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【第三章】江戸無血開城
主戦派の人々
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江戸城の無血開城はなった。しかしこれに納得ゆかない者が江戸に多くいた。世に主戦派といわれる人々である。
すでに勝海舟は西郷との会見に先立って、幕府陸軍で歩兵差図役頭取の古谷作左衛門に兵四百、大砲四門それに多額の軍用金を与えて信州・中野へと送りだした。
そして新選組の近藤勇にも大砲二門、小銃五百丁、軍用金五千両を支給したうえで、甲州へと向かわしめた。海舟は幕府が救われるには徳川は丸裸になるしかないと密かに考えていた。
一方、幕臣以外にも官軍との徹底抗戦を主張する者たちがいた。彼らは幕臣でないどころか日本人でさえなかった。
幕末、徳川には伝習隊といわれる組織があった。これは士官、歩兵、砲兵、騎兵連隊からなるフランス式の部隊で、十五人の来日したフランス軍事顧問団により創設された。もともとやくざや博徒などの無頼の徒を集めた軍隊であったといわれる。徳川の恭順に異をとなえたのは、この軍事顧問団の一人ジュール・ブリュネだった。
「徳川はまだ戦える。なのになぜ大君は戦おうとしないのですか?」
勝海舟を訪ねると、ブリュネはたどたどしい日本語でさっそく抗議をはじめた。
「勝つとか負けるとかじゃねえんだよ。おめえさん達にどう説明したらいいかな?」
海舟は頭をボリボリとかいた。
「伝習隊戦えます。海軍と協力すれば必ず勝てる。我々もまた幕府のため、そしてこの日本国のため戦う」
「まあ待ちなよ。おめえさん達の国で革命がおきた時はどうだった? 国王の首をはねたそこまではよかった。でもその後、希望と自由に満ちた国になったかい? それどころかその後はフランス中が内戦状態になって、どうにもならなくなっただろ。俺たちの国はそういう風にはならないんだよ。慶喜公の首はもちろん渡さないし、流血は少ないにこしたことはない。そのためには今は徳川が妥協するしかないんだ」
海舟は扇子でブリュネの首のあたりをパタパタと扇ぎながら言った。通訳がそれを素早くフランス語に翻訳する。するとブリュネから思わぬ言葉がかえってきた。
「バ・カ・ヤ・ロ・ウ!」
「なんて言った今?」
海舟は思わず聞き返した。
「おまえはバカヤロウだ! 勝・海舟ちがうね。負け……でかい負け犬だ! 戦わずして得るものなにもない。これ世界どこいっても変わらない。オマエハ徳川を捨てても、俺は伝習隊捨てない。教え子とともに戦ってみせる」
ブリュネは海舟を指差しながらいった。
「とにかく話ならん帰るぞ!」
ブリュネは、仲間のフランス人士官数名とともに憤然として立ち去ってしまった。
「まったく……。こっちがフランスなら薩長の側にはエゲレスがついている。この国の争い事に外国を軍事介入させたらそれこそ大事だ。なあ田島さんよ」
と海舟は通訳のほうを見ていった。田島と呼ばれた通訳は「ヴィ」とフランス語で気のない返事をする。この通訳は紋付羽織を着て妙に華奢な体格をしていた。少なくとも武士ではないことは間違いないようだった。
横浜の異人宿舎(太田陣屋)、ここに田島とよばれたフランス語通訳官は逗留していた。この田島こそ榎本の幼馴染であのお柳だった。柳は前髪を落とし男装していた。女性では通訳の仕事にはつけないのである。男装してのフランス語通訳、そしてフランス人世話係それが彼女に榎本が与えた仕事だった。
彼女は表面上は「田島勝太郎」という名で、この仕事に従事したがフランス人たちは、密かに「アラミス」と呼んだ。彼女自身はその名の意味するところを知らなかったが、アレクサンドル・デュマの有名な小説三銃士に登場する、男装した女戦士の名であるらしい。実はフランス人たちは、早々に女であることを見抜いていたのだった。
横浜は江戸時代、人口千人足らずの小さな漁村だったが、幕府が外国人居留地を設置してから一万八千人にまで人口が増加していた。彼女はここで来る日も来る日も漠然と海を眺めながら、榎本を思う日々をおくっていた。
何しろ榎本は幕府海軍を背負う者として日々忙しい。彼女にかまっている余裕などないのだろう。西洋式の時計は夜八時を示そうとしていた。そろそろ眠ることにしようか? ここで生まれて初めて西洋式のベットに横になって夜を過ごした日は、中々寝付くことができなかった。しかし今はすっかり慣れた。
ところがである。服を脱ぎはじめた矢先のことだった。突如扉をノックする音がした。続いて懐かしい声がした。
「俺だ開けてくれ」
榎本の声だった。彼女は驚き、高鳴る動悸をおさえながらも、すぐに扉を開く。
