嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第9章 彼女の秘密

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もくもくと勉強を進めていく。
部屋には理紗さんの雑誌のページをめくる音と俺の問題を解くペンの音だけがしていた。
3時間たったころ、ドアが開いて直人さんが入ってきた。
「廉くん、百々ちゃんもう一泊することになっちゃった。お熱が下がらなくて炎症反応がまだ強くてね。」
「・・・。」
「大丈夫だよ。もうあと一日頑張ったら退院できるから」
「・・・。」
「廉くん、ご飯食べようか。」
これ以上は何を言っても不安にさせてしまうと感じたのか直人さんはごはんに話を変えた。
「まずはカフェでドリンク買おう。マスク付けてね。」
「廉くん、行こうね。」
すっかり理紗さんも俺の世話係かのようになってきてしまっていて申し訳なくなり、下を向く。
「さ、今日は何飲もうか。ココアかな?アイスカフェラテかな~」
カフェについてココアとアイスカフェラテ二つを注文。
すぐに院長室に戻り三人でごはんを取る。
それぞれが選んだものを取り食べるんだけど色々やっぱり合ったことで食が落ちた。
「廉くん、ゆっくり完食したらいいよ。帰るまでに食べきったらいいんだから。」
「そうそう。無理しなくていいよ。少しずつでも消えちゃうからね。」
半分まであと少しでストップしてしまい俯いていると二人にそう言われた。
「廉くんカウンセラーの先生後で呼んでもいいかな?」
「・・・。」
「うーんと、呼ぶね。その間だけ理紗さんカフェとかにいてもらってもいいかな?」
「はい、もちろん。」
「16時にカウンセラーの先生来るからね。」
俯いたまま頷いた。
「そういえばお勉強進んだかい?」
「・・・ん。」
「ずっと黙々としてましたよ。集中力すごいね!」
「・・・ん。」
「廉くん、何が不安になってるかな?」
直人さんに唐突に聞かれた。
「・・・・。あの男の人怖い・・・。」
「男の人・・・?」
理紗さんは気づいてなかったから不思議そうにしている。
「大丈夫、廉くんの顔は一瞬しか見えてなかったはずだよ?」
「目・・・あったもん。」
「そっか。大丈夫僕が解決するから。ね?」
「ん・・・。」
「廉くん傷つける人いたら僕も翔も許さないの知ってるでしょ?」
「ん・・・。」
「大丈夫だよ守るからね。カウンセリングの先生にも話してごらん?少しは心が軽くなるから。」
「わかった・・・。」
「あ。あとこの後2時間は行かないと思うんだけど、ちょっと僕は出てくるね。」
「どこに・・・?」
「あはは、そんな不安そうな顔しなくても大丈夫。近くの病院に用事があってね。」
「ふーん・・・。」
「帰ってきたら顔覗かすから。」
「いってらっしゃい・・・。」
「その間はお任せください。」
「もし何かあったら百合さん呼んでもらって構わないから。ナースステーションに言えばすぐに呼んでくれると思う。」
「わかりました。」
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