同僚と恋愛なんて・・・

静羽(しずは)

文字の大きさ
11 / 14
恋人編

愛の確認 ①

 

 昴ははふんわりと陽彩の肩に手を添え優しく抱き寄せた。
 体を支えながら綺麗に整えられたベットにゆっくりと寝かせると慎重に頭を枕の上に乗せた。
 さっきみたいな独りよがりを見せないよう安心感を与えるように抱擁を続けた。


 「大丈夫だよ?そんなに気を使わなくても」


 そうは言ってもこの先が問題なんだ。
 どっちがどっちをやるんだ?
 その辺は聞いてから始めた方が・・・・なんて考えていたら


 「昴君が男の方やって?」


 意外な提案に驚いている。


 「え?だって陽彩、まだ、、童貞だったよな?それ。捨てたくない?卒業したくないの?」


 自分の場合童貞を捨てたくて同級生の女の子を利用した。
 当然陽彩もその願望が強いんだとばかり思っていた。


 「でも、、、それが自然な流れじゃない?体格も昴君の方が大きいし、何より、、、」


 陽彩は口を濁した。


 「ん?どうした?」


 言いたくないことなのだろうか。沈黙の時間が少し続いた。


 「昴君、入れたことあるんだよね?一回でも。僕は、その一回もないから。入れ方も分からない。だから昴君が男性側の方を、、、」


 男性同士のセックスの場合受ける側の方が負担が大きい。
 あまり苦しい方を選択させたくなかった。ましてや俺の方が体が大きい。
 きっと大きな負担になるはずだ。
 でも。
 きっと。
 入れる側の方も、もっとプレッシャーに感じることがあるのかもしれない。
 例えば受ける側の方が気が楽なんだとしたらこの提案を受け入れた方が上手くいくいのかもしれない。
 俺は優しく陽彩の手を取った。
 手の暖かさとそのぬくもりで心地よい感覚が全身に広がった。


 「うん。分かった。俺が陽彩を気持ちよくしてみせる」


 真剣な顔で言うから『プっ』僕は思わず笑ってしまった。


 「うん。ありがとう。でもゆっくりやって、、、色々頭が追いついてないから、、お願い」


 陽彩はいつものように可愛い笑顔をくれた。
 やり方はネットで調べてある。
 両方できるようにどっちも学習済みだ。
 陽彩の髪を少し撫でた後、軽くキスをした。
 少しだけ舌を絡めて唇を吸うように丁寧に口の中をなぞった。
 『ゾクっ』背中からしびれてくるよな快感に襲われた。
 そして首筋にキスをした。
 その優しい唇の動きが快楽に変わり次第に刺激的に感じられてきた。
 快感が体中に広がり興奮が高まっていくまるで快楽とリラックスが一体化したかのように自分の身体が自然と反応し始めた。心地よさと興奮が絶妙に交錯し身体中に快感が広がる。
 昴の手の動きがますます刺激的に感じられ理性を超えた快楽が押し寄せてくる。
 そしてその快楽の波が体を包み込んだとき陽彩は思わず声を漏らした。心地よさと興奮に身を委ねながら快楽の極地へと導かれていった。


 「あっ・・んんっ。ちょっ・・・」


 「ちょっと、ココ。触るよ?」


 昴は陽彩のシャツをめくりあげて感じてくれるか分からない不安の中、胸の先を舐め上げた。


 「っひゃ!!!」


 陽彩は驚きで声にならない声をあげた。


 「あっ。ごめん。ココは気持ちよくない?」


 「気持ちいいというか触られたことないし触ったこともないし舐められたこともないしびっくりしたし」


 混乱しながら焦っている彼を可愛く思えた。



 「分かった。分かった。ここは追々な」



 「えっ?おいおい???」


 今日はがっつかないと決めたので動揺してしまう部分はまた次回の持ち越しにすることにする。
 その代わり、スルリと陽彩の大事な部分に手を差し伸べた。


 『良かった。反応してくれている』


 ホッとした。
 無反応だったらどうしよう。とかなり心配したからだ。
 そして言わなくても分かるだろうけど自分のも陽彩以上に。
 これから何が起こるのかを期待しているかのようにしっかりと反応していた。
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔性の男

久野字
BL
俺はとにかくモテる。学生の頃から、社会人になった今でも、異性問わずにモテてしまう。 最近、さえない同性の先輩に好意を持たれている。いつものことだろう。いい人だから、傷つけたくはないな。 そう、思っていた。

俺は夜、社長の猫になる

衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。 ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。 言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。 タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。 けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。

愛を感じないのに絶対に別れたくないイケメン俳優VS釣り合わないので絶対に別れたい平凡な俺

スノウマン(ユッキー)
BL
 平凡顔・ヒモ・家事能力無しの黒は、恋人であるイケメン俳優の九条迅と別れたがっている。それは周りから釣り合ってないと言われたり、お前の事を愛してない人間なんて止めておけと忠告されたからだ。だが何度黒が別れようとしても、迅は首を縦に振らない。  迅の弟である疾風は、兄は黒の事を特別扱いしてると言うが――。黒は果たして迅と別れることが出来るのか!?

とあるΩ達の試練

如月圭
BL
 吉住クレハは私立成城学園に通う中学三年生の男のオメガだった。同じ学園に通う男のオメガの月城真とは、転校して初めてできた同じオメガの友達だった。そんな真には、番のアルファが居て、クレハはうらやましいと思う。しかし、ベータの女子にとある事で目をつけられてしまい……。  この話はフィクションです。更新は、不定期です。

イケメン上司とボク

夏目碧央
BL
 麗しいイケメン係長、金子仁にゾッコンな成海準一は、二人で飲みに行った帰りに「俺たち付き合わない?」と言われて有頂天に。しかし、仁には酒を飲むと出る悪癖があった……。  準一、仁それぞれの視点で恋心を描く、楽しくて心温まるラブストーリー。

エリート上司に完全に落とされるまで

琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。 彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。 そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。 社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。