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【リーンハルト:11歳】
第477話 レクリエーション(2)
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2時間後、またここに集まり、今後のカードゲームは7並べだ。
ただアトレたちはすることがないから、すごろくでもと話すとブーイングだ。
午前中にしたカードゲームをするが、さすがに飽きてきているようだ。
そこへ3、4、5歳児の子供たち4人と10歳前後の女の子の1人が、こちらにやってくる。
話を聞くと大人たちや子供もトランプに熱中しているが、7並べは3~5歳児の子供たちは見ているだけなので、つまらなかったらしい。
だからアトレたちが何をしているか気になって見たいと小さい子たちにせがまれ来たと、10歳の女の子が申し訳なさそうに言う。
子供たちは全員、孤児院の子供たちだった。
うーん、みんなができる遊びねぇー。そこへリアもやってきた。
「リア、あっち向いてホイしよう」
「えっ?」
リアは急に私から言われて戸惑っていたようだが、状況を説明して納得したようだ。
「私が指図するほうでいいのならね。それとアトレやカムイたちは、できないのではないの?」
「大丈夫、顔対顔ですればいい」
早速、私はみんなに説明を始める。
2人一組でする遊びで、「あっち向いてホイ」の掛け声で、1人は上下左右いずれか一方を指差す。
もう一人は上下左右いずれか一方に顔を向ける。
指差した方向と顔を向けた方向が一致したら、指差しした人が勝ち。
5回連続一致しなければ、顔を向けていた人の勝ち。
私とリアであっち向いてホイを始める。リアが指差しをする人で、私が顔を上下左右に動かす。
「あっち向いてホイ、あっち向いてホイ・・・・」
4回目で私は同じ方向を向いてしまった、不覚だ・・・・。
子供たちは笑ってくれているのでよしとする。
『ハルト、ボクたちは顔で指示するのはわかったけれど、掛け声はどうするの?』
従魔たち同士の対戦よりも、子供たちとの対戦が新鮮でいいかもしれない。
「わかった、私が声掛けするから、それに合わせてしよう」
まずは子供たちから2人、アトレたちはレビンとルチアが出てきた。
ちびっ子対決か?
子供たちがレビンとルチアが小さいので座ってくれるけれど、それでもレビンとルチアと目線が合わない。
何か台がないかと周囲を見合わせたら、椅子があったので持ってきて、椅子の上にレビンとルチアを乗せた。
目線がさっきよりは近くなったからいいだろう、では始めようか。
「あっち向いてホイ、あっち向いてホイ」
ルチアは1回目で、レビンは2回目で同じ方向を見てしまった。
子供たちは手を叩いて喜んでいる。
今度は逆にレビンとルチアが指示役だ。
レビンは顔で指示になるが、ルチアは羽?顔?どっちですると聞いたら、顔を上下左右に動かした。
わかったよ、顔で指示するのね。
「じゃぁ、いくよ。あっち向いてホイ」
子供たちは1回目でレビン、ルチアと同じ方向を向いた。
子供たちは「「あぁー」」といいながら頬を両手で挟む子と、もう一人はうつむいてしまった。
慣れないとつられちゃうんだよな。
選手交代というと、子供たちは素直に交代する、こちらはルーカスとミニョンがでてきた。
私はルーカスとミニョンを椅子に乗せる。
結果ルーカスは3回目、ミニョンは4回目で同じ方向を向いた。
ルーカス、ミニョンも指示役になった時、顔を上下左右に動かした。
子供の1人は1回目、年長の女の子は4回目で同じ方向を向いた。
子供たちが2回目からは自分たちも指示役の時、指差しではなく顔を上下左右に動かしてやりたいと言い出した。
同じくらいの年齢の子供たちが、ここへ集まって来て、キラキラした目で自分たちもやりたいと言ってきた。
一回で対戦できる組を2組から4組に増やし、初めてする子たちに説明をして、子供たち対従魔組で引き続きする。
