江戸の『鬼』

小豆あずきーコマメアズキー

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過去を生きた男たち

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『が………………………ッ…あぁ…!』

白目を剥いて唾液を垂れ流し、過呼吸を起こして倒れるのは、5歳の白鳥ナガレだ。

『ナガレ食ふ。生くる料には食ふべき。ナガレ食ひたまへ。食ひて生くる(食べるの。生きる為には食べるしか無いの。ナガレ食べなさい。食べて生きるの)。ナガレ』

口元に血をべったりと付けて微笑み掛ける母親は、肉を引き千切って食べる。

『あ…………………………ッ…ガ……ッ!』

『ナガレ食ふ。食はずとめざましきおとなしくなれずよ?すは食ひて。食ふ(食べるの。食べないと立派な大人になれないわよ?ほら食べて。食べるの)。ナガレ』

『はっはっはっはっはっはっ』

ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流し、痙攣を引き起こす。

父上(父さん)!

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

布団の上で美しく、生命感に溢れ、清潔で、セクシーな裸体姿になって仰向けになる、ブロンドの短い髪の、一度見たら頭に残る蠱惑的な美貌の13歳の少女。鈴の上に覆い被さるのは、緑色が掛かった黒髪の、性的魅力に溢れた43歳の男、白鳥ナガレは筋肉で引き締まった裸体になって、人並み外れて大きな陰茎を差し込んだ状態で出し入れさせていた。

「あぁっ!ん、はぁ!」

唾液を垂れ流し、なかなかお目にかかれない綺麗な形のほっそりとした美脚を両肩に掛け、両方の手でカップル繋ぎし、快楽の海に溺れて這い上がる事が出来ず、体がバラバラになるほど愛され、一度からだにこびりついた快感はどこにも出ていかない。元々が、誰もが満足の行く大きさであり、それが興奮して勃起する事によって更に人間離れした大きさになる。それで突き上げられているので、大いに体が満足する。

「ゔ、おぉ!く………………ッ…!」

彼は、額から一筋の汗を流し、締め付けられたその快感にブルッと身震いをする。

「お慕い垂(愛してる)」

「我も!思へ、り(私も!愛して、る!ぅ)!ああああぁ!!」

失神しそうな程のエクスタシーが体を駆け抜け、ビクビクと腰を痙攣させてブシュッ!と、潮を吹き出し

「おぉっ!ぐ…………………ッ…おぉ!」

夫も腰を痙攣させ、年甲斐も無く多量の精を放つ。飛び散る程の多量の精だ。射精は力強く、雄々しく、精液はどこまでも濃密だった。きっとそれは子宮の奥まで到達したはずだ。あるいは更にその奥まで。それは実に非の打ち所のない射精。膣に射精された精子が駆け抜け、子宮へと到達する。そして、卵管を通り卵子を待つ。卵巣から排卵が起こる。精子と排卵をした卵子が、卵管膨大部で出会い、受精をする。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り、子宮内へ移動する。子宮に到達した受精卵は、子宮内膜に着床し、妊娠が成立する。

「ーーーーーーーーーーーッ!」

その際に、余分の脂肪の無い痩せて凹んだ腹部がボコッ!と膨れ上がり、子宮に熱湯が注がれたように熱くなり

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

すべてが終わったとき、次第に遠のいていく恍惚の中で女がブルッと、身震いをする。

「ナガレ」

「鈴」

彼女はゆるんで少し開いた唇と、エロチックな視線とが射るように圧迫させ、唇に唇を押し当て、愛し合う。

ススキが、風に乗せられて靡く。

「………………………………………」

縁側に座る鬼賀乃綝導は、紅葉を手にして眺めていた。双子の弟、仁導とは違って性格がとても良くて優しく、それが顔に滲み出ていて笑顔がとても似合う人だ。

「………………………………………」

「綝導殿。仁導様は、古からさふ申した性格でござったか(綝導様。仁導様は、昔からそう言った性格だったんですか)?」

それを聞いたのは伊村尊だ。黒髪で、25歳には見えない程童顔であり、村の女性たちからは彼が子供っぽく、顔も可愛い印象であり、しかも身長が153センチ程しかない事から『可愛い』と、男性にとって屈辱的な言葉を浴びる事があり、いつも泣かされてる。

「舎弟は、さふ申す性格になり申してしもうたんじゃ。さふ申す性格にしめらるてしもうたんじゃ(弟は、そう言う性格になってしまったんだ。そう言う性格にさせられてしまったんだ)」

彼は、遠い目をし、あの時の記憶が鮮明に目に映る。

『がきの飯代ばっか掛かとはにはぬか(ガキの飯代ばっか掛かってんじゃねえか)!』

『作らせしは(作らせたのは)誰よ!?』

『なんじゃ貴様!?それがしに刃向かうとか(なんだお前!?俺に刃向かうのか)!?』

囲炉裏でケンカをする夫婦。畳の部屋の押し入れの中で、13歳の鬼賀乃仁導を抱き締めて眠る双子の兄、綝導。

『仁導心配御無用じゃ。兄上が付ゐてる。あなおそろし事はござらん(大丈夫だ。兄ちゃんが付いてる。怖い事は無い)』

『………………………………………』

あなおそろし(怖い)?

