異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:9歳】

第171話 イメージ通りだよ

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年末のお忙しい中、お読みいただきありがとうございます。

次の投稿は1月1日午前中の予定です。

1月3日までの3日間は、1日1話になります。

来年もよろしくお願いいたします。

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夕食ではお祖父様、父上も一緒になり、いつもの家族そろっての夕食だ。
あとうちの子たちをキャロライン様とダイアナ様に紹介するが、従魔の多さと席が別とはいえ一緒にみんなが食事をとっていることにびっくりされていた。

「ソフィア、従魔たちは基本魔力が食事なのではなくて」
「そうよ、食事は趣味というかおやつ感覚みたいよ」

「でもこんなにタイプが違った従魔たちなのに仲良くしているなんて、見ているだけで癒されるわ」
「でしょ、日中は結構みなバラバラに過ごしているのだけれど、食事はみんなが揃って食べるから癒されるのよ」

「ダイアナ嬢は何かしたいことがありますか」
「アトレさん達が海で遊んでいた時に、みんなで遊ぶと氷・風・雷・火が入り乱れてすごいと言っていたので見てみたいです」

ジェラ兄様達の会話を聞いていたのかアトレが「明日、する?」と私に聞いてきた。
みんなはどういっているのか聞いたら、場所さえ確保出来たら遊びたいらしい。

詳しく聞いたら、適当に騎士団の練習場に行っているのではなく、次はこの日が空いているから遊んでいいよと私についている護衛の誰かがアトレに言ってくれるそうだ。

何てことだ。全く知らなかったよ。
ちなみに次はいつと聞いたら3日後らしい。
それなら明日か明後日がいいな。

翌日、カイル隊長に騎士団の練習場が空いているか確認に行くと、今日の15時以降ならいいと言われたのでおさえてもらう。

母上がダイアナ様に時間あるなら買い物に行こう、女の子がいなかったから願いを叶えて頂戴とダイアナ様を連れて行ってしまった。

買い物から戻った2人を出迎えると、馬車にはダイアナ様の普段着やアクセサリーや小物の箱の山だった。

母上が「楽しかったわー。女の子はやっぱりいいわね」とご機嫌だったけれど、ダイアナ様は嬉しそうな困ったような顔をしていたので、母上がしたくてしているので付き合ってくださりありがとうございますと私はお礼を言っておいた。

アトレたちの遊びには私は行かなかずに、ジェラ兄様にお任せした。
2人ですこしは話した方がいいからね。



次の日からダイアナ様は、ウエストランドの女性騎士や魔法師と手合わせしたり、またある時はルアン監督のもと、ルチアが部屋のどこに隠密スキルを使って隠れているかの場所あてを真剣にしていた。

なんで始めたかというと私が原因らしい。
いまだにルアンたちは、私がルアンたちの気配がわかるか試すことをしてくる。

その場面をたまたま見たらしく、母上に話をしたら、ダイアナ嬢も場所あてをしたらいいわと、気配を鍛えられるわよとすすめ、母上がルアンに言って始まったらしい。


ある時は父上からは剣を、お祖父様からは魔法を習ったり、お祖母様やキャロライン様と刺繍したりと家族総出でダイアナ様をかまい倒しているみたいだ。

私はお邪魔虫になりたくないから、ジェラ兄様にお任せ。
ジェラ兄様とは散歩したり、剣や魔法の手合わせをしているみたいだ。

食事時に会うダイアナ様の表情が柔らかくなってきているのが私でもわかる。
やっぱり母上やお祖母様の考え通り、ダイアナ様は知らず知らずのうちに気を張りつめていたのだろうな。



今日はジェラ兄様とダイアナ様とヴァーシュに会いに行く。
ダイアナ様は乗馬ができるようなので馬に乗っていく。

アトレは抱っこバック入っているけれど、ホワイトドラゴンは私の肩に乗ってもらうことにした。
抱っこバックを2つもかけて乗馬はできない。
ホワイトドラゴンが肩に乗っていてもウエストランド領内だからいいだろう。

帰りには建設中の温泉街にも寄る予定だ。
マリアの護衛兼助手が決まり、マリアと温泉街に今日はいるから来てほしいといわれたためだ。


ヴァーシュの砦に着いたのでベイルさんに会いに行く。
「ベイルさん、しばらく来られなかったけれどヴァーシュたちの病気は順調に治っている?」
「たぶんですが完治したと思います。できたら確認していただきたいのです」

今日は鑑定できる魔法師同伴なので、搾乳したミルクを1頭ずつ確認してもらっている間に、完成した噴霧器を使ってもらい改善があるか確認をする。

「これが噴霧器ですか」
ベイルさんが背負える竹籠からステンレスのタンクを取り出して、タンクやノズルを丁寧に見ている横で使い方を説明する。

まずステンレスのタンクに水を入れ竹籠にタンクを入れて背負う。ノズルについたボタンを押すと霧状の水が出ると話す。

早速試そうとベイルさんが竹籠を背負いヴァーシュの水飲み場に行く。
水飲み場の横には水飲み場からこぼれた水を入れる水槽ができていて、中にはスライムが2匹浮かんでいた。

脱走スライムは1匹だったはずなので、ベイルさんに問うとどうやら分裂して2匹になったみたいだ。

スライムは今も水撒きをしているのか聞いたら、気が向いたときにしているらしく、水槽から出られるように水槽の内側と外側に階段をつけてスライムが好きに行動できるようにしたとのこと。

スライムがいるところを避けてタンクを水槽に入れて水を汲む。
そしてベイルさんが竹籠を背負いノズルについたボタンを押すと、霧状の水が勢いよくでた。

マリア、いつもいい仕事をありがとう。イメージ通りだよ。

「これはいいですね。広範囲に歩きながら撒けます」ベイルさんにはタンクの水が無くなるまで撒いてもらい、その間に私はヴァーシュと話をすることにした。

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