28 / 45
第28話 ミーナの耳
しおりを挟む観光。デートも終わり僕たちは宿に戻っていた。
魔素溜まりの件の解決で村に来たばかりの時と比べて活気を取り戻しているのを肌で感じた。
ただ、皆は人の多いところには行きたがらず、デートに浮かれていてもそれを理解した僕は彼女たちと少し離れた名所のようなところをまわった。
普段は魚が釣れるという村の憩いの場という湖は静まり返っていて、地面には魔法のぶつかった後や斬撃の痕が見て取れた。
それでも比較的被害の少ないところへ足を運べば、はぐれの魔物を警戒していてか人は居なくゆっくりできた。
そんな一日を過ごし、夜の帳が下りたばかりの頃だろうか。
それはミーナが僕の部屋に尋ねてきた時のこと。
寂しくなって遊びに来てくれたというミーナと話していた。
「シルヴィさんとアイリさんは?」
「寝てると思う。昨日は遅かったから」
そういえば二人とも眠そうだったな。
もっともそれはミーナもなんだけど、彼女は帰り際に疲れて先に寝ちゃったんだよね。
その後は、僕が背負って連れて帰った。
起きたばかりで目でも冴えてるのかな。寝癖を指摘したら恥ずかしそうに直していた。
そんな姿に和んでいるとミーナが近づいてくる。
「今日は、楽しかった」
いつもより距離が近い気がして嬉しくなった。
デートなんて初めてだったけど、喜んでくれたなら勇気を出した甲斐があるというものだ。
「トーワは何を読んでたの?」
ミーナは枕元に置かれている一冊の本を目にして聞いてきた。
「ああ、街を出るときに何冊か持ってきたんだよ」
やっぱり好きだな僕。
A級冒険者の活躍を描いた物語なんだけど、結局リザード便ではずっと揺れてて読めなくて、この村でも忙しくて読めなかったんだけどね。
「ミーナはこの人知ってる?」
タイトルを見せた。
「『龍王』……?」
「うん、A級らしいんだけど凄く強いんだ。アランさんもこの人のことは知ってるらしくてさ」
結局今日は酒場帰りだというアランさんに人生初デートの最中に見つかったんだよね。
別に隠れていたわけでもないけど、デート中ということもあり何となく気恥ずかしかった。
酔ってたなぁ、アランさん。
色々心配してもらったからちゃんと報告もさせてもらった。
3人に『これから俺のダチをよろしく頼むよ』なんて言ってくれてさ……
その時のことを思い返しているとやけにミーナが静かなことに気付く。
「? どうかした?」
「……トーワはその、龍王のファンなのだろうか?」
「うん、大ファンだね。これ続編で途中までしか読めてないんだけど憧れるなーって」
とにかく迫力があるんだよね。
A級というランクではあるけどS級に匹敵する実力があるんじゃないかという話もあるらしい。
といっても全部小説の受け売りだけど……
ドラゴンだとかS級だとか、男のロマンをくすぐられる要素が本当に多い。
『恐れられた龍王の旅立ちはたった一人から始まった』
だったかな。
何度か読み直したせいで冒頭のところ暗記しちゃったよ。
あとは個人的に気に入った所なんだけど『龍王』は誰にだろうと従わない怖い人みたいに描かれてるけど、続編では不器用な優しさみたいなものを見せるエピソードが多数あった。
だけど恐怖を与えて結局は避けられるんだよね。
それでも何度もそういうエピソードが差し込まれているあたり優しさを感じた。
途中で気づいた。もしかして『龍王』って凄い優しい人なんじゃ? と。
そういう明記されてない作者の意図みたいなのを理解するのも読書の楽しみだよね。
それが分かってから更に嵌った。在り方のギャップのようなものが僕の心を掴んだんだ。
ただ何故か容姿と性別が本の中でふわっとしてるんだよね。なんでだろう?