対戦していない子供たちが、私の掛け声に合わせて「あっち向いてホイ」と言い始めたため、途中から子供たちだけの掛け声になった。
7並べも終わったところが出始めてきたので、こちらも終了する。
「「「えっー」」」
子供たちからもっとしたいと抗議されたが、次のゲームを始めるからと言うと、素直に元の場所に戻っていく。
楽しんでくれたようでよかったよ。
次は全員参加の借り物競争だ。
1組10名で床に落ちているカードを拾い、カードに書かれている物を今保有している人と、一緒に走ってゴールする。
一度取ったカードは変更不可で、1位がゴールしたら終了だ。
最初はアトレたち従魔組がする。
アトレたちは借り物競争は変則で、大判焼き食い競走みたいにカードをぶら下げている。
カードを読んでから口に咥えるか、手で持つかして、該当者を探し、該当者にカードを見せて一緒に走ってもらうことにした。
一斉にぶら下がっているカードめがけて走る、、一部は飛んでいるが・・・・。
アトレはカードを取ると、ターゲットがいると思われるところへ一目散に走り、ジャンプして集団の中に飛び込んだ。
そして集団の中から、アトレと一緒に出てきたのは黄金の翼のグループだった。
今回来ていたんだと思っている間に、アトレの誘導で一緒にゴール。
アトレさん・・・・早すぎますよ。
普通このゲームは右往左往するもので、そこが面白いのですよ。
しかしみんな有能で続々とゴールしている。
なんでそんなに早く見つかるの?答え合わせをしていくか。
「アトレ、1位おめでとう」アトレの頭をなでてから、セーラムさんに話を聞く。
お題のカードは【知り合いの冒険者】たしかに当たっている。
「セーラムさんたちお付き合いありがとう。アトレが飛び込んでびっくりしたよね」
セーラムさんがアトレを抱きとめていた時に、アリーさんがカードを読んで「すぐに行くわよ」とせき立てられて、ゴールに向かって走っている最中に、カードのお題をアリーさんから聞いたらしい。
それなら1番になるよ。
ただアトレたちはすることがないから、すごろくでもと話すとブーイングだ。
午前中にしたカードゲームをするが、さすがに飽きてきているようだ。
そこへ3、4、5歳児の子供たち4人と10歳前後の女の子の1人が、こちらにやってくる。
話を聞くと大人たちや子供もトランプに熱中しているが、7並べは3~5歳児の子供たちは見ているだけなので、つまらなかったらしい。
だからアトレたちが何をしているか気になって見たいと小さい子たちにせがまれ来たと、10歳の女の子が申し訳なさそうに言う。
子供たちは全員、孤児院の子供たちだった。
うーん、みんなができる遊びねぇー。そこへリアもやってきた。
「リア、あっち向いてホイしよう」
「えっ?」
リアは急に私から言われて戸惑っていたようだが、状況を説明して納得したようだ。
「私が指図するほうでいいのならね。それとアトレやカムイたちは、できないのではないの?」
「大丈夫、顔対顔ですればいい」
早速、私はみんなに説明を始める。
2人一組でする遊びで、「あっち向いてホイ」の掛け声で、1人は上下左右いずれか一方を指差す。
もう一人は上下左右いずれか一方に顔を向ける。
指差した方向と顔を向けた方向が一致したら、指差しした人が勝ち。
5回連続一致しなければ、顔を向けていた人の勝ち。
私とリアであっち向いてホイを始める。リアが指差しをする人で、私が顔を上下左右に動かす。
「あっち向いてホイ、あっち向いてホイ・・・・」
4回目で私は同じ方向を向いてしまった、不覚だ・・・・。
子供たちは笑ってくれているのでよしとする。
『ハルト、ボクたちは顔で指示するのはわかったけれど、掛け声はどうするの?』
従魔たち同士の対戦よりも、子供たちとの対戦が新鮮でいいかもしれない。
「わかった、私が声掛けするから、それに合わせてしよう」
まずは子供たちから2人、アトレたちはレビンとルチアが出てきた。
ちびっ子対決か?
