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第1章
第7話 赤ちゃん、聖女になりかける。
しおりを挟むギギギギギ…
という音がしそうなくらい
ゆっくりメアリーの方へ振り返る
「お、お嬢様…?」
え、えーと…とりあえず!
「ああいうあいあいう!(私は大丈夫)」
メアリーは信じられないものを見るかの様に大きく目を開けている
「お嬢様、大丈夫なのですか?後ろにいるのは魔物ではないのですか?」
「あい!(うん!)」
喋れないっていうのは不便だな…
「メアリー!!とても大きな声で叫んでいたが、一体何があっ…!?」
お父さんがは走ってこちらに近付いてきたが、フェンリルの姿が見えた途端、
ポカンと口を開け止まった
お、お父さんにも見られたー!
どうするよ!契約したはいいけど、なんか
フェンリルと契約って結構凄いっぽい!?
いや、まぁ”伝説の”が付くくらいだもんね!
やってしまったもんは仕方がない!
もう開き直るしか!!!
でも喋れないよ、私!
どう説明しよう…
ー俺が説明しようか?
神か!
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