いつか本当に出会えたら話でもしてもらえたらって思う。
そりゃ多少は脚色も入ってるかもしれないけどさ。それでも強くてふとした時に優しさを見せるこの人のことを僕は気に入っていた。
そこまで熱く語ったところでミーナがまた無言になっていた。
ちょっと熱くなり過ぎたかも……
「ミーナ?」
「む、ごめんなさい。なんでもない……よくよく考えたら無用な心配だった」
「?」
と、僕にというよりかは独り言のように言って意識を戻した。
気になったけど、目の前のミーナが耳を動かしたのを見て、そっちに興味が移ってしまった
この際なので以前から気になってたことを聞いてみることに。
「そういえば話変わるけどミーナの耳ってどうなってるの? 猫耳は分かるけど、人族みたいな耳とかってついてないの?」
ミーナって考え事すると耳がちょっとだけ動くよね。
見てて和むけど、横のところはどうなってるのか。
ミーナの髪はふさふさしてるので見たくても見えない。
「トーワは不思議なことを言う、耳は4つもない」
あー、元の世界の認識のまま聞いてしまった。
ということはミーナに僕みたいな形の耳はついてないのか。
でもそう言われると確認してみたくなってしまう。
「どうなってるかちょっと見せてもらえないかな?」
「え」
瞬間ミーナが止まった。
「うん?」
固まった。体を硬直させたままこちらを見てくる。
というか顔が段々赤く……? もしかして何か不味い話題だったのだろうか……
ミーナはふらふらと傍に寄ってきた。そのままベッドに倒れ込む。
ぼふっと柔らかい音を立ててベッドに横たわった。
そうしてミーナは横に倒れたまま僕を熱っぽく見つめてくる。
しばらく意味を考えた。
「トーワになら……構わない」
……え、なにが?
◇
ミーナは何故か「少しだけ待っていてほしい。清めてくる」そう言い残して部屋を出て行った。
待つこと30分ほどだろうか。
普段着だった先程からパジャマに着替えたミーナが戻ってきた。
沐浴をしてきたのか髪はしっとりと濡れている。
落ち着きのない様子で視線はうろうろと彷徨っていた。
「その……人に触らせるのは初めてだから、や、優しくしてほしい」
ミーナがベッドに腰掛けるのを僕は黙ってみていた。
「……トーワ?」
アクションを起こさない僕を不思議そうに見つめてくる。
恐らくは耳を触らせてくれるのだと解釈した。
念のため確認もする。
「えっと、耳を触らせてくれるのかな?」
「う、うん」
まあ、耳くらいなら……
子供の頃は母さんに耳掃除とかしてもらってたな。
でも耳とはいえミーナに触る機会って少なかったよね。
ミーナの様子と相まって僕まで緊張してしまう。
そっと先端の方に触れてみた。
ぴくんっ、と耳が反応して揺れ動いた。
「ん……っ」
ミーナが声を漏らす。
なんだかいけないことをしている気分だ。
濡れているのもあるけどしっとりして触り心地が良い。いくらでも触ってられるってやつかな。
気になって、耳から髪へ手を動かす。すると触り心地が全く変わった。
不思議だ。そして気持ちいい……
これ以上触る誘惑を跳ね除け、ミーナから手を離した。
「……ありがと。ミーナの耳ってこんな感触なんだね」
あまり触りすぎるのもミーナに悪いと思うし。
だけど、ミーナは顔を上げて唖然としていた。
え――? と驚いたような声が聞こえた。
……え、何?
「そ、その……私の耳、どこか変だった……?」
酷く怯えたようなミーナの上目遣い。
自信がなさそうに縮こまり、今にも泣きそうなほど目を潤ませていた。
「いやいや、そんなことなかったよ。触り心地も良かったし」
「……そう」
心なしかミーナの返事には元気がなかった。しゅんとしている。
さすがにこれはもっと触った方がよかったのかもしれないと理解した。
でも、耳か……耳かぁ。
あんまり女の子に不躾に触るというのも……いや、耳だからセーフ?
駄目だ全然分からない。
こんなことなら獣人族についてもっと調べておくんだった。
とはいえ後の祭りだ。
だけど、それならばということで1つ思いついた。
「耳掃除してあげようか?」
猫人族の作法は分からないけど、恋人っぽい気がする。
ミーナの反応は劇的だった。
顔を勢いよく上げて何度も頷く。
耳掃除好きなのかな?
分かるかも。あれ気持ちいいんだよね。
昔は母さんにやってもらうのが本当に好きだったな。
それともミーナも恋人らしいと思ってくれてたりとかするのかな……あ、どうしよう嬉しい。
荷物カバンから耳かきを取り出した。
自分用に作っておいた物だが、長旅になるかもと持ってきておいてよかった。
「じゃあ横になってね」
「っ!」
ミーナが固まる。
僕は僕でこれ膝枕だなと気付いた。
耳に触るよりこっちのほうが恋人っぽい。
どうしよう。なんか緊張してきた。
ミーナが「お、お邪魔する」と、僕の膝の上に頭を乗せてきた。
予想していたよりも軽い。手に触れる髪の毛の感触が滑らかで心地よくサラサラしていた。
ミーナの体が強張っていたので安心させる。
「浅いところだけやるから大丈夫だよ。痛かったら言ってね」
「う、うん」
とはいえ獣人族の人の耳ってどうなってるんだろう?
