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1章 カイモン先生がやってきた
8話 これからの学園生活
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「…………」
これで、2年C組の生徒のなかでカイモン先生に逆らえる者はいなくなった。
落ち着いてきたところで、カイモン先生が生徒の皆に改まった表情でこう切り出した。
「さっきも言ったが、俺は教師をしたことは一度もない。だから、いたらないことがあって、お前達に迷惑をかけてしまうかもしれない。だが、俺も未熟な人間だしお前達も未熟な人間だ……」
どうしたことだろう?
今までおかしな言動で狂ったふるまいをしていたカイモン先生は急にマトモなことを言い出したではないか。
あいかわらず、ズボンとパンツをはいてないけど。
先生の話は続く、
「この先の学園生活、ツラいこともあるだろう、嫌なこともあるだろう。だが、それが、人生だ。学園生活だって人生なんだよ。そんな時に先生という存在がお前達に影響する事は大きいと思う。オレ自身、お前達に何を教えてあげられるのか分からない。勉強以外にも教えなければいけないこともあるだろう……」
ふん、この先生、ずいぶんと調子の良いことを言いだしたじゃないか?「勉強以外にも教えなければいけないことがある」だって、どうせ、"友情"だとか、"思いやり"とか調子の良いことを言って、生徒達の機嫌をとっておきたいんだろう。
だが、そんなクチ先だけの嘘にボクらはゴマかされない。コイツら教師はウソつきで偽善者だからだ。
ここでカイモン先生がボクを指差して言った。
「おい、そこのお前、学園生活では勉強以外にもやらなきゃいけないことがあるが、それはなんなのか分かるかモオオン?」
先生に指名されたボクは適当にありきたりな事を思いつき、
「さあ、勉強以外にやらなきゃいけないこと?スポーツですかね?」
とボクがこたえると、
カイモン先生はクビを横にふった。
「違う。お前達にもっとも必要なことだ」
「はあ、それはなんですか?」
「それは恋愛だモ~ン」
「…………ーーーーー~~~~~~ぇぇぇぇぇえええええええええええっっ!!?」
いきなり、わけの分からんことを担任の先生がクチにした。
「オレは学校での禁断の愛に燃えるために、この学校にきたんだモ~ン。モン、もん、悶。
俺は現在、3人のオンナとつき合ってあげているが、現在、別の彼女も募集中モ~ン、オレもヤるからお前達もヤるモォ~ン」
な、な、なに言ってんだこの先生。
教師が生徒にヤれだなんて言ってるんじゃねえよ。
と、ここで、教室の学園放送からチャイムが鳴り響いた。
"キーンコーン、2年C組の海電悶次郎先性、お客様ですので至急、事務室までおこしください、チュッ~♪"
というアナウンスが校内放送で入った。しかも、最後に唇でマイクにキッスをした音が聞こえたような……
「はい、授業はおわりモン、先生はさっそくヤりにいくモン」
とカイモン先生が言うと、彼は飛び出すように廊下へ走って行ってしまった。ちなみに授業開始から時間は15分しかたっていなかった……
(事務室?まさかカイモン先生が就活中に彼女になったというエツコちゃんに会いにいっちゃったのか……)
ぼーーーーぜん。とするボクらをしり目に廊下では、とても楽しそうな奇声が聞こえてきた。
「ヤるもおおおおおん♪ヤルもおおおお~~~んん♪っっもおおおぉんんんん♪」
ボクは今まで教師が憎かった。
やれと言うだけで何もできない奴らが憎かった。
キレイごとを言うだけで、高みに登っていると勘違いしてる奴らが憎かった。
……しかし、それはうぬぼれであった。いまは、今はマトモな先生がほしい。
こうして、2年C組の担任になった海電悶次郎ことカイモン先生によってボクらの学園生活が無茶苦茶になってしまった。
しかし、その後さらに恐ろしい事態がボクの身に襲いかかってこようとは……この時はまだ予想すらできなかった。
これで、2年C組の生徒のなかでカイモン先生に逆らえる者はいなくなった。
落ち着いてきたところで、カイモン先生が生徒の皆に改まった表情でこう切り出した。
「さっきも言ったが、俺は教師をしたことは一度もない。だから、いたらないことがあって、お前達に迷惑をかけてしまうかもしれない。だが、俺も未熟な人間だしお前達も未熟な人間だ……」
どうしたことだろう?