「御前お久ぶりでございます」
しかし久しぶり会えたというのに、榎本の表情に笑みはなかった。柳の表情からもすぐに笑みが消えた。以前の明るく快活で、そしてなによりも優し気な榎本とは明らかに何かが違っていた。表情が異様に険しくなったというべきか? 眼光も鋭くなり、その瞳の奥に何か不気味なよどみさえ感じさせた。
柳は、ここ数カ月の政治情勢の変化をもちろん知っていた。鳥羽・伏見で幕府軍が大敗したことも、そして榎本が、開陽丸を将軍に乗り逃げされたことも知っていた。それらのことが榎本の心理状態に微妙な影を落としていることが、柳にもはっきり見てとれた。
榎本は沈黙したままベットに腰をかけた。
「聞いたぞ、おまえさんフランス人からアラミスと呼ばれているそうだな。おいらもこれからはそう呼んでいいか? いくらなんでも、こうして二人でいる時まで勝太郎じゃあんまりだろ」
榎本はかろうじて笑った。かろうじて冗談が口から出たといった様子だった。しかし柳いやアラミスには、榎本の胸中のわだかまりがはっきり伝わってきて、到底笑えなかった。しばし沈黙があった後、榎本はようやく口を開いた。
「いよいよ覚悟を決めなければならない時が来た」
「覚悟とは?」
アラミスは榎本の隣に腰かけてたずねた。
「勝さんは江戸を無血で薩長の連中に渡すため、様々な無理難題をのんだ。幕府の軍艦を、ことごとくを薩長の連中が接収するというのも条件の一つらしい。冗談じゃない! 開陽をはじめ軍艦をことごとく没収されるくらいなら、いっそ海に沈めたほうがましだ! どうしてもというなら俺は軍艦全てを率いて江戸湾を離れるつもりだ」
榎本は興奮して、かすかに顔を赤くしていった。
「Alors, dans quelle direction pouvez-vous aller?」(それでいずこへ参られるのですか?)
とアラミスは、その大きな瞳で榎本を見つめながらフランス語でたずねた。榎本にもそのくらいのフランス語は理解できた。
「うん正直まだ俺にもわからん。でも俺は世界中を回った。この世は広い。俺も直接行ったわけでなくあくまで欧米人から聞いた話しだ。この世の南の果てには、一年中酷寒の氷だけの冬の世界というのがあるらしい。また逆に砂だけが延々と続く永遠に灼熱の世界というのもあるようだ」
「でも、それでは榎本様の幕臣の方々も生きていくことはできない……。だけど私はついていく、榎本様の行くところなら氷の世界でも、砂だけの灼熱の世界でも」
榎本はしばしアラミスの目をじっと見た。その両の眼が例えようもないほどの悲しみをたたえているかのようである。
「死ぬことになるかもしれねえぜ。それでもついてくるか?」
「Mme si je meurs, je ne le serai pas(例え死んでも私はあなたのもとを離れない)
とアラミスは今一度フランス語でいった。
榎本はゆっくりとアラミスの華奢な体をその胸に抱いた。アラミスは高鳴る鼓動に己の身を任せていた。
こうして榎本武揚による薩長と、そして勝海舟に対する海を通じての抵抗が開始されようとしていたのである。
すでに勝海舟は西郷との会見に先立って、幕府陸軍で歩兵差図役頭取の古谷作左衛門に兵四百、大砲四門それに多額の軍用金を与えて信州・中野へと送りだした。
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一方、幕臣以外にも官軍との徹底抗戦を主張する者たちがいた。彼らは幕臣でないどころか日本人でさえなかった。
幕末、徳川には伝習隊といわれる組織があった。これは士官、歩兵、砲兵、騎兵連隊からなるフランス式の部隊で、十五人の来日したフランス軍事顧問団により創設された。もともとやくざや博徒などの無頼の徒を集めた軍隊であったといわれる。徳川の恭順に異をとなえたのは、この軍事顧問団の一人ジュール・ブリュネだった。
「徳川はまだ戦える。なのになぜ大君は戦おうとしないのですか?」
勝海舟を訪ねると、ブリュネはたどたどしい日本語でさっそく抗議をはじめた。
「勝つとか負けるとかじゃねえんだよ。おめえさん達にどう説明したらいいかな?」
海舟は頭をボリボリとかいた。
「伝習隊戦えます。海軍と協力すれば必ず勝てる。我々もまた幕府のため、そしてこの日本国のため戦う」
「まあ待ちなよ。おめえさん達の国で革命がおきた時はどうだった? 国王の首をはねたそこまではよかった。でもその後、希望と自由に満ちた国になったかい? それどころかその後はフランス中が内戦状態になって、どうにもならなくなっただろ。俺たちの国はそういう風にはならないんだよ。慶喜公の首はもちろん渡さないし、流血は少ないにこしたことはない。そのためには今は徳川が妥協するしかないんだ」