何奴が(誰が)?

この男が、なにを申してゐるとか分からなゐ(言っているのか分からない)。

ただに(ただ)、男と女の声が。

耳障りなのみにてじゃ(だけだ)。

『仁導』

仁導は顔を向けると、彼はニィッと、笑ったのだ。不安だらけで、いつ捨てられるか分からない。いつ殺されてもおかしくはないのに、綝導はいつも笑っていた。そんな余裕、どこにも無いのに。

『………………………………………』

なにを笑とはゐる(笑っている)?

何ゆえに笑とはゐる(何故笑っている)?

まあ確かに滑稽でござる(だよ)な?

この状況も。

中々楽しめる。

その時、襖が引かれ、父親は包丁を手にして近付いて来たのだ。

『!!!!!!!!!!?』

綝導は上体を起こすと弟を抱き上げて守る。

『貴様死ねで候!何故でござる生まれて参った!?なんの為に生きてるんじゃ!?生きてる意味の無き無能な生き物が!貴様は人間とはいえ生き物とはいえござらん!ただにのごみじゃ!ごみ同然じゃ(お前ら死ねよ!なんで生まれて来た!?なんの為に生きてるんだ!?生きてる意味が無い無能な生き物が!お前らは人間でも生き物でも無い!ただのゴミだ!ゴミ同然だ)!』

仁導は顔を向けた。もう嫌気が差していた。

『ふふ。ふふふふふふふふ』

すると、仁導は、笑ったのだ。

『おゐ仁導!なにが片腹痛い(おい仁導!なにがおかしい)?』

『くふふふふふ。ごみ同然て、何ゆえに自虐するでござる?其れはそれがしどもに申す事であろう?己にて己に申すなど(ゴミ同然て、何故自虐する?それは俺たちに言う事だろう?己で己に言うなど)、滑稽過ぎる。くっふっふっふっふっふっ!』

『!』

仁導!?

『あぁ?貴様に申したんじゃ!貴様、守らるてるくせにちょこざいな。来られよで候。殺致し候(お前らに言ったんだ!お前、守られてるくせに生意気だな?来いよ。殺してやる)』

『守らるてる?それがしが?其れは口先のみにてか?やとはみろ。貴様の根性を見せろ(守られてる?俺が?それは口先だけか?やってみろ。お前の根性を見せろ)』

兄から離れた際、彼は唾液を垂れ流し、前髪から覗くその目は、狂気に満ちていた。

『仁導!止めろ!仁導!』

『がきが舐めおって(ガキが舐めやがって)!』

『つゐにこの時が参った!それがしが貴様を食う時が参った!常に拙者、貴様を食う為に腹を天空かせておる!拙者人間にてはござらぬ!貴様たちが勝手に作り出したでござる「生き物」じゃ!拙者とこしえに存続するでござる!命が尽きる事はござらん(ついにこの時が来た!俺がお前を食う時が来た!常に俺は、お前を食う為に腹を空かせている!俺は人間ではない!お前たちが勝手に作り出した「生き物」だ!俺は永遠に存続する!命が尽きる事は無い)!』

走り出すと、父親は息子の肩に突き刺した。

「仁導がしたでござる事に、ただに拙者、拝見してる事しか出来のうこざった。止める事が出来のうこざった。兄上としてちょーだい、舎弟を守る事が出来のうこざった(仁導がした事に、ただ俺は、見てる事しか出来なかった。止める事が出来なかった。兄として、弟を守る事が出来なかった)」
肩から滴り落ちる、血。

『仁導ぉ!』

『何ゆえに肩なんじゃ?何ゆえに心の臓を狙わぬ(何故肩なんだ?何故心臓を狙わない)!?』

その包丁を奪い取り、喉に突き刺した。

『!!!!!!!!!!?』

『甘いでござ候!口先だけならば生き残る事は先ずは出来なゐ!益体も無い(甘い!口先だけでは生き残る事は先ずは出来ない!つまらん)』

包丁を抜けば血飛沫が飛び、ドサッと押し倒して刺し続ける。

『人間に拙者殺せなゐ!甘さを捨てねばそれがしを殺す事は出来なゐ!憎ゐ相手を殺すにはひい度にて仕留めるべきじゃ!何ゆえに貴様はそれがしを最後まにて甘やかす?口先のみにて生きやうと致すからそれがしに食わらるるんじゃ!己が蒔おりき種を!己はしかと刈り取ったんじゃ(人間に俺は殺せない!甘さを捨てなければ俺を殺す事は出来ない!憎い相手を殺すには一回で仕留めるべきだ!何故お前は俺を最後まで甘やかす?口先だけで生きようとするから俺に食われるんだ!自分が蒔いた種を!己はしっかりと刈り取ったんだ)!』

飛び散る臓器。喉を貫通する包丁。腹部を、爪で抉って抉って、抉り続ける。彼は、開いた口が閉じない。

仁導…。

『この時を長らく待たれよおりき!あと数秒にてせがれに食わらるる。貴様の人生に、よくぞお似合ゐじゃ(ずっと待っていた!あと数秒で息子に食われる。お前の人生に、よくお似合いだ)』

穴が空いた腹部に顔を突っ込み食べる。綝導は、腰を抜かしてしまう。

仁、導…。

目の前にいる弟がまるで、人間には、見えなかった。すると仁導は顔を上げると、怯えて見ている母親と目が、合った。

『来られよ(来い)』

彼は、似合わない笑みを浮かべて手招きする。

『食とはやるから来られよ(食ってやるから来い)』

すると母は、一筋の涙を流して歩いてきた。

『仁導…』

『母上来てはいけないであろう!母上のみにてとはいえ逃げてくれ!母上はそれがしたちを産みてくれたでござる掛け替ゑの無い宝じゃ(母さん来てはいけない!母さんだけでも逃げてくれ!母さんは俺たちを産んでくれた掛け替えのない宝だ)!』

すると仁導は、綝導の肩に包丁を突き刺した。

『!!!!!!!!!!?』

『黙れ』

その時、母はギュッと抱き締める同時に、腹部を小刀で突き刺した。

『×ね。物の怪(化け物)』

『…………………………女』

顔を向けた際、仁導は後頭部に腕を回すと、抱くようにして喉に噛み付き、皮膚を食い千切った。

「………………………………………」

尊はずっと、黙って聞いていた。いや、言葉が出なかった。失っていた。この双子に起きた過去は、あまりにも残酷で、人間が直ぐに理解出来るような話しではない。

「両親が良けらば、仁導は斯様な性格にはならのうこざった手筈じゃ。いずこにとはいえ在る村人としてちょーだい、生きれたでござる手筈なんじゃ。平凡な人生を歩み、何奴かに懸想をしてちょーだい、輿入れをしてちょーだい、子を儲けて、恭悦至極に暮らす。それがしも舎弟も、その恭悦至極を是非に及ばずにて生きてきた。なれど、左様な仁導に朋輩が出参った(両親が良ければ、仁導はあんな性格にはならなかったはずだ。どこにでも居る村人として、生きれたはずなんだ。平凡な人生を歩み、誰かに恋をして、結婚をして、子を儲けて、幸せに暮らす。俺も弟も、その幸せを知らないで生きてきた。だが、そんな仁導に友達が出来た)」

それは、思い掛けない所で、見付けた。

『はぁはぁはぁはぁはぁはぁ』

『………………………………………』

いつにも比べて闇の密度が濃い夜。ぼろぼろの民家の近くで、犬を食べる少年は、ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流しており、14歳の仁導の脚にしがみついて無邪気な笑みを浮かべる。

『一族…。一族でござったかで候(家族…。家族だったんだよ)おぉ!』

すると仁導は膝を立てて座り、6歳の彼のアゴを掴んで顔を向けさせる。

『一族が欲しけらば、それがしの所に来られよ。歓迎するでござる(家族が欲しければ、俺の所に来い。歓迎する)』

『はぁはぁはぁはぁはぁはぁ』

少年は、血が付いた口元を緩ませ、無邪気な笑みを浮かべる。

「同じ匂ゐがしたでござるであると思うておる(匂いがしたんだと思う)。その子と…」

瞳を揺らし、彼は前を向いた。

白鳥ながれ殿(ナガレくん)と。

布団の上で、裸のまま向き合って妻と横たわるナガレは、瞳を揺らしていた。

『食ふ物が無くなりければせむかたなからむ?ナガレは母を食ひて生くる。分かれり(食べる物が無くなったんだからしょうがないでしょう?ナガレはママを食べて生きるの。分かった)?』

『やーだーだー!やーだーだー!やーだーだー!父上を食べしめられたでござるに!母上まにて食べなければゐけなゐの!?左様なのやーだーだー(やだ!やだ!やだぁ!パパを食べさせられたのに!ママまで食べなきゃいけないの!?そんなのやだ)!』

