同僚と恋愛なんて・・・

静羽(しずは)

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5.この気持ちの意味は・・・

 

朝、目覚まし時計が鳴り今日も一日の始まりを迎える。
 急いで支度を整え、朝食も手早く済ませ、外に出ると早朝の街が静かに佇んでいた。
 仕事に向かう途中、カフェの前を通り過ぎ、通勤電車に揺られながら目を閉じ、今日も忙しい一日が始まることを確認する。

 会社に到着すると、早速プロジェクトの進捗確認やメールのチェック。
 スケジュールを確認しながら朝のミーティングに参加して仕事の優先順位を見直しながらデスクに座り業務をこなしていく。

 キャンプから既に1か月が経った。
 あの日以降、陽彩と深い話はしていない。会社で会ってもたわいもない話をそつなくするだけだ。
 自分の秘密を打ち明けた手前関わりづらくなったのか?・・・分からない。
 でも無視されているわけではない。ないんだが・・・。
 軽く避けられているような気はしてるんだよな。
 モヤモヤする毎日を送っていた。

 そんなある日偶然にも同じプロジェクトに配属されてじっくり顔を合わせる機会が訪れた。

 「おお、陽彩。久しぶりだな。」


 「昴君!久しぶり!」


 陽彩は笑顔で手を振ってきた。
 ワンコ体質は全く変わってない。可愛・・・・違・・・・・


 「同じプロジェクトになるなんてめちゃ嬉しいよ!」


 「最近あんまり顔合わせることなかったもんな。元気だったか?」


 二人はオフィスの外に出て、ちょっとした休憩スペースに座った。


 「最近、どうしてたんだ?」


 「仕事が忙しくてなかなか落ち着いて話す時間がなくて色々相談してもらったのにお礼もできてなくてごめんね」


 小さく舌を出して上目使いで謝ってきた。
 なんだよそれ。可愛すぎるだろ・・・って違・・やめろ俺・・・いちいち萌えるな。


 「そっかぁ?結構俺以外のメンツと飲みに行ったり騒いで話してたりして楽しそうにしてるのを見かけてたぞ?」


 ん?
 なんだこれ。このセリフ。
 今の俺が言ったのか。・・・あー。今気づいたけど俺は陽彩が俺以外の奴らと仲良くしているのが面白くないんだ。
 モヤモヤの原因はこれだったのか。だとすると・・これって・・・・
 もしかして・・・・


 「・・・・何か皮肉っぽいなぁ。どうしたの?」


 絶対悟られたくない・・・・すぐさまこの場を立ち去ろうとしたその時


 「もしかして、やきもちかなぁー?」


 「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 とっさに俺は陽彩に背を向けた。ヤバい。絶対顔に出てる。めちゃくちゃ恥ずかしい。これは。バレたら恥ずかしくてし・・・・・ぬ・・・・・。
 って・・・


 「イッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」


 グギッ!
 思いっきり顔をひねられた。


 「見ーちゃった。見ーーーちゃった!顔、真っ赤だw」


 この小悪魔め。


 「今ので首ヤッたぞ・・・・お詫びに酒おごれ」


 「あははw何その誘い方!うん!いいよ!今日仕事終わったら一緒に飲みに行う!」


 俺はこの時心の中で誓った。
 陽彩を自分のものだけにしたい。結果がどうあれ今日。飲み会の席で告白しよう。
 ・・・と。
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