海舟は扇子でブリュネの首のあたりをパタパタと扇ぎながら言った。通訳がそれを素早くフランス語に翻訳する。するとブリュネから思わぬ言葉がかえってきた。
「バ・カ・ヤ・ロ・ウ!」
「なんて言った今?」
海舟は思わず聞き返した。
「おまえはバカヤロウだ! 勝・海舟ちがうね。負け……でかい負け犬だ! 戦わずして得るものなにもない。これ世界どこいっても変わらない。オマエハ徳川を捨てても、俺は伝習隊捨てない。教え子とともに戦ってみせる」
ブリュネは海舟を指差しながらいった。
「とにかく話ならん帰るぞ!」
ブリュネは、仲間のフランス人士官数名とともに憤然として立ち去ってしまった。
「まったく……。こっちがフランスなら薩長の側にはエゲレスがついている。この国の争い事に外国を軍事介入させたらそれこそ大事だ。なあ田島さんよ」
と海舟は通訳のほうを見ていった。田島と呼ばれた通訳は「ヴィ」とフランス語で気のない返事をする。この通訳は紋付羽織を着て妙に華奢な体格をしていた。少なくとも武士ではないことは間違いないようだった。
横浜の異人宿舎(太田陣屋)、ここに田島とよばれたフランス語通訳官は逗留していた。この田島こそ榎本の幼馴染であのお柳だった。柳は前髪を落とし男装していた。女性では通訳の仕事にはつけないのである。男装してのフランス語通訳、そしてフランス人世話係それが彼女に榎本が与えた仕事だった。
彼女は表面上は「田島勝太郎」という名で、この仕事に従事したがフランス人たちは、密かに「アラミス」と呼んだ。彼女自身はその名の意味するところを知らなかったが、アレクサンドル・デュマの有名な小説三銃士に登場する、男装した女戦士の名であるらしい。実はフランス人たちは、早々に女であることを見抜いていたのだった。
横浜は江戸時代、人口千人足らずの小さな漁村だったが、幕府が外国人居留地を設置してから一万八千人にまで人口が増加していた。彼女はここで来る日も来る日も漠然と海を眺めながら、榎本を思う日々をおくっていた。
何しろ榎本は幕府海軍を背負う者として日々忙しい。彼女にかまっている余裕などないのだろう。西洋式の時計は夜八時を示そうとしていた。そろそろ眠ることにしようか? ここで生まれて初めて西洋式のベットに横になって夜を過ごした日は、中々寝付くことができなかった。しかし今はすっかり慣れた。
ところがである。服を脱ぎはじめた矢先のことだった。突如扉をノックする音がした。続いて懐かしい声がした。
「俺だ開けてくれ」
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「御前お久ぶりでございます」
しかし久しぶり会えたというのに、榎本の表情に笑みはなかった。柳の表情からもすぐに笑みが消えた。以前の明るく快活で、そしてなによりも優し気な榎本とは明らかに何かが違っていた。表情が異様に険しくなったというべきか? 眼光も鋭くなり、その瞳の奥に何か不気味なよどみさえ感じさせた。
柳は、ここ数カ月の政治情勢の変化をもちろん知っていた。鳥羽・伏見で幕府軍が大敗したことも、そして榎本が、開陽丸を将軍に乗り逃げされたことも知っていた。それらのことが榎本の心理状態に微妙な影を落としていることが、柳にもはっきり見てとれた。
榎本は沈黙したままベットに腰をかけた。
「聞いたぞ、おまえさんフランス人からアラミスと呼ばれているそうだな。おいらもこれからはそう呼んでいいか? いくらなんでも、こうして二人でいる時まで勝太郎じゃあんまりだろ」
榎本はかろうじて笑った。かろうじて冗談が口から出たといった様子だった。しかし柳いやアラミスには、榎本の胸中のわだかまりがはっきり伝わってきて、到底笑えなかった。しばし沈黙があった後、榎本はようやく口を開いた。
「いよいよ覚悟を決めなければならない時が来た」
「覚悟とは?」
アラミスは榎本の隣に腰かけてたずねた。
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とアラミスは、その大きな瞳で榎本を見つめながらフランス語でたずねた。榎本にもそのくらいのフランス語は理解できた。
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「でも、それでは榎本様の幕臣の方々も生きていくことはできない……。だけど私はついていく、榎本様の行くところなら氷の世界でも、砂だけの灼熱の世界でも」
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