私の日常-それぞれの-

林原なぎさ

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宮園から見たお話

幼馴染みの変化

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ここ最近、秀一の様子が変だと気付いた。

何が変かと言うと。


飲み会の帰りに、秀一のマンションの方が近い為、泊めてもらおうと家に行くも留守の様で居なかった。

この程度なら何とも思わないが、それが何度も続いた。


基本的に潔癖症の秀一は、ホテルに泊まるのが精一杯で家に泊まるとは考えにくい。

仕事でも出張は入っていない。

進んで実家に帰る様な奴でも無く、違和感を覚える。


そしてここ最近、付き合いが悪い。

大和と3人でご飯を食べに行く日も、前までなら当日に決まったりするのが当然で、その日に行こうと誘っても用事がある、と断られる。

前もって決めて置かないと秀一は断る率が高くなった。


あのスマホに無頓着な秀一が、最近プライベート用のスマホを気にしいる事が増えた。

仕事用なら必ず気にしていたが、プライベート用のスマホを気にするなど今までの秀一から考えて有り得ない。

一体どうしたというのだ。


極め付けには、家に突然遊びに来るのは辞めろ、と言われた。


まさかの発言に、俺だけじゃなくて、大和も驚いていた。


そしてここ最近、従順そうな女や都合の良い女に誘われても、秀一は相手をしなくなった。


それでも秀一の着ている服からは女の子が好む柔らかい匂いを感じる為、丸っ切り相手にしている訳では無いと分かる。


この事に大和は。


「本命の子ができたんじゃないかな。」


そんな結論にまさかと思うが。


しかしここ最近の秀一に、もしかして…と納得せざる終えない。


そう思っていた矢先の春。

仲良く手を繋ぎ一緒に歩いている女の子と秀一を発見した。

女の子の顔は見えなかったが、秀一の表情はばっちり見え。

珍しく笑顔を見せる秀一に、まじか…。



早速、大和に連絡を取り報告。


機嫌の良さそうな秀一を捕獲し大和が待っているであろう喫茶店へと連行。


問いただす俺と大和に心底めんどくさそうな秀一は、渋々だが口を開いた。


なんと!やはり!

気になる女の子がいると言うではないか!


しかも今日は秀一の部屋で待ち合わせ。

この潔癖症の秀一が部屋に女を上げるという事実に俺と大和は顔を見合わせ驚愕する。


それはもう、というレベルでは無い。

どんなか気になる俺は会わせろ!としつこく付き纏った。


しつこい俺に秀一は嫌だと言うが、引き下がらず。


「じゃあ俺がそののコト調べまくるから。」


にっこり笑い掛けた俺に、めんどくさい事になると感じた秀一は溜息を吐いた。


「…見たら帰れよ。」


「紹介してくれないと帰れないよ。」


嫌そうな声で言う秀一に大和もにっこり笑顔で返答する。


諦め、観念した秀一はまた溜息を吐いた。


「紹介したら帰れよ。」


俺も大和も返事する事無く、にっこり笑顔を返してやった。




そして彼女を見て驚愕した。

記憶が間違っていなければ以前、秀一がお持ち帰りしたコだと。


まさかお持ち帰りしたそのコとここまでの関係を続けていた事に驚いた。

俺達にこのコの存在を隠したい位に、大好きなのだと理解した。



とどのつまり、秀一の一目惚れなのだろう。


それからの秀一は、面白いくらいに歩ちゃんしか目に入っていないのだ。



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