2年死ィ組 カイモン先生

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はしがき

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 はしがきのようなモノを書いてみようと思う。

 カイモン先生はフィクションである。
 つまり、カイモン先生は、空想の人物であり、実物の人物ではない。
 また、モデルとなった人も存在しない。

 カイモン先生は、生徒達を黙らせるためにチ●コをさらしだし……自分の雇い主である理事長先生に無礼な態度をとって「ババア」と呼びつけ……自分に意見する女子生徒に対し「お前のお腹をパンパンにしてやる」とおどしをかけ……そのことにより怨まれた女子生徒に復讐される……

 現実では、このように聖職者とは言いがたい、おろかな言動をして、ゆるされるほど、現在の日本の教育システムも落ちぶれていないはずである。
 
 ただ、小説内の不自然な設定は現実世界ではありえないものばかりだが……

 どこか妙にリアルで、実際にこんなことがありそうだと感じさせる雰囲気があるのかもしれない……

 私達は……学業や仕事などから生まれるわずらわしさや、ウップンなど、いつもの決められた、規則正しい生活から生まれる閉鎖感を「息苦しい」と感じる事も多いはずだ。

 だが、いかに息苦しいと感じる日常であろうと、秩序のなかで生きている我々には、この規則正しい生活を壊す理由も、意味も、権利もない……
 誰もが息苦しいと感じつつも、ガマンをしつつ耐えて生きているはずである。

 この「息苦しい」封鎖感を……我々のかわりに、小説内でカイモン先生が破壊して解放する。
 
 いわば、エンターテイメントにおける痛快なアクションの定石である。

 これが、作者がカイモン先生を創作した理由であり、本作の原動力であったといえる。

 カイモン先生が掲載されてはや3年以上になったが、ときたま特定の読者様から「続きが早く読みたいです」「続きは書かないんですか?」という意見をいただくことがある。

 なかには、「カイモン先生を読んで、久しぶりに大笑いした。おかげで会社に行くのが楽しくなった」とか「ぶっ飛んでる小説ですね。面白かったです」など……

 カイモン先生の破壊する日常をフィクションとして読んで喜ばれたという……ありがたい意見もいただいた。
 
 こうして、読んでくださった人達のためになるモノを書くことができて素人作家ながら嬉しく思う。

 また、別の人から「投稿される小説は量が少ない時がある、もっと増やせれないのか?」という意見もいただいたりもした。

 その他にも意見はいただいたが……その中身は「早く続きが読みたい。続きを書いて」という要望が圧倒的に多かった。
 
 困ったことに、私は身を削って執筆するプロの作家ではないので、そう次々に大量の小説をバンバンかくことができない。

 私の私生活のかたわらに、普段、思っていることや、感じたこと、共感をえたこと、感動したことを元に創作活動をしている身なので、自分にあったペースのなかでしか投稿できない。

 続きを楽しみにされている読者諸兄には迷惑をかけるが、これからもなるべく更新という約束を守って地道に創作活動を行っていきたい。

 最後に、これまでの雑文を読んでいただき、著者として感激の至りであります。
 これからも我が創作活動に御付き合いください。
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