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感謝の番外編
3.
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「ティティは体格もいいし、将来騎士になったりするかもね?」
「きしー?」
「どちらかには家督を継いでもらいたいが……俺がこれだからな。あり得ないとは言い切れん」
「あーそっかぁ。トゥーノは……ずっとお家にいてくれてもいいなぁ。なんなら二人とも……ん?どうしたの?」
「ママ、まんま」
「うんうん。まんま美味しいね~」
「天使だ……」
子どもたちは侍女の介助を受けながら食事をしている。トゥーノが手でぐちゃぐちゃにしたご飯を見せてきて、おれはにこにこと応えた。
トゥーノもつられて笑う。その顔にキューンと身悶えた瞬間、トゥーノが食事を吐き戻した。
「わぁっ!トゥーノ!だ、だ、大丈夫!?」
赤ちゃんの頃はよく見ていたけど、久しぶりのことに慌ててしまう。侍女は「熱がありますね」といって別室に連れて行ってしまった。
子どもたちの風邪や体調不良はこれまでも何度かあって、毎回乳母や使用人がしっかりと対応してくれる。感染ると良くないから、とおれたちは基本何もさせてもらえない。
家令が大事無いと伝えに来て、テーブルも即座に整えられたけど、おれはシュンと落ち込んでいた。食事を続ける気も起きない。
「……おれ、さっき抱っこしてたのに何も気づかなかった」
「ジューノ……俺たちはまだ親として未熟だから仕方ない。本人は元気そうだったし、そんなに落ち込まないでくれ」
マウォルス様が俺を抱っこして、ソファに座りなおす。優しくぽんぽんと頭を撫でられて、目に涙が滲んだ。
「ママ、げんき?」
よじよじとティティがマウォルス様の脚を登ってきて、父親を真似ておれの胸あたりを撫でた。ちょっと位置的にくすぐったい。手が頭まで届かないからそうなっているだけなのに、マウォルス様は即座にティティを腕に乗せ、腕をおれの頭に誘導した。
剣胼胝でゴツゴツとした大きな手と、柔らかく温かい小さな手。
ふたつの手に慰められて、おれは心の奥底から癒されていくのを感じた。ぽろっと零れたひと粒をマウォルス様がキスで吸い取って。おれは二人に抱きつきながら、あふれる愛おしさで胸いっぱいになっていた。
「へへっ。ありがと。マルス様もティティも大好き!」
「ママ、たいすき!」
「俺が一番ジューノを愛してる」
ティティが侍女に回収されて、夜の時間。おれはマウォルス様の膝の上で抱っこされながら、また微睡んでいた。
いつからこんなに甘ったれになってしまったんだろう。子どもの前では親らしくしないといけないと――できているかは置いといて、気張っている反動かもしれない。
子どもたちに抱きつかれて、抱っこして。そんな昼間を過ごしていると、今度はおれがマウォルス様に甘やかされたくなってしまうのだ。おれの方が子どもみたい。
結局、おれたちはいつまで経っても子どもで、けれどちゃんと二人の親で……大人ってそんなものなのかもしれない。
あの子たちもいつかは大きくなって、二次性が明らかになって、悩んだりする日が来るだろう。そんなときに寄り添ってあげられる親になりたい。やりたいことを、全力で応援してあげられる親になりたい。
きっと、マウォルス様と一緒ならできる未来だ。
「トゥーノ、早く元気になってほしいな……」
「あの子も意外に丈夫だから、すぐ元気になる。ティティもあまり心配していなかったし、大丈夫ってことだ」
「ふふっ。あの子たち、本当にお互いのことよく分かってるよねぇ」
マウォルス様の胸に耳を当てているから、穏やかな心音が聞こえる。旦那さまに大丈夫と言ってもらうだけで、安心できた。
優しく寝台に寝かされて、額に唇が当たる。それだけじゃ物足りなくって、むずがるように目を閉じたまま伸びをして、唇同士を触れ合わせた。
おやすみのキスにしては少し濃厚に。舌をゆるく絡ませて、高まりすぎないうちに顔を離す。
はあ、っと熱い息を逃してゆっくり瞼を開くと、情欲を抑える碧眼と目が合った。
「トゥーノがげんきになったら……ね。まるすさま。またたくさん……してね」
「~~~!!」
すやすや……寝落ちしたおれは自分の発言を覚えていなかった。
翌日、元気いっぱいの双子に叩き起こされ、一日中遊び尽くしてへろへろになったおれは、夜になって我慢の限界を迎えたらしいマウォルス様に迫られて焦った。
「約束は守ってもらおう」
「え?なんか約束した?……っえ!?」
――僕たちは今日も仲良しです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございました!
