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『鬼』は、生涯孤独が似合う
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『しゃぶれ』
布団の上に座る自分は、裾を捲っていた。そう言われたブロンドの短い髪の、一度見たら頭にずっと残る蠱惑的な美貌の女は、後ろ手にされて華奢なくびれた両手首から肘の関節まで赤い縄で拘束されており、亀頭を口で咥えた際、唾液を垂れ流す。
「………………………………………」
目を、覚ました。黒髪で、高身長のイケメンの風貌の主である男、鬼賀乃仁導は囲炉裏で寝ていたようで、パチパチと焚かれた火が燃え盛る。筋肉で引き締まった51とは思えない程の肉体美を晒しており、彼は、俯いた。腹部には包帯が巻かれており、額の汗を拭う。
鈴…。
「仁導(様)」
「?」
顔を向けると、新島唯子が入って来たのだ。妊婦のように腹の突き出た元服を迎えた15歳の乙女であり、黒髪を一つで結んで、鮮やかな緑色の着物が良く似合うが、際立ったところのない平凡な顔立ちをしている。
「傷口やいかがなる(はどうですか)?」
それは数日前の事。提灯を手にして村をパトロールしていた時の事。タッタッタッタッタッタッタッタッタッ!と、走って来る脚音が。
『?』
顔を向けた際、村人の男に腹部を刀で突き刺されたのだ。
『ぐ、うぅ!!』
バランスを崩したものの、持っていた提灯を投げ付けた際、ぱっくりと割れ
『ぐああああああああぁ!』
衣に引火したのだ。懐から銃を手に3発発砲し、ドサッと倒れ、そのまま焼かれる。
『ぐ、あぁ…』
刀を抜いて地面に投げ付けた。
無力な人間が。
それがし(俺)になにが出来る?
ドンドンドンドンドンドンドンドン!夜更けに戸をノックされ
『!!!!!!!!!!?』
囲炉裏で寝ていた彼女はガバッと上体を起こして立ち上がり、囲炉裏から降りて草履を履き、ガラッと開けた。
『えい(はい)』
『手当てしろ雌豚!』
銃口を額に突き付け、血を吐き出す。
『あら…』
するとバランスを崩し、ドサッと倒れた際に自分も巻き添えを喰らってしまう。
『!!!!!!!!!!?』
目を見張り、瞳を揺らす唯子は、言葉を失ってしまう。
「雌豚も、たまには役に立つんじゃな。ま、このくらゐは役に立たけらば、生を得た意味が無い(たまには役に立つんだな。まあ、このくらいは役に立たければ、生を得た意味がない)」
ニヤッとして言い、彼は立ち上がった。
「ぐ、うぅ!」
腹部を手で押さえ付け、壁に寄り掛かり座る。
「な押しそ。傷口全く塞がりし訳ならねば(無理しないで下さい。傷口が完全に塞がった訳ではありませんので)」
「貴様が鈴なら抱ゐておりきが、脂肪塗れの女を抱ゐても益体も無い(お前が鈴なら抱いていたが、脂肪塗れの女を抱いてもつまらん)」
ゴロンと仰向けになり、目を瞑った。
「明日出てゆく。貴様の面は見飽きた(明日出て行く。お前の顔は見飽きた)」
その時、彼女の顔付きが、変わった。
「其方(あなた)のここは」
「?」
「その鈴て言ふ子を、泣かせ来けりや(その鈴て言う子を、泣かせて来たんですか)?」
裾に手を差し込み、大きい陰茎を手に握り締めた。
「!!!!!!!!!?」
目を開け、上体を軽く起こした。
「女を泣かしめる為にあるでござるごときものでござる。なれど貴様がごとき豚に使う物にてはござらぬ。処女には物珍しきであろう(泣かせる為にあるようなものだ。だがお前のような豚に使う物ではない。処女には物珍しいだろう)?」
「鈴て子は恋しき女の子なりや(タイプの女の子ですか)?」
「其れを聞ゐていかにいたす(それを聞いてどうする)?」
「鈴て子に恋しき人が居ばいかがすや(好きな人が居たらどうするんですか)?」
