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建物の三階にあるその寝室は、シックな内装だった。
グレーの壁紙、マホガニーの家具、大きな窓。必要な調度品や小物が必要な場所に置いてある。
部屋の中央は、キングサイズの真っ白なシーツのベッドが陣取っている。
「シャワー浴びてきたんだね」
スン、と背後から首筋で匂いを嗅がれて、俺の肩は否応なく跳ねた。
「体臭が薄れちゃってるね、もったいない。お昼ご飯はベーコンとトマトとパンかな。うーん、なんか女くさいなぁ…………」
「どこぞで助けた女だろ」
棒読みになりつつ、俺はクロエの存在を隠した。
昼飯や女の気配まで見抜くほど鼻が良いらしい。脅威だ――もっと念入りに体を洗って来ればよかった――。
「チェス、人助けなんてしてるの?」
ミカエルは意外なほど驚いた顔をしている。子供の頃の態度やいざこざのおかげで、コイツは俺を悪党だと思い込んでいる節がある。詮索されたくなくて、「さあな」と煙にまいた。
ミカエルは訝しそうに「ふうん?」と首を傾げたが、取り調べはやめたようだった。
「自分で脱ぐ? 脱がして欲しい?」
「脱ぐ…………」
「そ?」
俺は、いよいよ抑えきれない緊張に襲われていた。
寝室にいるこの状況はどう考えてもこれから行為をしようということだった。ミカエルと俺でだ。
「もしかして怖い?」
「は?」と威嚇する声は、やや上ずっていた。
「むかしのこと、トラウマになってたりして」
ミカエルは俺の心を探るような目をしている。
初めてヒートが起きたときの件についてだ。十二歳の夜。孤児院の荒れ狂った兄弟たち、最後に立っていたミカエル、それを見上げていた俺。忌々しい記憶だ。トラウマだと?
「俺がそんな性質だと思うか?」
意地でハッと嘲って言うと、ミカエルもふっと皮肉っぽく嘲笑する。
「あの時は可愛かったのにねえ」
「てめえの妄想だろ」
なるべくミカエルの顔を見ないようにして、護身用の剣と、軽装備の薄めの革ベスト、ニットのセーターを脱いでいく。焦りのせいで手が空回りする。ベルトの金具を外したところで、一瞬ためらった。
すかさずミカエルが「恥ずかしいの?」とほくそ笑んでくる。
すでにミカエルも上裸になっている。仕事でついたのか、鍛えているのか、しっかりと筋肉がついている。妙に美しくて目に毒だった。ミカエルは顔も体も人間離れして美しく、その存在が人間だと信じられない。魔物に見えるわけじゃないが。
俺は半分やけくそになりながらカーゴパンツを下ろした。色気もなにもない。作業的に終われと思ったが、ここにきてミカエルが思わせぶりに手を伸ばしてきた。
「はあ。均等が取れてて、躍動的で、くびれてて、綺麗だよね」
鎖骨から筋肉まで、するすると指先でなぞってくる。
ミカエルから綺麗、と言われても疑問がわくばかりだった。
「日焼けしてるけど、隠れてる肌は真っ白だ。サロンのご令嬢みたい」
品評会されている奴隷か?と思った。睨みつけると、ミカエルは涼しく目を細める。
じりじりと距離を詰められ、さりげなくベッドに追い込まれた。スプリングが弾む。手慣れている、と思った。
視界の端に入ったミカエルの股間は膨張していて、俺は恐怖と嫌悪感でない混ぜになった。
「…………お前、サロンで女抱いてんだろ。まだすんのかよ」
「あっちはワインのおつまみで、こっちはデザートみたいなもんじゃない?」
ひどい言い草だった。
しかし次の瞬間、胸の飾りをひっかかれて、ッ、と息が漏れた。
「感じるんだ?」
ミカエルは笑みを深くする。知らねえ、やめろ。
「馬鹿言——」
しかしもう一度そこをつままれたとき、快感が腰に走り抜けた。首がのけぞって、俺は目を瞠った。
ミカエルは感心した声で言う。
「え、オメガってこんなに感度がいいの?」
嘘だ、と思った。ヒート中でもないのになんでこんな。
ミカエルは距離を詰めてくる。ほんの少し触れられるだけで快感が走り抜け、腰がしなってしまう。
さらに両方の粒を潰されるとたまらなかった。喉を殺しても「んっ」と声が漏れる。
そこでミカエルがいつもの意地悪な笑みをした。
「ねえ、乳首だけでイケるんじゃない?」
