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三章 地下迷宮
28話 一歩先へ
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ブン。
メイスの風を切る音が聞こえる。
アッシュがスケルトンより奪ったメイスを振り回しながら歩いているのだ。
斧、剣などもあったが彼はメイスを選んでいた。
刃のある武器とちがいメイスはあてる面を考えなくてよい。いい選択だと思う。
それにこのメイス、他の武器と比べ、質が良いようだ。
持ち手部分である柄、殴打する柄頭共に銀色の金属で出来ているにも関わらず、さほど重すぎない。そして柄頭は羽を広げた様な突起物が左右対称に幾つも付けられており、十分な殺傷能力を有しているであろう。
回収した防具に関しては、すべて換金用となる。
サイズが合わない、整備をされていないではとても身につける気にはなれないからだ。
これらの物資はヒモでまとめ、背負い袋にくくりつけている。結構な量だ。
荷物持ちとして、今後ロバを連れてくるかどうか悩みどころだろう。
積載量が増えるのはいいが、バケモノからロバを守る必要もでてくるからな。
ブンブンブン。
アッシュはメイスを振り続けている。
だが、その動きに少し変化があった。
メイスを腰のベルトに柄を突き挿したかと思うと、すぐ引き抜いて構えたのだ。
つぎに誰もいない空間に向けて素振りをすると、また腰のベルトにメイスを挿す。
このような行動を繰り返しはじめた。
ふふ、まるで子供だな。
欲しかったものを買い与えられ子供のよう。
――なるほど。彼が武器屋で見ていたのは近接用の武器か。
ちょうどメイスが手に入ってご満悦なのだ。
こちらの視線にアッシュは気づいた。そのとたん真面目腐った表情を作る。
それがまた笑いを誘う。
「フフッ」
思わず笑いが鼻から抜ける。
アッシュはそれを見て口を尖らせた。
そうこうしている内に入り組んだ分かれ道を抜け、やがて一つの扉の前へと到達した。
通路はまだ続いていたが、アッシュのすすめもありこの中へと足を踏み入れる。
慎重に扉を開け、中の様子をうかがう。魔物と思わしき姿は見えず、壁に大きな穴があるのみだ。
穴の直径は三メートル程度で、側面にはゴツゴツとした岩肌が見える。
まさに自然に出来た洞窟といった容姿が、人工的な壁との違和感を余すことなく見せつけてくる。
そして洞窟の足元、人工的に作られた階段がある。
「こっから先が地下二階だよ。すごく稼げるんだ。そのぶん敵の数も多いけど、アニキなら大丈夫」
どうする? 行くかい? と尋ねてくるアッシュ。
しばし考える。正直私は大丈夫だがお前は辛くないか? 数が多いと守り切れんぞ。
「そんな奥には行かないよ、いい場所があるんだ。そこで稼いだら引き上げようよ」
今日稼いだ額は十ジェム。スケルトンの残した武器防具があるとはいえ、いささか心もとない。
たしかにもう少し稼ぎたいところだが。
アッシュを見る。期待に満ちた顔をしている。
まだまだ元気そうだなコイツ……。
「よし、行くか」
「やった! そう来なくっちゃ」
私の答えを聞いて、アッシュは鼻息荒くメイスを振り回すのだった。
――――――
自然に出来たような洞窟を抜け、地下二階へと降り立った。そこは相も変わらず精巧な壁に囲まれた部屋であった。
部屋の大きさは十メートル四方程度で、正面と左右それぞれに扉がついていた。
ここにも魔物がいない事を確認すると、正面の扉を開き探索を開始する。
通路を進む。前を歩くのは私で、やや左側後方をアッシュが追従する。
しばらくは誰とも会わず進んでいたが、左右に分岐する通路の手前で何かの足音を聞いた。
トットットット、と一定の周期で繰り返す足音。数は多くない。二人、いや、四足歩行一匹であろう。
こちらの歩みを止め、息を潜める。
やがて、左の通路から犬が現れた。
全身茶色の毛で覆われ、口にはナイフを咥えている。コボルドだ。
コボルドはこちらに気付く素振りもなく、前を横切り反対側の通路へと消えて行く。
やけに無防備だな。気配を殺し後をつける。
通路の分岐部に差し掛かり先を見ると、コボルドがまた次の角を曲がる姿が見えた。
「チッ」
アッシュは舌打ちをし、コボルドの後を追おうとする。
私は待てとその肩に手をかける。
不自然だ。
獣特有の警戒心が感じられない。たとえ化け物といえども生物のしての本能は持ち合わせているはずだ。
いったん引くぞ。
アッシュに親指で後方に下がるよう指示すると、警戒しながら後退していった。
コボルドを発見した分岐路まで戻る。
すると前方から複数の獣が姿を現した。コボルドだ。
振り返るとやはりコボルド。あのまま追っていれば、危うく挟み撃ちになっているところだ。
前方、後方、どちらも群れと言っていい規模だ。総数は三十をゆうに超える。
「ちょ」
アッシュの慌てる声が聞こえた。
「走るな! ゆっくり左だ」
激しい動きは攻撃の呼び水となりかねない。
視線を切らず、ゆっくりともとの通路まで引き返すのだ。
「どうすんの? 階段まで走る?」
「だめだ。ここで迎え撃つ」
背を向けようものなら追いつかれてガブリだ。
逃げた者を襲う。それが動物の本能だ。
コボルドの群れを視界に収めながらジリジリと後退する。
アッシュはクロスボウのをかまえ、私はスローイングナイフに手を伸ばす。
このまま階段まで後退はムリだろうな。
わざわざ誘い込んだのだ。いまさら逃がしはすまい。