「奪ったんじゃ拙者(俺は)」
「奪はまほしき際好きなりきと言ふ、事なりや(奪いたい程好きだったと言う、事ですか)?」
「好きにてはござらぬ(好きではない)」
「されど奪ひしぞかし(でも奪ったんですよね)?」
両手で彼の割とほっそりとした両手首を掴み、床に押し付ける。
「しつこゐ(い)!」
「その子は仁導を思ひておられず。それを分かるらむ?口先ばかりなりや(その子は仁導様を愛しておられない。それを分かっているんでしょう?口先だけですか)?」
「それがしがお慕い垂きなら!鈴も愛すべきでござったんじゃ(俺が愛してるなら!鈴も愛すべきだったんだ)!」
すると彼女は、クスッと笑った。
「我こそかしこけれかし(私の方が上手ですね)?」
「云わしめる(言わせる)な豚が」
包帯に染まる、血。大きい声を出したので傷口が開いたのであろう。
「かは、あの女にぶっ込むものでござる(これは、あの女にぶっ込むものだ)」
『あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あああぁ!あぁ!あぁん!んあぁ!あぁ!あぁん!あっ!』
ブロンドの短い髪の、一度見たら頭にずっと残る蠱惑的な美貌の主、鈴は、美しく、生命感に溢れ、清潔で、セクシーな裸体になっており、両膝に腕を通して抱き支えて立つ、筋肉で引き締まった51とは思えない程の肉体美を晒しており、大きい陰茎を差し込んで子宮を何度も突き上げる。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
額から一筋の汗を流し、女を「所有」し、彼女は腰になかなかお目にかかれない綺麗な形のほっそりとした脚を回して抱き締め、彼は何度も子宮を突き上げていた。
『んっ!んぅ!ん、あぁ!んはぁ!』
腰がビクビクと痙攣して軽く達し、愛液がパタパタと糸を引く。
『く、ふぅ!あぁっ!ん、あぁ!』
唾液を垂れ流し、ギッチギチに咥え込んで締め付け離さない。
『ゔ、あぁ!はあぁ!鈴!』
唾液を垂れ流し、出した時に鈴の腰も引いており、バコッ!と突き上げられれば必然的に彼女の腰も前に出、勢いが増し、突き昇ってくる熱の魅力に抗えず、欲望を燃え上がらせどくどくと全身の血が滾り、太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ陰茎から、我慢汁が溢れる。
『あん!あう!う、あぁ!あっ!あん!あぁっ!ア………………ッ…!』
元々が、誰もが満足の行く大きさであり、それが興奮して勃起する事によって更に人間離れした大きさになる。それで突き上げられているので、大いに体が満足する。
『好いておる!お慕い垂き(好きだ!愛してる)!鈴!』
『んはぁ!あぁっ!あっ!あっ!んはぁん!んんっ!』
ギリッと歯を食い縛り
『ん、あぁ!あ……………ッ…!あぁ!あっ!』
天井に顔を向け、舌を出し、ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流す。
『達す!達す!ぅ!ああああぁ!』
上体を逸らし、失神しそうな程のエクスタシーが体を駆け抜け、ビクビクと腰を痙攣させ、体は快感のあまりにゾクゾクし、ブッシューーーーーーーーーッ!と、何メートルとも潮を吹き出した。
『おぉ……………………ッ…ぐ、んぅ!』
子宮にグリッと突き付けた状態で唾液を垂れ流して腰を痙攣させて太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ陰茎から、飛び散る程の多量の精を放った。それは辺りに飛び散る程の多量だ。射精は力強く、雄々しく、精液はどこまでも濃密だった。きっとそれは子宮の奥まで到達したはずだ。あるいは更にその奥まで。それは実に非の打ち所のない射精だった。卵管を通り卵子を待つ。卵巣から排卵が起こる。精子と排卵をした卵子が、卵管膨大部で出会い、受精をする。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り、子宮内へ移動する。子宮に到達した受精卵は、子宮内膜に着床し、妊娠が成立する。