俺は戯言に耳を疑った。そんなわけあるか。
「もういい、こんなとこ――」
抗議した瞬間、強めに押し潰された。背中がねじれて、腰がビクンと揺れる。
後ずさろうとしたがピンピンと弾かれ、鋭い快感が走っていく。
「っ…………あ…………!」
ひたすら反応を殺そうと必死になっていたが、喉の奥からはまた甘い声が抜け出て、ミカエルは笑みを深くする。
クソ、と思って睨みつければ、「うわ、その顔クる」と言う始末だった。
そのどこか挑戦的な笑みが嫌いだ。嫌いで、苦手だ。ふだんはちゃらけた素振りをしている癖に、いつだって人の心を見抜いて、すべてを追い抜いていこうとしている。ミカエルが興味のあるものは、自分の障害になるものだけだ。俺が、サロンでツバメをしていたから、ミカエルのパトロン探しの邪魔になったから――。それだけでしかない。
部屋の温度はどんどん増していた。背中のシーツは湿ってしわがよっていく。
持久戦だ。ただし圧倒的に劣勢だった。快感の渦が腰の奥にたまっていく。
「ん…………くっ…………!」
もう少しでイキそうだった。今そこをキュッと強くされたら。もうどうしようもない。
「イケよ」
その瞬間、ミカエルが見計らったように粒を押し潰した。
「うっ…………!」
全身が力んで、俺は射精せずに達していた。
ビクン、ビクンと激しく痙攣し、大量の汗が噴き出していく。
ようやくミカエルの手が離れていく。は、と息を吸ったときだった。
「あっ、待っ――」
広げた脚の間にミカエルは割り入り、奥の窄まりに細長い指で触れてきた。
「アハ、トロトロだ」
愉快そうに笑みながら、指が直腸内を撫でてくる。自分でも触れた事がない場所だ。オメガのそこは欲情するとヒートでなくても濡れてしまう。怖気が走って、汗で濡れた肌が冷えた。けれど次に前立腺をぐっ、と潰すように押された途端、全身が蕩けだした。
指が大胆に前後しだしたとき、俺の腰は快感と屈辱でよじれていた。
この姿も全部見られている。頭の血管が切れそうだ。
「あ…………ぁ…………!」
イクと思った直前、体内の指が抜けた。
ミカエルのものが取り出される。興奮して怒涛したアルファの男根。俺のものよりカリが高くて長い。動物膜製のコンドームがぴっちりと嵌められている。自分の腹に収まるとはとても思えない。
「ミカエル」
汗をかきながら呼びかけていた。このミカエルは、本当に子供の頃一緒に過ごしたミカエルか。
「チェス…………!」
ミカエルは捕食者のような顔をして、後孔に男根をあてがった。濡れそぼったそこはほとんど抵抗もなく受け入れる。ぐぐぐと凶悪なものが肉壁を押し進んでくる。
ベッドに押さえつけられながら、あの夜を思い出した。初めてヒートを起こしたあの夜、ミカエルは俺を犯そうとしていた。孤児院で乱暴だった俺を屈服させようと――。
男根をねじこむと、馴染むまでミカエルは待った。耳元で繰り返される息は荒く湿っぽい。
俺も精一杯だった。内臓を圧迫されているせいで、息継ぎするだけでいっぱいいっぱいだった。
「う…………!」
そして内部がゆるんだ瞬間、ミカエルが動き出した。痛いのは最初だけで、たちまち結合部からは快楽が溢れ出してきた。ミカエルは「チェス」と繰り返して、腰を打ち付けてくる。アルファの汗と香水の香りがまじり合う。
「あぁっ…………あ…………!」
脳の髄が陶酔して痺れていく。とうとう触れてもいない陰茎から精液が漏れだした。オメガ性特有の無精子症に近い薄い精液だ。それがトコロテン状に情けなく垂れ流れていく。
ミカエルもひときわ奥に打ち付けた。
腸の最奥にぐぽりと怒涛の先端が嵌りこんだとき、脳天に火花が飛び散った。ミカエルは息を止めている。射精したらしい――
しかし引き抜くと、動物膜製のコンドームを取り換えた。俺はもう限界だと逃げを打ったが、無理やり引きずり戻される。
「もうっ…………」
ふたたび串刺しにされて、また最奥までえぐられる。尻の穴が開いたままもどらなくなりそうだった。
「っああ…………!」
頭が真っ白に染まってしまって、快感の頂きから戻って来れない。揺すられるたびに絶頂している。体力が尽きてくると、完全にされるがままだった。