「きしー?」
「どちらかには家督を継いでもらいたいが……俺がこれだからな。あり得ないとは言い切れん」
「あーそっかぁ。トゥーノは……ずっとお家にいてくれてもいいなぁ。なんなら二人とも……ん?どうしたの?」
「ママ、まんま」
「うんうん。まんま美味しいね~」
「天使だ……」
子どもたちは侍女の介助を受けながら食事をしている。トゥーノが手でぐちゃぐちゃにしたご飯を見せてきて、おれはにこにこと応えた。
トゥーノもつられて笑う。その顔にキューンと身悶えた瞬間、トゥーノが食事を吐き戻した。
「わぁっ!トゥーノ!だ、だ、大丈夫!?」
赤ちゃんの頃はよく見ていたけど、久しぶりのことに慌ててしまう。侍女は「熱がありますね」といって別室に連れて行ってしまった。
子どもたちの風邪や体調不良はこれまでも何度かあって、毎回乳母や使用人がしっかりと対応してくれる。感染ると良くないから、とおれたちは基本何もさせてもらえない。
家令が大事無いと伝えに来て、テーブルも即座に整えられたけど、おれはシュンと落ち込んでいた。食事を続ける気も起きない。
「……おれ、さっき抱っこしてたのに何も気づかなかった」
「ジューノ……俺たちはまだ親として未熟だから仕方ない。本人は元気そうだったし、そんなに落ち込まないでくれ」
マウォルス様が俺を抱っこして、ソファに座りなおす。優しくぽんぽんと頭を撫でられて、目に涙が滲んだ。
「ママ、げんき?」
よじよじとティティがマウォルス様の脚を登ってきて、父親を真似ておれの胸あたりを撫でた。ちょっと位置的にくすぐったい。手が頭まで届かないからそうなっているだけなのに、マウォルス様は即座にティティを腕に乗せ、腕をおれの頭に誘導した。
剣胼胝でゴツゴツとした大きな手と、柔らかく温かい小さな手。
ふたつの手に慰められて、おれは心の奥底から癒されていくのを感じた。ぽろっと零れたひと粒をマウォルス様がキスで吸い取って。おれは二人に抱きつきながら、あふれる愛おしさで胸いっぱいになっていた。
「へへっ。ありがと。マルス様もティティも大好き!」
「ママ、たいすき!」
「俺が一番ジューノを愛してる」
ティティが侍女に回収されて、夜の時間。おれはマウォルス様の膝の上で抱っこされながら、また微睡んでいた。
いつからこんなに甘ったれになってしまったんだろう。子どもの前では親らしくしないといけないと――できているかは置いといて、気張っている反動かもしれない。
子どもたちに抱きつかれて、抱っこして。そんな昼間を過ごしていると、今度はおれがマウォルス様に甘やかされたくなってしまうのだ。おれの方が子どもみたい。
結局、おれたちはいつまで経っても子どもで、けれどちゃんと二人の親で……大人ってそんなものなのかもしれない。
あの子たちもいつかは大きくなって、二次性が明らかになって、悩んだりする日が来るだろう。そんなときに寄り添ってあげられる親になりたい。やりたいことを、全力で応援してあげられる親になりたい。
きっと、マウォルス様と一緒ならできる未来だ。
「トゥーノ、早く元気になってほしいな……」
「あの子も意外に丈夫だから、すぐ元気になる。ティティもあまり心配していなかったし、大丈夫ってことだ」
「ふふっ。あの子たち、本当にお互いのことよく分かってるよねぇ」
マウォルス様の胸に耳を当てているから、穏やかな心音が聞こえる。旦那さまに大丈夫と言ってもらうだけで、安心できた。
優しく寝台に寝かされて、額に唇が当たる。それだけじゃ物足りなくって、むずがるように目を閉じたまま伸びをして、唇同士を触れ合わせた。
おやすみのキスにしては少し濃厚に。舌をゆるく絡ませて、高まりすぎないうちに顔を離す。
はあ、っと熱い息を逃してゆっくり瞼を開くと、情欲を抑える碧眼と目が合った。
「トゥーノがげんきになったら……ね。まるすさま。またたくさん……してね」
「~~~!!」
すやすや……寝落ちしたおれは自分の発言を覚えていなかった。
翌日、元気いっぱいの双子に叩き起こされ、一日中遊び尽くしてへろへろになったおれは、夜になって我慢の限界を迎えたらしいマウォルス様に迫られて焦った。
「約束は守ってもらおう」
「え?なんか約束した?……っえ!?」
――僕たちは今日も仲良しです。
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お読みいただきありがとうございました!
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