『あぁ……………ッ…あ……!!』
その際に、余分の脂肪の無い痩せて凹んだ腹部がボコッ!と膨れ上がり、子宮に熱湯が注がれたように熱くなる。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
すべてが終わったとき、次第に遠のいていく恍惚の中で女がブルッと、身震いをした。
『ぐ、あああぁ!!あぁ…………ッ…!』
薄暗い部屋の壁に、両腕を上げて小刀に突き刺されて飾られている鈴は、両脚を失っており、ガクガクと震えていた。
『鈴。それがしのみにてを愛せば、脚を失う事は無かった。貴様が逆らゑば、次は左腕を失う事になる!その単細胞にて存念直せ!貴様がひい番に慕うのは旦那のそれがしじゃ(俺だけを愛せば、脚を失う事は無かった。お前が逆らえば、次は左腕を失う事になる!その単細胞で考え直せ!お前が一番に愛するのは夫の俺だ)!命知らずの淫乱女が!』
ガッと首を締め付け、唾液を垂れ流し、前髪の影から覗くその目は、狂気に満ち溢れていた。
『あぁ………………………ッ…が…はぁ!』
少しでも息が出来るように口を開けて逆らう。
『鈴。拙者貴様を深くお慕い垂き。旦那がお慕い垂きなら、正室は尚更であろう(俺はお前を深く愛してる。夫が愛してるなら、妻は尚更だろう)』
口の中に舌を差し込み、絡ませる。
『は………………………ッ…あぁ!』
唾液を垂れ流し、じょろろろろろろろろと尿を漏らしてしまう。
『拭ゐ(い)てやらねば』
首を絞めていた手を下ろし、しゃがめば、裾を捲り、大割れ目の横にある左右のぷっくりとした部分を舐めたり吸ったりして愛撫しだし
『あぁっ!ん、んはぁ!』
やがて、小陰唇はビラビラの部分を舐める。
『ああぁ!許して仁導!願ひ許して!いま不倫せねば!仁導ばかりを、思ふ、から(お願い許して!もう不倫しないから!仁導だけを、愛す、から)』
ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流して言い放つ。通常時はビラビラが閉じているが、興奮するとビラビラが開く。
『それがしのみにてを、慕い申してくれるのでござろうか(俺だけを、愛してくれるのか)?』
立ち上がると裾を捲り、突き昇ってくる熱の魅力に抗えず、欲望を燃え上がらせどくどくと全身の血が滾り、太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ大きい陰茎を、膣にズブッ!と、ぶち込んだ。
『遅ゐ!』
『いぎっ!ん、あああああぁ!!』
腰が痙攣し、ブシュッ!と、愛液が溢れる。差し込まれてしまうと、過剰に反応してしまう。
『貴様を娶とはたからなにヶお月も経とはゐるんじゃ!それがしが在るに不義密通何やらしおって!不義密通相手を見つけ次第、ぶち×致し候(お前を娶ってたから何ヶ月も経っているんだ!俺が居るのに不倫なんかしやがって!不倫相手を見つけ次第、ぶち×してやらぁ)!』
バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!と、子宮を何度も何度も突き上げる。
『あぁっ!アッ!んぅ!!』
ギリッと歯を食い縛り、身体が反応しギッチギチに締め付ける。
いかでかせる(どうかしてる)。
かかる趣にも(こんな状況でも)。
をひとに、過敏に反応しぬ(夫に、過敏に反応しちゃう)。
心地良し(気持ち良い)!
『殺せ。いまうたてしよかかるよすぎ!いまうたてし!脚も無きにいかで外にいづべき!?いまうたてしぞ(殺してよ。もう嫌だよこんな生活!もう嫌!脚も無いのにどうやって外に出れば良いの!?もうやだよ)!仁導ぉ!」
ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流し、鈴は訴えた。
『何奴に指図しておるんじゃこの雌豚が!生かす生かさなゐはそれがしの自由じゃ!貴様が決める事にてはござらん!それがしがなんの為に脚を斬り落と致したと存じておるんじゃ!一所涯それがしの側に居しめる為じゃ!いずこばかりとても単細胞じゃ貴様は!潮吹ゐて(誰に指図してるんだこの雌豚が!生かす生かさないは俺の自由だ!お前が決める事では無い!俺がなんの為に脚を切り落としたと思っているんだ!一生涯俺の側に居させる為だ!どこまでも単細胞だ貴様は!潮吹いて)×ね!』
強制的に抱かれ
『あぁ!い、あああああああぁ!!』
一度からだにこびりついた快感はどこにも出ていかず、自分の意思に反して失神しそうな程のエクスタシーが体を駆け抜け、ブッシューーーーーーーーーッ!と、何メートルとも潮を吹き出した。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
すべてが終わったとき、次第に遠のいていく恍惚の中で女がブルッと身震いをし、停電したようにプッツリと、意識を失なってしまう。
『貴様が好いておる。鈴。お慕い垂き(お前が好きだ。鈴。愛してる)』
アゴを上げ、噛み付くようにキスをした。
「夜明け、正室は亡くなり申しておりき。それがしが刺してちょーだい飾とはおりき小武士の魂にて、心の臓に突き刺さっとったでござるんじゃ(朝起きたら、妻は亡くなっていた。俺が刺して飾っていた小刀が、心臓に突き刺さっていた)」
彼は、大きい手で目を覆い、一筋の涙を流す。
「拙者ただに、正室を慕い申しておりきのみにてじゃ。正室が居らば、なにも要らなゐ(俺はただ、妻を愛していただけだ。妻が居れば、なにも要らない)」
「仁導、あひは向きたらぬなり。色も向きたらず(仁導様は、結婚は向いてないんです。恋愛も向いてません)」
「黙れ。豚がそれがしのなにを知とは(豚が俺のなにを知って)」
軽く涙を拭い、似合わない笑みを浮かべる。すると、唯子はクスッと笑った。
「知らず。仁導のなにを知れると言ふや(知りません。仁導様のなにを知っていると言うんですか)?」
「知ったでござるような面をしおとは。癇に触る面じゃ。皮膚を斬り取とは其れなりに良き女の面とはいえ貼り付けておけ(知ったような顔をしおって。癇に触る顔だ。皮膚を切り取ってそれなりに良い女の顔でも貼り付けておけ)」
「この顔は生まれ付きなり(です)」
「くっふっふっふっふっふっ!雌豚が。口答ゑ(え)しおって」
「仁導様は生涯孤独がつきづきし(似合います)」
「くっはっはっはっはっはっ!」
上体を起こすと、ガッとアゴを掴みニヤッとした。
「豚の飼育の刻限じゃ(時間だ)」
「相変はらず、をんなの扱ひ悪しかし?仁導(相変わらず、女性の扱いが下手ですね?仁導様)」
最後に彼女は、クスッと、笑うのであった。
布団の上に座る自分は、裾を捲っていた。そう言われたブロンドの短い髪の、一度見たら頭にずっと残る蠱惑的な美貌の女は、後ろ手にされて華奢なくびれた両手首から肘の関節まで赤い縄で拘束されており、亀頭を口で咥えた際、唾液を垂れ流す。
「………………………………………」
目を、覚ました。黒髪で、高身長のイケメンの風貌の主である男、鬼賀乃仁導は囲炉裏で寝ていたようで、パチパチと焚かれた火が燃え盛る。筋肉で引き締まった51とは思えない程の肉体美を晒しており、彼は、俯いた。腹部には包帯が巻かれており、額の汗を拭う。
鈴…。
「仁導(様)」
「?」
顔を向けると、新島唯子が入って来たのだ。妊婦のように腹の突き出た元服を迎えた15歳の乙女であり、黒髪を一つで結んで、鮮やかな緑色の着物が良く似合うが、際立ったところのない平凡な顔立ちをしている。
「傷口やいかがなる(はどうですか)?」
それは数日前の事。提灯を手にして村をパトロールしていた時の事。タッタッタッタッタッタッタッタッタッ!と、走って来る脚音が。
『?』
顔を向けた際、村人の男に腹部を刀で突き刺されたのだ。
『ぐ、うぅ!!』
バランスを崩したものの、持っていた提灯を投げ付けた際、ぱっくりと割れ
『ぐああああああああぁ!』
衣に引火したのだ。懐から銃を手に3発発砲し、ドサッと倒れ、そのまま焼かれる。
『ぐ、あぁ…』
刀を抜いて地面に投げ付けた。
無力な人間が。
それがし(俺)になにが出来る?
