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1章 カイモン先生がやってきた
6話 先生vs理事長
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「俺は今年、大学を卒業して、就活中に知り合ったここの学校の事務員のエツコちゃんと付き合って、彼女にテキトーにサボれる楽な仕事を紹介してもらってから、ここの教員になったんだモォ~ン」
「~~~!!」
カイモン先生のクチからとんでもない志望動機をきかされたボクらはぶったまげた。
しかも、「テキトーにサボれる楽な仕事」で教師を選ぶなよ。そして、事務員のエツコちゃんとやらも、こんな奴に教職をすすめるんじゃねえよ。
海電悶次郎先生のぶっ飛んだ自己紹介のおかげでシラけきってしまった教室内で、ある一人の女子生徒が手を上げた。
「なんだモォ~ン?」
「2年C組の久米ミコトです。私のママはPTAで、私のおばあ様は、この増量学園の理事長をしています」
とうとう、久米ミコトが先生にたてついたぞ。
いまミコトが言った「私のママはPTAで、私のおばあ様は、この増量学園の理事長をしています」という話は本当だ。
彼女は自分の母と祖母がこの学校の重要人物だとしっているから、それを逆手にとって、数多くの教師たちをイジメてきた。
いくら優秀で有能な先生でも、しょせんは給料で雇われた職員であることにはかわりない。雇い主の孫娘であり、教育委員会に影響力をもつPTAの娘の機嫌をそこねたら、もう、この学校にはいられない。そして、じっさいに今まで彼女の機嫌をそこねた先生達はすぐに学校を追い出された。
だから、このカイモン先生がいくら頑張っても久米ミコトにはかなわないだろう。
カイモン先生はこのピンチをどう切り抜けるのだろう?
ボク達はミコトとカイモン先生を見守ることにした。
まず、カイモン先生が、
「そういえば、ここの理事長のババアも久米とか言ってたモ~ン。お前のババアだったのかモォン?」
間のぬけた声で、カイモン先生がいうと、ミコトはムッとした表情で、
「私のおばあ様を"ババア"ですって、おばあ様はアナタの雇い主でもあるのよ、そんな態度をとって許されると思っているの?」
どうやら、ミコトはカイモン先生が理事長の威光に怯まないので機嫌が悪くなっていたらしい。普通の教師なら理事長の孫と聞いたら媚びへつらうはずだからだ。
だが、カイモン先生は普通の教師ではなかった。
「も~ん、あんなババア、俺が今までどういう研修受けたんだとか、本当に教員なのか?教員免許を見してみろとか、ゴチャゴチャうるさかったから、俺のチ⚫コを見せてやったら腰を抜かしてビビってやがったモォ~ン」
(なんじゃそりゃ!!)
驚いたことに、この先生は自分のボスである理事長先生に、教員免許を見せるかわりに自慢のチ⚫コを見せびらかして懲らしめてやったと豪語しているのだ。
「~~~!!」
カイモン先生のクチからとんでもない志望動機をきかされたボクらはぶったまげた。
しかも、「テキトーにサボれる楽な仕事」で教師を選ぶなよ。そして、事務員のエツコちゃんとやらも、こんな奴に教職をすすめるんじゃねえよ。
海電悶次郎先生のぶっ飛んだ自己紹介のおかげでシラけきってしまった教室内で、ある一人の女子生徒が手を上げた。
「なんだモォ~ン?」
「2年C組の久米ミコトです。私のママはPTAで、私のおばあ様は、この増量学園の理事長をしています」
とうとう、久米ミコトが先生にたてついたぞ。
いまミコトが言った「私のママはPTAで、私のおばあ様は、この増量学園の理事長をしています」という話は本当だ。
彼女は自分の母と祖母がこの学校の重要人物だとしっているから、それを逆手にとって、数多くの教師たちをイジメてきた。
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だから、このカイモン先生がいくら頑張っても久米ミコトにはかなわないだろう。
カイモン先生はこのピンチをどう切り抜けるのだろう?
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まず、カイモン先生が、
「そういえば、ここの理事長のババアも久米とか言ってたモ~ン。お前のババアだったのかモォン?」
間のぬけた声で、カイモン先生がいうと、ミコトはムッとした表情で、
「私のおばあ様を"ババア"ですって、おばあ様はアナタの雇い主でもあるのよ、そんな態度をとって許されると思っているの?」
どうやら、ミコトはカイモン先生が理事長の威光に怯まないので機嫌が悪くなっていたらしい。普通の教師なら理事長の孫と聞いたら媚びへつらうはずだからだ。
だが、カイモン先生は普通の教師ではなかった。
「も~ん、あんなババア、俺が今までどういう研修受けたんだとか、本当に教員なのか?教員免許を見してみろとか、ゴチャゴチャうるさかったから、俺のチ⚫コを見せてやったら腰を抜かしてビビってやがったモォ~ン」
(なんじゃそりゃ!!)
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