――そのとき。
「ウォ~ン」
遠吠えがコダマした。
いっせいに駆けだすコボルドたち。
アッシュは矢を、私はスローイングナイフを放なった。
メイスの風を切る音が聞こえる。
アッシュがスケルトンより奪ったメイスを振り回しながら歩いているのだ。
斧、剣などもあったが彼はメイスを選んでいた。
刃のある武器とちがいメイスはあてる面を考えなくてよい。いい選択だと思う。
それにこのメイス、他の武器と比べ、質が良いようだ。
持ち手部分である柄、殴打する柄頭共に銀色の金属で出来ているにも関わらず、さほど重すぎない。そして柄頭は羽を広げた様な突起物が左右対称に幾つも付けられており、十分な殺傷能力を有しているであろう。
回収した防具に関しては、すべて換金用となる。
サイズが合わない、整備をされていないではとても身につける気にはなれないからだ。
これらの物資はヒモでまとめ、背負い袋にくくりつけている。結構な量だ。
荷物持ちとして、今後ロバを連れてくるかどうか悩みどころだろう。
積載量が増えるのはいいが、バケモノからロバを守る必要もでてくるからな。
ブンブンブン。
アッシュはメイスを振り続けている。
だが、その動きに少し変化があった。
メイスを腰のベルトに柄を突き挿したかと思うと、すぐ引き抜いて構えたのだ。
つぎに誰もいない空間に向けて素振りをすると、また腰のベルトにメイスを挿す。
このような行動を繰り返しはじめた。
ふふ、まるで子供だな。
欲しかったものを買い与えられ子供のよう。
――なるほど。彼が武器屋で見ていたのは近接用の武器か。
ちょうどメイスが手に入ってご満悦なのだ。
こちらの視線にアッシュは気づいた。そのとたん真面目腐った表情を作る。
それがまた笑いを誘う。
「フフッ」
思わず笑いが鼻から抜ける。
アッシュはそれを見て口を尖らせた。
そうこうしている内に入り組んだ分かれ道を抜け、やがて一つの扉の前へと到達した。
通路はまだ続いていたが、アッシュのすすめもありこの中へと足を踏み入れる。
慎重に扉を開け、中の様子をうかがう。魔物と思わしき姿は見えず、壁に大きな穴があるのみだ。
穴の直径は三メートル程度で、側面にはゴツゴツとした岩肌が見える。
まさに自然に出来た洞窟といった容姿が、人工的な壁との違和感を余すことなく見せつけてくる。
そして洞窟の足元、人工的に作られた階段がある。
「こっから先が地下二階だよ。すごく稼げるんだ。そのぶん敵の数も多いけど、アニキなら大丈夫」
どうする? 行くかい? と尋ねてくるアッシュ。
しばし考える。正直私は大丈夫だがお前は辛くないか? 数が多いと守り切れんぞ。
「そんな奥には行かないよ、いい場所があるんだ。そこで稼いだら引き上げようよ」
今日稼いだ額は十ジェム。スケルトンの残した武器防具があるとはいえ、いささか心もとない。
たしかにもう少し稼ぎたいところだが。
アッシュを見る。期待に満ちた顔をしている。
まだまだ元気そうだなコイツ……。
「よし、行くか」
「やった! そう来なくっちゃ」
私の答えを聞いて、アッシュは鼻息荒くメイスを振り回すのだった。
――――――
自然に出来たような洞窟を抜け、地下二階へと降り立った。そこは相も変わらず精巧な壁に囲まれた部屋であった。
部屋の大きさは十メートル四方程度で、正面と左右それぞれに扉がついていた。
ここにも魔物がいない事を確認すると、正面の扉を開き探索を開始する。
通路を進む。前を歩くのは私で、やや左側後方をアッシュが追従する。
しばらくは誰とも会わず進んでいたが、左右に分岐する通路の手前で何かの足音を聞いた。
トットットット、と一定の周期で繰り返す足音。数は多くない。二人、いや、四足歩行一匹であろう。
こちらの歩みを止め、息を潜める。
やがて、左の通路から犬が現れた。
全身茶色の毛で覆われ、口にはナイフを咥えている。コボルドだ。
コボルドはこちらに気付く素振りもなく、前を横切り反対側の通路へと消えて行く。
やけに無防備だな。気配を殺し後をつける。
通路の分岐部に差し掛かり先を見ると、コボルドがまた次の角を曲がる姿が見えた。
「チッ」
アッシュは舌打ちをし、コボルドの後を追おうとする。
私は待てとその肩に手をかける。
不自然だ。
獣特有の警戒心が感じられない。たとえ化け物といえども生物のしての本能は持ち合わせているはずだ。
いったん引くぞ。
アッシュに親指で後方に下がるよう指示すると、警戒しながら後退していった。
コボルドを発見した分岐路まで戻る。
すると前方から複数の獣が姿を現した。コボルドだ。
振り返るとやはりコボルド。あのまま追っていれば、危うく挟み撃ちになっているところだ。
前方、後方、どちらも群れと言っていい規模だ。総数は三十をゆうに超える。
「ちょ」
アッシュの慌てる声が聞こえた。
「走るな! ゆっくり左だ」
激しい動きは攻撃の呼び水となりかねない。
視線を切らず、ゆっくりともとの通路まで引き返すのだ。
「どうすんの? 階段まで走る?」
「だめだ。ここで迎え撃つ」
背を向けようものなら追いつかれてガブリだ。
逃げた者を襲う。それが動物の本能だ。
コボルドの群れを視界に収めながらジリジリと後退する。
アッシュはクロスボウのをかまえ、私はスローイングナイフに手を伸ばす。
このまま階段まで後退はムリだろうな。
わざわざ誘い込んだのだ。いまさら逃がしはすまい。
――そのとき。
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