ドンドンドンドンドンドンドンドン!夜更けに戸をノックされ
『!!!!!!!!!!?』
囲炉裏で寝ていた彼女はガバッと上体を起こして立ち上がり、囲炉裏から降りて草履を履き、ガラッと開けた。
『えい(はい)』
『手当てしろ雌豚!』
銃口を額に突き付け、血を吐き出す。
『あら…』
するとバランスを崩し、ドサッと倒れた際に自分も巻き添えを喰らってしまう。
『!!!!!!!!!!?』
目を見張り、瞳を揺らす唯子は、言葉を失ってしまう。
「雌豚も、たまには役に立つんじゃな。ま、このくらゐは役に立たけらば、生を得た意味が無い(たまには役に立つんだな。まあ、このくらいは役に立たければ、生を得た意味がない)」
ニヤッとして言い、彼は立ち上がった。
「ぐ、うぅ!」
腹部を手で押さえ付け、壁に寄り掛かり座る。
「な押しそ。傷口全く塞がりし訳ならねば(無理しないで下さい。傷口が完全に塞がった訳ではありませんので)」
「貴様が鈴なら抱ゐておりきが、脂肪塗れの女を抱ゐても益体も無い(お前が鈴なら抱いていたが、脂肪塗れの女を抱いてもつまらん)」
ゴロンと仰向けになり、目を瞑った。
「明日出てゆく。貴様の面は見飽きた(明日出て行く。お前の顔は見飽きた)」
その時、彼女の顔付きが、変わった。
「其方(あなた)のここは」
「?」
「その鈴て言ふ子を、泣かせ来けりや(その鈴て言う子を、泣かせて来たんですか)?」
裾に手を差し込み、大きい陰茎を手に握り締めた。
「!!!!!!!!!?」
目を開け、上体を軽く起こした。
「女を泣かしめる為にあるでござるごときものでござる。なれど貴様がごとき豚に使う物にてはござらぬ。処女には物珍しきであろう(泣かせる為にあるようなものだ。だがお前のような豚に使う物ではない。処女には物珍しいだろう)?」
「鈴て子は恋しき女の子なりや(タイプの女の子ですか)?」
「其れを聞ゐていかにいたす(それを聞いてどうする)?」
「鈴て子に恋しき人が居ばいかがすや(好きな人が居たらどうするんですか)?」
「奪ったんじゃ拙者(俺は)」
「奪はまほしき際好きなりきと言ふ、事なりや(奪いたい程好きだったと言う、事ですか)?」
「好きにてはござらぬ(好きではない)」
「されど奪ひしぞかし(でも奪ったんですよね)?」
両手で彼の割とほっそりとした両手首を掴み、床に押し付ける。
「しつこゐ(い)!」
「その子は仁導を思ひておられず。それを分かるらむ?口先ばかりなりや(その子は仁導様を愛しておられない。それを分かっているんでしょう?口先だけですか)?」
「それがしがお慕い垂きなら!鈴も愛すべきでござったんじゃ(俺が愛してるなら!鈴も愛すべきだったんだ)!」
すると彼女は、クスッと笑った。
「我こそかしこけれかし(私の方が上手ですね)?」
「云わしめる(言わせる)な豚が」
包帯に染まる、血。大きい声を出したので傷口が開いたのであろう。
「かは、あの女にぶっ込むものでござる(これは、あの女にぶっ込むものだ)」
『あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あああぁ!あぁ!あぁん!んあぁ!あぁ!あぁん!あっ!』
ブロンドの短い髪の、一度見たら頭にずっと残る蠱惑的な美貌の主、鈴は、美しく、生命感に溢れ、清潔で、セクシーな裸体になっており、両膝に腕を通して抱き支えて立つ、筋肉で引き締まった51とは思えない程の肉体美を晒しており、大きい陰茎を差し込んで子宮を何度も突き上げる。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
額から一筋の汗を流し、女を「所有」し、彼女は腰になかなかお目にかかれない綺麗な形のほっそりとした脚を回して抱き締め、彼は何度も子宮を突き上げていた。
『んっ!んぅ!ん、あぁ!んはぁ!』
腰がビクビクと痙攣して軽く達し、愛液がパタパタと糸を引く。
『く、ふぅ!あぁっ!ん、あぁ!』
唾液を垂れ流し、ギッチギチに咥え込んで締め付け離さない。
『ゔ、あぁ!はあぁ!鈴!』
唾液を垂れ流し、出した時に鈴の腰も引いており、バコッ!と突き上げられれば必然的に彼女の腰も前に出、勢いが増し、突き昇ってくる熱の魅力に抗えず、欲望を燃え上がらせどくどくと全身の血が滾り、太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ陰茎から、我慢汁が溢れる。
『あん!あう!う、あぁ!あっ!あん!あぁっ!ア………………ッ…!』
元々が、誰もが満足の行く大きさであり、それが興奮して勃起する事によって更に人間離れした大きさになる。それで突き上げられているので、大いに体が満足する。
『好いておる!お慕い垂き(好きだ!愛してる)!鈴!』
『んはぁ!あぁっ!あっ!あっ!んはぁん!んんっ!』