今までおかしな言動で狂ったふるまいをしていたカイモン先生は急にマトモなことを言い出したではないか。
あいかわらず、ズボンとパンツをはいてないけど。
先生の話は続く、
「この先の学園生活、ツラいこともあるだろう、嫌なこともあるだろう。だが、それが、人生だ。学園生活だって人生なんだよ。そんな時に先生という存在がお前達に影響する事は大きいと思う。オレ自身、お前達に何を教えてあげられるのか分からない。勉強以外にも教えなければいけないこともあるだろう……」
ふん、この先生、ずいぶんと調子の良いことを言いだしたじゃないか?「勉強以外にも教えなければいけないことがある」だって、どうせ、"友情"だとか、"思いやり"とか調子の良いことを言って、生徒達の機嫌をとっておきたいんだろう。
だが、そんなクチ先だけの嘘にボクらはゴマかされない。コイツら教師はウソつきで偽善者だからだ。
ここでカイモン先生がボクを指差して言った。
「おい、そこのお前、学園生活では勉強以外にもやらなきゃいけないことがあるが、それはなんなのか分かるかモオオン?」
先生に指名されたボクは適当にありきたりな事を思いつき、
「さあ、勉強以外にやらなきゃいけないこと?スポーツですかね?」
とボクがこたえると、
カイモン先生はクビを横にふった。
「違う。お前達にもっとも必要なことだ」
「はあ、それはなんですか?」
「それは恋愛だモ~ン」
「…………ーーーーー~~~~~~ぇぇぇぇぇえええええええええええっっ!!?」
いきなり、わけの分からんことを担任の先生がクチにした。
「オレは学校での禁断の愛に燃えるために、この学校にきたんだモ~ン。モン、もん、悶。
俺は現在、3人のオンナとつき合ってあげているが、現在、別の彼女も募集中モ~ン、オレもヤるからお前達もヤるモォ~ン」
な、な、なに言ってんだこの先生。
教師が生徒にヤれだなんて言ってるんじゃねえよ。
と、ここで、教室の学園放送からチャイムが鳴り響いた。
"キーンコーン、2年C組の海電悶次郎先性、お客様ですので至急、事務室までおこしください、チュッ~♪"
というアナウンスが校内放送で入った。しかも、最後に唇でマイクにキッスをした音が聞こえたような……
「はい、授業はおわりモン、先生はさっそくヤりにいくモン」
とカイモン先生が言うと、彼は飛び出すように廊下へ走って行ってしまった。ちなみに授業開始から時間は15分しかたっていなかった……
(事務室?まさかカイモン先生が就活中に彼女になったというエツコちゃんに会いにいっちゃったのか……)
ぼーーーーぜん。とするボクらをしり目に廊下では、とても楽しそうな奇声が聞こえてきた。
「ヤるもおおおおおん♪ヤルもおおおお~~~んん♪っっもおおおぉんんんん♪」
ボクは今まで教師が憎かった。
やれと言うだけで何もできない奴らが憎かった。
キレイごとを言うだけで、高みに登っていると勘違いしてる奴らが憎かった。
……しかし、それはうぬぼれであった。いまは、今はマトモな先生がほしい。
こうして、2年C組の担任になった海電悶次郎ことカイモン先生によってボクらの学園生活が無茶苦茶になってしまった。
しかし、その後さらに恐ろしい事態がボクの身に襲いかかってこようとは……この時はまだ予想すらできなかった。
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