異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:9歳】

第276話 いつもらえるの

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いつもお読みいただきありがとうございます。

次の投稿は本日の午後の予定です。

よろしくお願いいたします。

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一週間後、また別の村々を回るが、それまではゆっくりできそうだというかしたい。

本当に目まぐるしい忙しさだった。

私はゆったりライフ生活でいいのになぁーと考えながら温室に向う。


温室で本を読む時間が取れるのは本当に嬉しいよ。

石板を取り出し、本を選ぼうとしていたらピロローンと不穏なメール音がした。

嫌だけれどメールを開くと【屋敷内の教会に至急来ること】の一文だけだった。

神様からの呼び出し?

一体何事?

面倒な頼み事はお断りしよう。


急いで屋敷内の教会に向かい、3神の前に跪く。

「植物神様、賢者神様、大地神様、至急とのお呼びがあり参上いたしました」というと3神が目の前に現れた。

待って。

3神揃ってなんて正直思っていませんでした。

プチパニックです。


「ほらぁ、3人揃って出た方がインパクトあるって言ったでしょ」

「ホントだね。リーンハルトってば一人だけだと結構スルーするからね」

スルーなんてしていないではないですか。

「ホント、もう少し石板を見てくれればこんなに待つこともなかったのにね」

はじめましての女神様だ。

緑色の髪に薄い緑色瞳、植物神様か。

1週間程前にも石板開きましたけれど・・・・。

「図書館の本だけでしょ、後は見ていないわよね」

また、心の中を読まれたか。

「自分の魔力量や加護のレベル確認だよ。忙しいのはわかるがたまには確認しなよ」

「その言葉を言うだけにわざわざ降臨されたのですか?」

「違うよ、展覧会面白かったよ。これからもこの世界の発展に寄与してよね」

「がむしゃらには働きたくないです。程々がいいです」

「ぶれないなぁー」

「展覧会の作品の奉納、まだだけれどいつもらえるの?」

「はい?」


「新作は奉納することと言っているでしょ」

「待ってください。新作料理だけではなかったのですか」

「展覧会の料理も新作料理でしょ」

私が開発した料理だけではなかったのか。

「工芸品もだよ、鍛冶神と芸術神も喜んでいたのだよ。だから奉納を楽しみに待っていたのだ」


「あとね。あんパンと豆パン、いつもらえるのかしら」

えっ、前回、奉納していませんでしたっけ。

「していないわよ、その様子だと完全に忘れていたのね」と呆れられた。

「やっぱり、直接話さないとメールだと伝わらないよな」

いえ、メールで結構です。

こちらの心臓が持ちません。

「あははは、よく言うよ。友達感覚でのものいいなのに・・・・」

いいえ、神様を敬わないなど罰当たりなことは致しません。


「展覧会の料理と工芸品、全品は難しいです」

「8位入賞だっけ?そこまででいいよ」

よくご存じで。

「すべての商品を一気に奉納するのは難しいとは思いますが用意が出来次第、随時奉納させていただきます」

「数は多めにね、気に入った作品の取り合いは困るから」

神々で取り合いになる?

まさか?

「レインボーフィッシュの髪飾りやブローチは奇麗でみな欲しがっていたの」

「漆黒塗もいいよ、芸術神が喜んでいたよ」

「前回の料理では足りなかったのでしょうか」

「そうね、もう少し食べたかったわ」

「回数を増やしてくれるなら前回の量でもいいわ」

「食べ物はリーンハルトが気に入ったものも、今後はよろしくね」

今、さらっと条件というか希望を増やされましたよね・・・・返事が返ってこない。

わかりましたと心の中で答え、話を変える。


「ダンジョンで小粒の水晶やトルマリンなどの宝石類が出るようになったと聞いたのですが、もしかしてチャームの催促だったのでしょうか?」

「それもあるわ。庶民でもお洒落を楽しんでもらいたいから、リーンハルトなら色々と考えてくれると思ったのよ」

なんですと。

もっと利用方法を考えろということですか。

「少しは休みたいのです、最近本を読む時間もないのです」

「それについては不満だったのだ。全然レベルアップしないから面白くないよね」

もっと他の神々様を説得してください。

「仕方ないよ。みんなこの世界の発展が停滞していたからリーンハルトに期待しているからね」

期待しなくていいです。

目まぐるしい忙しさは不要です。

お願いですから休ませてください。

「しょうがないわね。あんぱんと豆パンも含めた前回と同じ料理を近日中に奉納してくれたら、後は急がないということで手を打ちましょう」
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