ギリッと歯を食い縛り
『ん、あぁ!あ……………ッ…!あぁ!あっ!』
天井に顔を向け、舌を出し、ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流す。
『達す!達す!ぅ!ああああぁ!』
上体を逸らし、失神しそうな程のエクスタシーが体を駆け抜け、ビクビクと腰を痙攣させ、体は快感のあまりにゾクゾクし、ブッシューーーーーーーーーッ!と、何メートルとも潮を吹き出した。
『おぉ……………………ッ…ぐ、んぅ!』
子宮にグリッと突き付けた状態で唾液を垂れ流して腰を痙攣させて太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ陰茎から、飛び散る程の多量の精を放った。それは辺りに飛び散る程の多量だ。射精は力強く、雄々しく、精液はどこまでも濃密だった。きっとそれは子宮の奥まで到達したはずだ。あるいは更にその奥まで。それは実に非の打ち所のない射精だった。卵管を通り卵子を待つ。卵巣から排卵が起こる。精子と排卵をした卵子が、卵管膨大部で出会い、受精をする。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り、子宮内へ移動する。子宮に到達した受精卵は、子宮内膜に着床し、妊娠が成立する。
『あぁ……………ッ…あ……!!』
その際に、余分の脂肪の無い痩せて凹んだ腹部がボコッ!と膨れ上がり、子宮に熱湯が注がれたように熱くなる。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
すべてが終わったとき、次第に遠のいていく恍惚の中で女がブルッと、身震いをした。
『ぐ、あああぁ!!あぁ…………ッ…!』
薄暗い部屋の壁に、両腕を上げて小刀に突き刺されて飾られている鈴は、両脚を失っており、ガクガクと震えていた。
『鈴。それがしのみにてを愛せば、脚を失う事は無かった。貴様が逆らゑば、次は左腕を失う事になる!その単細胞にて存念直せ!貴様がひい番に慕うのは旦那のそれがしじゃ(俺だけを愛せば、脚を失う事は無かった。お前が逆らえば、次は左腕を失う事になる!その単細胞で考え直せ!お前が一番に愛するのは夫の俺だ)!命知らずの淫乱女が!』
ガッと首を締め付け、唾液を垂れ流し、前髪の影から覗くその目は、狂気に満ち溢れていた。
『あぁ………………………ッ…が…はぁ!』
少しでも息が出来るように口を開けて逆らう。
『鈴。拙者貴様を深くお慕い垂き。旦那がお慕い垂きなら、正室は尚更であろう(俺はお前を深く愛してる。夫が愛してるなら、妻は尚更だろう)』
口の中に舌を差し込み、絡ませる。
『は………………………ッ…あぁ!』
唾液を垂れ流し、じょろろろろろろろろと尿を漏らしてしまう。
『拭ゐ(い)てやらねば』
首を絞めていた手を下ろし、しゃがめば、裾を捲り、大割れ目の横にある左右のぷっくりとした部分を舐めたり吸ったりして愛撫しだし
『あぁっ!ん、んはぁ!』
やがて、小陰唇はビラビラの部分を舐める。
『ああぁ!許して仁導!願ひ許して!いま不倫せねば!仁導ばかりを、思ふ、から(お願い許して!もう不倫しないから!仁導だけを、愛す、から)』
ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流して言い放つ。通常時はビラビラが閉じているが、興奮するとビラビラが開く。
『それがしのみにてを、慕い申してくれるのでござろうか(俺だけを、愛してくれるのか)?』
立ち上がると裾を捲り、突き昇ってくる熱の魅力に抗えず、欲望を燃え上がらせどくどくと全身の血が滾り、太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打つ大きい陰茎を、膣にズブッ!と、ぶち込んだ。
『遅ゐ!』
『いぎっ!ん、あああああぁ!!』
腰が痙攣し、ブシュッ!と、愛液が溢れる。差し込まれてしまうと、過剰に反応してしまう。
『貴様を娶とはたからなにヶお月も経とはゐるんじゃ!それがしが在るに不義密通何やらしおって!不義密通相手を見つけ次第、ぶち×致し候(お前を娶ってたから何ヶ月も経っているんだ!俺が居るのに不倫なんかしやがって!不倫相手を見つけ次第、ぶち×してやらぁ)!』
バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!バコッ!と、子宮を何度も何度も突き上げる。
『あぁっ!アッ!んぅ!!』
ギリッと歯を食い縛り、身体が反応しギッチギチに締め付ける。
いかでかせる(どうかしてる)。
かかる趣にも(こんな状況でも)。
をひとに、過敏に反応しぬ(夫に、過敏に反応しちゃう)。
心地良し(気持ち良い)!
