め翔さんが説明していた。
「廉ちゃん、百々映画見たいなぁ」
「今、夜じゃない。勉強。」
「廉ちゃん!!今!!」
「百々、看護大行くんだろ?」
「行くけどいいじゃん、休憩。」
「休憩早すぎ。」
「だってロールカーテン下がってるし丁度いい暗さじゃん!」
「いや全然明るいよ?お昼寝の時間の暗さだよ。」
「見る!」
「ダメ!」
「見るの!」
「ダメだって」
「ダメじゃない!」
「喧嘩はお終い。廉くん、百々ちゃんカーテン開けるよ?」
翔さんが戻ってきてロールカーテンを開けた。
百々が少しはぶてている。
「百々ちゃんあと2時間頑張ったらみんなで映画見ようね。」
「・・・」
「機嫌直して~」
ほっぺをツンツンする翔さん。
いつの間にかこうして接することも自然なくらい俺たちは兄弟になっていた。
結局百々は黙って勉強を再開していたがスマホはきっちり二時間後にタイマーが設定されていた。
「あ、隣のばあちゃん。」
『警察呼ぶがよ!!』
男が何か言ってるようだが・・・
『あ?なにいよーとか!あんたそこから離れなさんな!』
「隣のおばあちゃん、すごい・・・」
「いつも気にかけてくれるんだよ。うち男しかいない家だったから。」
「なるほど。」
「今度廉くんも百々ちゃんも挨拶してごらん。面白いばあちゃんだから。じいちゃんは優しいしね。」
「ここら辺に住めるってことは医者?」
「うん、大学病院の院長先生だね」
「すご!!」
「ばあちゃんは産婦人科のドクターだったはず。今は二人とも仕事せずゆっくり過ごしてるみたいだけどね。」
「あ、パトカー」
「じいちゃんがたぶん庭から電話かけたんだね。お隣さんばあちゃんの方が強いから。」
翔さんは笑っている。
「今度お礼言っておこう。」
警察がチャイムを押してきたのでさっきのカフェのことも含め翔さんが説明していた。
「廉ちゃん、百々映画見たいなぁ」
「今、夜じゃない。勉強。」
「廉ちゃん!!今!!」
「百々、看護大行くんだろ?」
「行くけどいいじゃん、休憩。」
「休憩早すぎ。」
「だってロールカーテン下がってるし丁度いい暗さじゃん!」
「いや全然明るいよ?お昼寝の時間の暗さだよ。」
「見る!」
「ダメ!」
「見るの!」
「ダメだって」
「ダメじゃない!」
「喧嘩はお終い。廉くん、百々ちゃんカーテン開けるよ?」
翔さんが戻ってきてロールカーテンを開けた。
百々が少しはぶてている。
「百々ちゃんあと2時間頑張ったらみんなで映画見ようね。」
「・・・」
「機嫌直して~」
ほっぺをツンツンする翔さん。
いつの間にかこうして接することも自然なくらい俺たちは兄弟になっていた。
結局百々は黙って勉強を再開していたがスマホはきっちり二時間後にタイマーが設定されていた。
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