私、1番になります!

くるみ

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第1章

第4話 お家はお城?

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魔法が使えると分かってから、
数ヶ月経ちました。
とっても暇です!


両親からは激愛され、あまり外にでれず
家の中を探検するしかない。
ハイハイ出来るようになったからね!

そしてなぜ、私が探検というワードを選んだかというと、
家は家でも、普通の一軒家ではなく、
これは…城だ。ダンジョンだ。

部屋いくつあるの?
廊下はどこまで続くの?
階段めっちゃ多くないですか!?

みたいなことが多々。
赤ちゃんだからサイズ感がおかしいんだよね…
ただ大きくなってもこの家は城な気がする…


あ、そうそう。

ちなみにだが、私がすでに全属性の魔法を使えることを
両親は知らない。
伝えたら引かれないか少し心配なのだが…


もし引かれたとしても私は1番になるため諦めはしない。


そしてこの世界のこと、私はまだまだ知らない。
まだ赤ちゃんだから書庫にはいけないし、
大きくならないと出来ないことだらけだ。


だから、とにかく今は純粋にこの生活を楽しもうと思う。


そういえば、私にもいつか婚約者はできるのかな?
令嬢には婚約者がつきもの!なんて思っていたけど…
魔法も1番になりたいけど
誰かの1番にもなりたい。
お母さんにはお父さん。お父さんにはお母さん。みたいな…


私なんかを好きになってくれるのかは分からないけど、
夢見るくらいはいいよね…  

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