そして腰の痙攣が止まらなくなったところで、ようやく解放された。
グレーの壁紙、マホガニーの家具、大きな窓。必要な調度品や小物が必要な場所に置いてある。
部屋の中央は、キングサイズの真っ白なシーツのベッドが陣取っている。
「シャワー浴びてきたんだね」
スン、と背後から首筋で匂いを嗅がれて、俺の肩は否応なく跳ねた。
「体臭が薄れちゃってるね、もったいない。お昼ご飯はベーコンとトマトとパンかな。うーん、なんか女くさいなぁ…………」
「どこぞで助けた女だろ」
棒読みになりつつ、俺はクロエの存在を隠した。
昼飯や女の気配まで見抜くほど鼻が良いらしい。脅威だ――もっと念入りに体を洗って来ればよかった――。
「チェス、人助けなんてしてるの?」
ミカエルは意外なほど驚いた顔をしている。子供の頃の態度やいざこざのおかげで、コイツは俺を悪党だと思い込んでいる節がある。詮索されたくなくて、「さあな」と煙にまいた。
ミカエルは訝しそうに「ふうん?」と首を傾げたが、取り調べはやめたようだった。
「自分で脱ぐ? 脱がして欲しい?」
「脱ぐ…………」
「そ?」
俺は、いよいよ抑えきれない緊張に襲われていた。
寝室にいるこの状況はどう考えてもこれから行為をしようということだった。ミカエルと俺でだ。
「もしかして怖い?」
「は?」と威嚇する声は、やや上ずっていた。
「むかしのこと、トラウマになってたりして」
ミカエルは俺の心を探るような目をしている。
初めてヒートが起きたときの件についてだ。十二歳の夜。孤児院の荒れ狂った兄弟たち、最後に立っていたミカエル、それを見上げていた俺。忌々しい記憶だ。トラウマだと?
「俺がそんな性質だと思うか?」
意地でハッと嘲って言うと、ミカエルもふっと皮肉っぽく嘲笑する。
「あの時は可愛かったのにねえ」
「てめえの妄想だろ」
なるべくミカエルの顔を見ないようにして、護身用の剣と、軽装備の薄めの革ベスト、ニットのセーターを脱いでいく。焦りのせいで手が空回りする。ベルトの金具を外したところで、一瞬ためらった。
すかさずミカエルが「恥ずかしいの?」とほくそ笑んでくる。
すでにミカエルも上裸になっている。仕事でついたのか、鍛えているのか、しっかりと筋肉がついている。妙に美しくて目に毒だった。ミカエルは顔も体も人間離れして美しく、その存在が人間だと信じられない。魔物に見えるわけじゃないが。
俺は半分やけくそになりながらカーゴパンツを下ろした。色気もなにもない。作業的に終われと思ったが、ここにきてミカエルが思わせぶりに手を伸ばしてきた。
「はあ。均等が取れてて、躍動的で、くびれてて、綺麗だよね」
鎖骨から筋肉まで、するすると指先でなぞってくる。
ミカエルから綺麗、と言われても疑問がわくばかりだった。
「日焼けしてるけど、隠れてる肌は真っ白だ。サロンのご令嬢みたい」
品評会されている奴隷か?と思った。睨みつけると、ミカエルは涼しく目を細める。
じりじりと距離を詰められ、さりげなくベッドに追い込まれた。スプリングが弾む。手慣れている、と思った。
視界の端に入ったミカエルの股間は膨張していて、俺は恐怖と嫌悪感でない混ぜになった。
「…………お前、サロンで女抱いてんだろ。まだすんのかよ」
「あっちはワインのおつまみで、こっちはデザートみたいなもんじゃない?」
ひどい言い草だった。
しかし次の瞬間、胸の飾りをひっかかれて、ッ、と息が漏れた。
「感じるんだ?」
ミカエルは笑みを深くする。知らねえ、やめろ。
「馬鹿言——」
しかしもう一度そこをつままれたとき、快感が腰に走り抜けた。首がのけぞって、俺は目を瞠った。
ミカエルは感心した声で言う。
「え、オメガってこんなに感度がいいの?」
嘘だ、と思った。ヒート中でもないのになんでこんな。
ミカエルは距離を詰めてくる。ほんの少し触れられるだけで快感が走り抜け、腰がしなってしまう。
さらに両方の粒を潰されるとたまらなかった。喉を殺しても「んっ」と声が漏れる。
そこでミカエルがいつもの意地悪な笑みをした。
「ねえ、乳首だけでイケるんじゃない?」
俺は戯言に耳を疑った。そんなわけあるか。
「もういい、こんなとこ――」
抗議した瞬間、強めに押し潰された。背中がねじれて、腰がビクンと揺れる。
後ずさろうとしたがピンピンと弾かれ、鋭い快感が走っていく。
「っ…………あ…………!」
ひたすら反応を殺そうと必死になっていたが、喉の奥からはまた甘い声が抜け出て、ミカエルは笑みを深くする。
クソ、と思って睨みつければ、「うわ、その顔クる」と言う始末だった。
そのどこか挑戦的な笑みが嫌いだ。嫌いで、苦手だ。ふだんはちゃらけた素振りをしている癖に、いつだって人の心を見抜いて、すべてを追い抜いていこうとしている。ミカエルが興味のあるものは、自分の障害になるものだけだ。俺が、サロンでツバメをしていたから、ミカエルのパトロン探しの邪魔になったから――。それだけでしかない。
部屋の温度はどんどん増していた。背中のシーツは湿ってしわがよっていく。
持久戦だ。ただし圧倒的に劣勢だった。快感の渦が腰の奥にたまっていく。
「ん…………くっ…………!」
もう少しでイキそうだった。今そこをキュッと強くされたら。もうどうしようもない。
「イケよ」
その瞬間、ミカエルが見計らったように粒を押し潰した。
「うっ…………!」
全身が力んで、俺は射精せずに達していた。
ビクン、ビクンと激しく痙攣し、大量の汗が噴き出していく。
ようやくミカエルの手が離れていく。は、と息を吸ったときだった。
「あっ、待っ――」
広げた脚の間にミカエルは割り入り、奥の窄まりに細長い指で触れてきた。
「アハ、トロトロだ」
愉快そうに笑みながら、指が直腸内を撫でてくる。自分でも触れた事がない場所だ。オメガのそこは欲情するとヒートでなくても濡れてしまう。怖気が走って、汗で濡れた肌が冷えた。けれど次に前立腺をぐっ、と潰すように押された途端、全身が蕩けだした。
指が大胆に前後しだしたとき、俺の腰は快感と屈辱でよじれていた。
この姿も全部見られている。頭の血管が切れそうだ。
「あ…………ぁ…………!」
イクと思った直前、体内の指が抜けた。
ミカエルのものが取り出される。興奮して怒涛したアルファの男根。俺のものよりカリが高くて長い。動物膜製のコンドームがぴっちりと嵌められている。自分の腹に収まるとはとても思えない。
「ミカエル」
汗をかきながら呼びかけていた。このミカエルは、本当に子供の頃一緒に過ごしたミカエルか。
「チェス…………!」
ミカエルは捕食者のような顔をして、後孔に男根をあてがった。濡れそぼったそこはほとんど抵抗もなく受け入れる。ぐぐぐと凶悪なものが肉壁を押し進んでくる。
ベッドに押さえつけられながら、あの夜を思い出した。初めてヒートを起こしたあの夜、ミカエルは俺を犯そうとしていた。孤児院で乱暴だった俺を屈服させようと――。
男根をねじこむと、馴染むまでミカエルは待った。耳元で繰り返される息は荒く湿っぽい。
俺も精一杯だった。内臓を圧迫されているせいで、息継ぎするだけでいっぱいいっぱいだった。
「う…………!」
そして内部がゆるんだ瞬間、ミカエルが動き出した。痛いのは最初だけで、たちまち結合部からは快楽が溢れ出してきた。ミカエルは「チェス」と繰り返して、腰を打ち付けてくる。アルファの汗と香水の香りがまじり合う。
「あぁっ…………あ…………!」
脳の髄が陶酔して痺れていく。とうとう触れてもいない陰茎から精液が漏れだした。オメガ性特有の無精子症に近い薄い精液だ。それがトコロテン状に情けなく垂れ流れていく。
ミカエルもひときわ奥に打ち付けた。
腸の最奥にぐぽりと怒涛の先端が嵌りこんだとき、脳天に火花が飛び散った。ミカエルは息を止めている。射精したらしい――
しかし引き抜くと、動物膜製のコンドームを取り換えた。俺はもう限界だと逃げを打ったが、無理やり引きずり戻される。
「もうっ…………」
ふたたび串刺しにされて、また最奥までえぐられる。尻の穴が開いたままもどらなくなりそうだった。
「っああ…………!」
頭が真っ白に染まってしまって、快感の頂きから戻って来れない。揺すられるたびに絶頂している。体力が尽きてくると、完全にされるがままだった。
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