私の日常

林原なぎさ

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過去のお話 -日常編-

1年2ヶ月

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「私は今年の夏が最後なの。と、いう訳で海に行こ!」


「…海。」


「イヤ。日焼けしちゃうじゃない。」



夏らしい事がしたい愛歌に説得された私と湊音は、仕方がなくプールに付き合う事にした。

湊音はプールならまだ行ってもいい、という事でプールになった次第だ。


もちろん水着も必要な訳だが…。


折角だから水着買いに行こー!とテンションの高い愛歌に連れられ、購入したものの。


思ってた数倍、肌が露出してるっ!

これを着て泳ぐの…?


購入したばかりの水着を試着し鏡に写る自分の姿に、いや、水着の布の面積の無さに驚く。


あれから秀一さんにお願いしてキスマークは見えない位置に、という事になったが…。

こんなに肌を晒しては見えてしまう。


どうしよう…っ。


唸っていた私は彼が鍵を使って入った事に気付いておらず、寝室の扉が開かれた事で思わず肩が上がり、扉に視線を向けた私は驚いた。

そしてそれは秀一さんも同じで。


「歩…その格好は?」


「いや、あの…。」



まさか見られるとは思ってもいなかった私は動揺し、切返しも出来ない。

恥ずかしいやらで、困った私はベッドへ潜り込んで兎に角、身を隠す事にした。



その判断を間違えた事に気付かずに。


秀一さんは当然の如くベッドへ潜り込む私を引っ張り出して、水着姿の私を再度確認。

そのまま押し倒され、これ又お決まりのべろちゅーを。

その間も秀一さんの手は水着の線をなぞるように胸や脚を弄る。



「…これ、邪魔。」


「…え、あっ…あん。」


漸く唇から離れ、一言呟いたと思ったら、水着をたくし上げられた事で胸が露わになる。


完全にスイッチの入った秀一さんは愛撫を止める事なく、私が意識を失うまで抱かれた。




そして翌日、水着姿だった経緯を聞かれプールに行く話をすると、秀一さんは険しい表情で反対してきて…。

しかし既に友人と約束してしまい、今から断るのも忍びない。


困った私の様子に秀一さんが提案してくれた案は…水着姿では無く必ずパーカーを着用し、自分もついて行く。

自分から離れない、との事だ。





「成る程。それで一緒について来たって訳ね。…そのパーカーの意味もね。」


秀一さんを始め、友人の宮園さん、神城さんまでいらして、女性に群がられている彼等を湊音は冷めた視線を向ける。


湊音に身体に残るキスマークの話はしていないが、ずっとパーカーを着ている私の様子から察している様だ。


「神城先輩の水着姿も好きなだけ拝めるし、いいじゃーん。」


めんどくさそうな湊音とは違い愛歌はノリノリだ。


あはは…ごめん、湊音。


乗り気では無い湊音に悪い事をしたな、と申し訳なく思っていると、秀一さんが目の前にいて。


「歩。煩いからあっち行くぞ。」


あの女性の群れを押しやって来たのだろう。


静かに過ごせる場所に行きたいらしく、私も一緒にという事だ。

約束もしたし、おとなしく秀一さんに付き合う事にしよう、と私も歩き出す。




「歩にべったりじゃない。セフレって歩の勘違いなんじゃない。」


「うん。私もそれ思った。西園寺先輩が女の子に優しくするなんて初めて見たし。」



「歩の勘違いね。」


ふたりの声が重なった。


そんな会話をしているとはつゆ知らず、その頃の私は。

秀一さんにパーカーを脱がされ、水着を乱され、ちょっと…えっちなイタズラをされていた。



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