泣きじゃくる自分の腕を掴んで刀を持つ母親は、にこやかな笑みを浮かべていた。

『なればコロを食はむ?犬の肉は柔らかく旨きぞ?母好物なる(じゃあコロを食べましょう?犬の肉は柔らかくて美味しいのよ?ママ好物なの)』

『やーだーだー(いやだああぁ)!』

バッとその手を振り払い、ナガレは走って家から出た。

『あああああぁ!』

ぼろぼろと大きい雨粒のような涙を流して声に出して泣く彼の元に、痩せ細って、骨が見えている老犬が歩いて来た。

『ころ!ころぉ』

ギュッと抱き締め、声を振るわせて泣き続ける。

『面目次第もござらん!それがしの屋敷貧乏だに、貴様を連れて来て面目次第もござらん!もっと良き暮らしが出来ておったら、かのような、痩せ細らのうこざったに!面目次第もござらん!面目次第もござらん!かたじけない(ごめん!俺の家貧乏なのに、お前を連れて来てごめん!もっと良い暮らしが出来てたら、こんな、痩せ細らなかったのに!ごめん!ごめん!ごめん)!』

すると、コロはドサッと、倒れた。途絶えてしまった。

『あぁ!うあああああぁ!』

しゃがみ込み、コロを抱き締めた。

『コロ死にし?なれば、食はむ(コロ死んだの?じゃあ、食べましょう)?』

手を伸ばした母親に

『止めろおおぉーーーーーー!』

近くに転がっていた大きめの石を手に、頭に…。心残りなのは、衰弱し、餓死をさせてしまったコロの事だ。今でもひどく後悔している。

「………………………………………」

ドックン。ドックン。ドックン。ドックン。ドックン。ひどく、ゆっくりと抉るように鼓動する心臓。

やべぇ。

何故でござる、今になり申して(なんで、今になって)記憶が?

すると、鈴はその頬に触れ、唇に唇を、押し当てた。

「………………………………………」

「恋し。いと恋し(好き。大好き)。ナガレ」

お腹が空いて犬を食べる事しか出来ず、父親を食べさせられた過去を知っていても、妻は受け入れてくれた。反対した両親を押し除けてまでも、愛してくれた。

「それがしも好いておる。お慕い垂き(俺も好きだ。愛してる)」

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッ。

「てぇーいどぅー ばけさずぃ やちぬらー 船けにぐぁー」

黒髪で、高身長のイケメンの風貌の主である男、鬼賀乃仁導は、村人の男と女の首を手にしてお手玉にして遊びながら歩いていた。

「こごえてにだ 鴎まもり 泣けどぅーでぃーぐぁ あぁ とがらけいずぁー じーむぐぁー ぃ ずぃらぁー」

子供の頃、好きだった歌だ。歌詞は忘れていない。こう寒くなると、この歌を口遊んでしまう。

「さーでぃぐぁーらぁ らどぅぐぁずぁー てぇいどぅー 帰りらしゃあー」

「?」

立ち止まると、目の前から歩いて来る同じ言葉で歌う男の姿が。

「すがざのどば 胸ばらどぅあ しかめばかりぐぁー あぁ とがらけいずぁー じーむぐぁー ぃ ずぃらぁー」

提灯も手にしてなく、月明かりを頼りにその歌声に惹かれて来たのであろう。

「仁導」

「………………………………………」

彼の目に映るのは、両親を食べた後の記憶。

『貴様のみにては生かす。好きな所にて暮らせ(お前だけは生かす。好きな所で暮らせ)』

あの時。彼は自分を生かしてくれた。

『なれど會った時、貴様の命を食う(だが会った時、お前の命を食う)』

そして仁導は、刀を握って家から出て行った。

『仁導おおおおぉーーーーー!』

綝導は歩き出せば、両手に持っている生首を目にギョッとした。

「おゐ(い)仁導」

「この人間は、それがしの命を狙った命知らずな人間共じゃ(俺の命を狙った命知らずな人間共だ)」

持っていた首を、流れる川にぶん投げた。

「其れにて、拙者申した手筈じゃ。『會った時、貴様の命を食う』と。約束は約束じゃ(それより、俺は言ったはずだ。『会った時、お前の命を食う』と。約束は約束だ)」

刀を手に、仁導はニヤッとした。

「来られよ。食とはやる(来い。食ってやる)」

「………………………………………」

彼も刀を手に、構える。兄から走り出せば、キン!と、刀と刀が擦れ合う。月夜の下で、当時生きた双子は戦う。全力で!

「仁導おおおおおおおおぉ!!!」
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