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第2章 外科の未来、その先へ
30話 スタイリストから催促
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エリナさん(通称エリー)から、泣きの催促が来た。
「サテライトオープン、おめでとうございます。お忙しいとは重々承知していますが、またまた洋服が山のように届いていて困っています。
いつものメンバーと桐生さんだけでは、とても消化できないんです。どうしたらいいでしょうか?」
ああ~、確かにね。ずっと忙しくて出かけてないもんなあ。どうしよう……。
夏と桐生君を呼んで、事情を説明した。
理事「ああ~、そうだよねえ。溜まるよね。だって遊ぶ時間がないもんね」
桐生「いつものメンバーだけでは足りないようですね。
では、サイズがあまり変わらないスタッフに声をかけてみましょうか?
もしよければ、写真やサイズをエリーさんに見てもらってからですが‥‥‥。
院長や理事に着てほしくて、提供してくださっているわけですから、他の人でもいいかどうか、ですよね」
理事「それならさ、いっそエリーさんを呼んじゃったら?
院内でスカウトしてもらえばいいじゃない?
その場でOKかどうかも聞けるしさ。その方が早いよ。
だって俺たちだけじゃ、もうそんなに出かける時間がないからさ。
今までもファッションショーなら何回もやってるしさ。
あっ! この前のユニフォームの動画を見てもらう方法もあるね!」
「よし、イチかバチか電話してみるよ。エリーさんも忙しいかな~。来れるかな?」
連絡を取ってみると、ユニフォームの動画を見てから返事をするとのこと。
30分ほどで返事が来た。
「俺たちと、その何人かと一緒に公園やレストラン、駅でもどこでもいいから、交じってもらえるならOKだって。
じゃあ、中村のカフェにでもみんなで行くか? これはご馳走しないといけないな。出演料はないからさ」
理事「しょうがないよ。旅行に行くよりは安いよ。じゃあ、今度の土曜の仕事終わりにしようか?
サテが大丈夫なら3時に上がらせてもらってさ」
「そうだね。でもエリーさんからモデルのリクエストが来てるから、本人たちに了解を取らないとダメだね」
*
休憩時間が終わる20分前に、会議室に集まってもらった。
説明すると、スタッフはみんな大喜びだった。
なんせ、着た服はほとんどもらえると聞いて、みんな飛び上がったり、ガッツポーズをしていた。
そうか、そんなに嬉しいんだな。
とりあえずカフェに連絡して、予約の電話と写真撮影の許可だけは取った。
莉子や桃香も行くことになったから、そろばんは休むってさ。
まあ、久しぶりだからいいか。
*
その日の夕方だった。放射線技師の本居さんと萩野さんが「話がある」と院長室にやって来た。
本居「あのう、押しつけがましくて言いにくいのですが、今度の土曜日に専属のカメラマンは要りませんか?」
萩野「なんか三枝さんも参加されるって聞いたんですけど、そうすると写真を撮る人がいないんじゃないかな~と思いまして……」
本居「実はこの前も皆さんの写真を撮ったので、最近撮影用にいいカメラを買っちゃったんですよ。ぜひ使わせていただけないでしょうか?」
もう~、クククと夏も桐生さんも笑い出している。
ふふふ、笑ってしまった。まったく。
うちのクリニックは、ほんと隠し事ができないんだよね。
「OK、了解。じゃあ活躍してください。その代わり洋服はないですよ。いいんですか?」
二人「もちろんです!」
理事「じゃあ、前に着たもので良ければ、何か持ってきますよ。それでもいいですか?」
本居「ええっ!? いただけるんですか? ありがとうございます!! やったー!」
二人は大喜びで戻っていった。
俺たちはしばらく、くすくすと笑っていた。はあ~。
桐生「うちのクリニックって、なんでこう仲良しなんですかねえ?」
「笑っちゃうよね~」
「サテライトオープン、おめでとうございます。お忙しいとは重々承知していますが、またまた洋服が山のように届いていて困っています。
いつものメンバーと桐生さんだけでは、とても消化できないんです。どうしたらいいでしょうか?」
ああ~、確かにね。ずっと忙しくて出かけてないもんなあ。どうしよう……。
夏と桐生君を呼んで、事情を説明した。
理事「ああ~、そうだよねえ。溜まるよね。だって遊ぶ時間がないもんね」
桐生「いつものメンバーだけでは足りないようですね。
では、サイズがあまり変わらないスタッフに声をかけてみましょうか?
もしよければ、写真やサイズをエリーさんに見てもらってからですが‥‥‥。
院長や理事に着てほしくて、提供してくださっているわけですから、他の人でもいいかどうか、ですよね」
理事「それならさ、いっそエリーさんを呼んじゃったら?
院内でスカウトしてもらえばいいじゃない?
その場でOKかどうかも聞けるしさ。その方が早いよ。
だって俺たちだけじゃ、もうそんなに出かける時間がないからさ。
今までもファッションショーなら何回もやってるしさ。
あっ! この前のユニフォームの動画を見てもらう方法もあるね!」
「よし、イチかバチか電話してみるよ。エリーさんも忙しいかな~。来れるかな?」
連絡を取ってみると、ユニフォームの動画を見てから返事をするとのこと。
30分ほどで返事が来た。
「俺たちと、その何人かと一緒に公園やレストラン、駅でもどこでもいいから、交じってもらえるならOKだって。
じゃあ、中村のカフェにでもみんなで行くか? これはご馳走しないといけないな。出演料はないからさ」
理事「しょうがないよ。旅行に行くよりは安いよ。じゃあ、今度の土曜の仕事終わりにしようか?
サテが大丈夫なら3時に上がらせてもらってさ」
「そうだね。でもエリーさんからモデルのリクエストが来てるから、本人たちに了解を取らないとダメだね」
*
休憩時間が終わる20分前に、会議室に集まってもらった。
説明すると、スタッフはみんな大喜びだった。
なんせ、着た服はほとんどもらえると聞いて、みんな飛び上がったり、ガッツポーズをしていた。
そうか、そんなに嬉しいんだな。
とりあえずカフェに連絡して、予約の電話と写真撮影の許可だけは取った。
莉子や桃香も行くことになったから、そろばんは休むってさ。
まあ、久しぶりだからいいか。
*
その日の夕方だった。放射線技師の本居さんと萩野さんが「話がある」と院長室にやって来た。
本居「あのう、押しつけがましくて言いにくいのですが、今度の土曜日に専属のカメラマンは要りませんか?」
萩野「なんか三枝さんも参加されるって聞いたんですけど、そうすると写真を撮る人がいないんじゃないかな~と思いまして……」
本居「実はこの前も皆さんの写真を撮ったので、最近撮影用にいいカメラを買っちゃったんですよ。ぜひ使わせていただけないでしょうか?」
もう~、クククと夏も桐生さんも笑い出している。
ふふふ、笑ってしまった。まったく。
うちのクリニックは、ほんと隠し事ができないんだよね。
「OK、了解。じゃあ活躍してください。その代わり洋服はないですよ。いいんですか?」
二人「もちろんです!」
理事「じゃあ、前に着たもので良ければ、何か持ってきますよ。それでもいいですか?」
本居「ええっ!? いただけるんですか? ありがとうございます!! やったー!」
二人は大喜びで戻っていった。
俺たちはしばらく、くすくすと笑っていた。はあ~。
桐生「うちのクリニックって、なんでこう仲良しなんですかねえ?」
「笑っちゃうよね~」
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