子供たちがレビンとルチアが小さいので座ってくれるけれど、それでもレビンとルチアと目線が合わない。
何か台がないかと周囲を見合わせたら、椅子があったので持ってきて、椅子の上にレビンとルチアを乗せた。
目線がさっきよりは近くなったからいいだろう、では始めようか。
「あっち向いてホイ、あっち向いてホイ」
ルチアは1回目で、レビンは2回目で同じ方向を見てしまった。
子供たちは手を叩いて喜んでいる。
今度は逆にレビンとルチアが指示役だ。
レビンは顔で指示になるが、ルチアは羽?顔?どっちですると聞いたら、顔を上下左右に動かした。
わかったよ、顔で指示するのね。
「じゃぁ、いくよ。あっち向いてホイ」
子供たちは1回目でレビン、ルチアと同じ方向を向いた。
子供たちは「「あぁー」」といいながら頬を両手で挟む子と、もう一人はうつむいてしまった。
慣れないとつられちゃうんだよな。
選手交代というと、子供たちは素直に交代する、こちらはルーカスとミニョンがでてきた。
私はルーカスとミニョンを椅子に乗せる。
結果ルーカスは3回目、ミニョンは4回目で同じ方向を向いた。
ルーカス、ミニョンも指示役になった時、顔を上下左右に動かした。
子供の1人は1回目、年長の女の子は4回目で同じ方向を向いた。
子供たちが2回目からは自分たちも指示役の時、指差しではなく顔を上下左右に動かしてやりたいと言い出した。
同じくらいの年齢の子供たちが、ここへ集まって来て、キラキラした目で自分たちもやりたいと言ってきた。
一回で対戦できる組を2組から4組に増やし、初めてする子たちに説明をして、子供たち対従魔組で引き続きする。
対戦していない子供たちが、私の掛け声に合わせて「あっち向いてホイ」と言い始めたため、途中から子供たちだけの掛け声になった。
7並べも終わったところが出始めてきたので、こちらも終了する。
「「「えっー」」」
子供たちからもっとしたいと抗議されたが、次のゲームを始めるからと言うと、素直に元の場所に戻っていく。
楽しんでくれたようでよかったよ。
次は全員参加の借り物競争だ。
1組10名で床に落ちているカードを拾い、カードに書かれている物を今保有している人と、一緒に走ってゴールする。
一度取ったカードは変更不可で、1位がゴールしたら終了だ。
最初はアトレたち従魔組がする。
アトレたちは借り物競争は変則で、大判焼き食い競走みたいにカードをぶら下げている。
カードを読んでから口に咥えるか、手で持つかして、該当者を探し、該当者にカードを見せて一緒に走ってもらうことにした。
一斉にぶら下がっているカードめがけて走る、、一部は飛んでいるが・・・・。
アトレはカードを取ると、ターゲットがいると思われるところへ一目散に走り、ジャンプして集団の中に飛び込んだ。
そして集団の中から、アトレと一緒に出てきたのは黄金の翼のグループだった。
今回来ていたんだと思っている間に、アトレの誘導で一緒にゴール。
アトレさん・・・・早すぎますよ。
普通このゲームは右往左往するもので、そこが面白いのですよ。
しかしみんな有能で続々とゴールしている。
なんでそんなに早く見つかるの?答え合わせをしていくか。
「アトレ、1位おめでとう」アトレの頭をなでてから、セーラムさんに話を聞く。
お題のカードは【知り合いの冒険者】たしかに当たっている。
「セーラムさんたちお付き合いありがとう。アトレが飛び込んでびっくりしたよね」
セーラムさんがアトレを抱きとめていた時に、アリーさんがカードを読んで「すぐに行くわよ」とせき立てられて、ゴールに向かって走っている最中に、カードのお題をアリーさんから聞いたらしい。
それなら1番になるよ。
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