猫の耳なんて掃除したことないしな……あまり奥深くには入れなかったら大丈夫かな。
ミーナの猫耳に耳かきの棒を入れた。
「み、ぐっ……ふッ……!」
口元抑えてビクビクし始めた。
慌てて耳かきを外に出した。
「ご、ごめん。痛かった?」
「そんなことは、ない。つ、続けてほしい……」
もうちょっと浅いところがいいのかな?
穴の浅いところをカリカリと擦った。
「み゛……んぐっ、ぐ……っ」
またしゃっくりみたいだった。
さすがに耳掃除の最中にしゃっくりされると危ないな。
僕も手が滑るかもしれないし。
休憩を挟んだ。
「ま……待って……トーワ。これ、しゃっくりじゃないの」
「そうなの?」
「う、うん。嬉しかったりすると勝手に出ちゃうの」
そうなんだ。
じゃあ別に無理して我慢はしてほしくないかな。
声我慢しなくてもいいよ。と伝えるとミーナは恥ずかしそうに膝の上で頷いた。
耳道を擦り、窪んでいるところもカリカリと引っ搔いた。
ミーナの癖? みたいなのも、さっきよりかは体が動かなくなったので、少し深いところを掃除してあげた。
みぃみぃ、って鳴いてる。
なんか可愛いな。本当に猫みたいだ。
治療院にいる猫たちは元気にしてるだろうか。ソフィアさんにご飯とか頼んでるけど、僕も会いたくなってきたな。
って、いけないいけない。ミーナの耳掃除に集中しなくては。
「ミーナの耳綺麗だね。汚れてないよ?」
「ま、毎日、手入れは……し、してるから……それに、トーワに、見られるから……さっきも念入りに……綺麗に、しておいた」
なぜだか呼吸が乱れているミーナ。息も絶え絶えだった。
それ僕が耳掃除する意味あるんだろうか……という言葉は空気を読んで飲み込んだ。
「大丈夫……? なんか耳熱いけど……」
「だ、大丈夫……」
そういえば普通の猫の耳には放熱の役割もあるんだったっけ。
獣人と猫って似てるところ多いんだな。
納得したところで引き続きミーナの耳を掃除する。
細長い棒を前後に出し入れを繰り返すと、ミーナの体がくねったように見えた。
カリカリ
「……ッ! みっ! みぃ、みぃ、みぃ!」
コリコリ
「み、みぅっ、みぃ、みぃ!」
ミーナが何度ももじもじするので僕の方も頻繁に動きを止めることになってしまった。
というかそんなに動かれるとやり辛い。
「ミーナ? ジッとしないと危ないよ?」
「ご、ごめっ、なさ」
ほじほじ
「みっ!? みぃ、みぃっ!」
「…………」
最初は普通に掃除してたんだけど、途中から……なんだろう、なんというか……ミーナの反応も相まって無言になってしまった。
ミーナの声だけが部屋に響く。なんとなく……気まずい。
僕の心が邪なのか、ミーナのこの声も喘ぎ声みたいに思えてきた。
耳掃除ってこんなのだっけ。何でミーナは内股をもじもじ擦り合わせているのか。たまに足の爪先ぴんってしてるし。
確かにミーナの耳穴に棒が入ってるこの状況は一種のエロスなのかもしれないが……いや、落ち着け。なんか変な思考になっていってる。
視線を向けるとそこではミーナがもどかしそうに身悶えて腰をもじもじさせていた。
ミーナの体がビクビクし始めたので、浅めのところに棒を戻した。
するとミーナがギュッと僕の服を掴んでくる。切なそうに眉根を寄せたミーナの涙が頬を伝っていた。
「と、トーワ。焦らしちゃ、や……っ」
焦らすとは……?
猫耳の掃除なんてしたことないからあんまり奥に入れるのが怖いだけなんだけど。
再び浅いところをカリカリする。怖いけど要望通りさっきよりも奥の辺りをコリコリ。
ミーナの声が数トーンほど高くなる。
本当に変な気分になってきた……
いやいや、僕を信頼してくれている彼女を裏切るわけにはいかない。
煩悩を振り払った。
「はい、こっち終わり。反対向いて」
そうして同じように反対側も耳掃除をする。
反応はさておき、ただの耳掃除なのでものの10分ほどで終わった。
終わったよ。とミーナを窺う。
始まってからもずっと息が荒かったミーナだけど、終わってから精魂尽き果てたかのようにぐったりとしていた。
大粒の汗を流して胸を上下させている。
「ハァ……ッ、ハァ……ッ」
そんなことになる?
……綺麗だったよ。そう言って僕はミーナの耳掃除を終えるのだった。
そして力尽きてしまったミーナを僕のベッドに寝かせた。僕は――
床で寝るか……
10
あなたにおすすめの小説
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける
朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。
お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン
絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。
「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」
「えっ!? ええぇぇえええ!!!」
この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる