365通りのエッセイ vol.2

蒼井托都(あおいたくと)

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08.環境の変わり目というものをあまり感じない理由

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この度僕は、長らくいた環境から卒業することにした。

いろいろ理由はありすぎるけど、ナントカエントリとかとてもじゃないけど書けないので、そこらへんはいろいろ割愛することにしよう。

今後について特に確実な何かがあるとは言い切れず、ああもう今かな、という思いで決めたのだけれど、もう少し不安がればいいものをあんまり不安になっていなかったりする。

それもそれでちょっと不思議で、なんでだろうなという気持ちについて少し掘り下げてみることにした。

特に、いた環境に未練がほぼ残っていなかった、というのが大きいだろう。

正直まだもうそこの環境から出始めたという自覚はあんまり無いものの、だんだん実感が湧いてきてから不安にでもなるのかなとも思うものの、もう少し未練があったらそもそも僕は出ようとも思っていなかったように感じる。それで長らく居続けたわけだし。

なんだかもう、やり尽くした感でいっぱいになってしまったのだ。

これからもたくさんタスクなどあるとは思うのだけれど、

そこからさらに成長やモチベーションに繋がる何かを見い出せなかったら、ただの惰性で続ける何かになってしまう。

長年続けてきたことでも、もう手放そうかと思って一週間くらいであっさり卒業への一声をあげられたことに自分で驚きつつも、ここから先でまたいろいろ学んでいこうと思えていったのだった。

正直前から飽きていた部分もあるけれど、結局卒業の日まで飽き尽くすことはなかった。似ているようで同じことはないケーススタディの数々も、毎回まっさらな気持ちで触れられはしたけれど。

それでも、そこでやることとしてはやり尽くしてしまったから卒業する。まあ、意味が分からないよなとは思ったりする。

タイミングで、状況や環境で、そうせざるを得ない経験を積んだら、もう大丈夫かなと思った。

乗り越えられたから、この先に進めると思ってしまった。

その答え合わせをこれからやっていくことにはなるのだけれど、不安以上に今は楽しみが大きい。

どこまでこの状態で居られるかは自分次第。

それならば楽しく、そして知的好奇心をどこまでも満たせるような毎日を、送りたいと思っている。
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