『殺せ。いまうたてしよかかるよすぎ!いまうたてし!脚も無きにいかで外にいづべき!?いまうたてしぞ(殺してよ。もう嫌だよこんな生活!もう嫌!脚も無いのにどうやって外に出れば良いの!?もうやだよ)!仁導ぉ!」
ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流し、鈴は訴えた。
『何奴に指図しておるんじゃこの雌豚が!生かす生かさなゐはそれがしの自由じゃ!貴様が決める事にてはござらん!それがしがなんの為に脚を斬り落と致したと存じておるんじゃ!一所涯それがしの側に居しめる為じゃ!いずこばかりとても単細胞じゃ貴様は!潮吹ゐて(誰に指図してるんだこの雌豚が!生かす生かさないは俺の自由だ!お前が決める事では無い!俺がなんの為に脚を切り落としたと思っているんだ!一生涯俺の側に居させる為だ!どこまでも単細胞だ貴様は!潮吹いて)×ね!』
強制的に抱かれ
『あぁ!い、あああああああぁ!!』
一度からだにこびりついた快感はどこにも出ていかず、自分の意思に反して失神しそうな程のエクスタシーが体を駆け抜け、ブッシューーーーーーーーーッ!と、何メートルとも潮を吹き出した。
『はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ』
すべてが終わったとき、次第に遠のいていく恍惚の中で女がブルッと身震いをし、停電したようにプッツリと、意識を失なってしまう。
『貴様が好いておる。鈴。お慕い垂き(お前が好きだ。鈴。愛してる)』
アゴを上げ、噛み付くようにキスをした。
「夜明け、正室は亡くなり申しておりき。それがしが刺してちょーだい飾とはおりき小武士の魂にて、心の臓に突き刺さっとったでござるんじゃ(朝起きたら、妻は亡くなっていた。俺が刺して飾っていた小刀が、心臓に突き刺さっていた)」
彼は、大きい手で目を覆い、一筋の涙を流す。
「拙者ただに、正室を慕い申しておりきのみにてじゃ。正室が居らば、なにも要らなゐ(俺はただ、妻を愛していただけだ。妻が居れば、なにも要らない)」
「仁導、あひは向きたらぬなり。色も向きたらず(仁導様は、結婚は向いてないんです。恋愛も向いてません)」
「黙れ。豚がそれがしのなにを知とは(豚が俺のなにを知って)」
軽く涙を拭い、似合わない笑みを浮かべる。すると、唯子はクスッと笑った。
「知らず。仁導のなにを知れると言ふや(知りません。仁導様のなにを知っていると言うんですか)?」
「知ったでござるような面をしおとは。癇に触る面じゃ。皮膚を斬り取とは其れなりに良き女の面とはいえ貼り付けておけ(知ったような顔をしおって。癇に触る顔だ。皮膚を切り取ってそれなりに良い女の顔でも貼り付けておけ)」
「この顔は生まれ付きなり(です)」
「くっふっふっふっふっふっ!雌豚が。口答ゑ(え)しおって」
「仁導様は生涯孤独がつきづきし(似合います)」
「くっはっはっはっはっはっ!」
上体を起こすと、ガッとアゴを掴みニヤッとした。
「豚の飼育の刻限じゃ(時間だ)」
「相変はらず、をんなの扱ひ悪しかし?仁導(相変わらず、女性の扱いが下手ですね?仁導様)」
最後に彼女は、クスッと、笑うのであった。
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飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
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私にはできない。
私は。
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