診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ

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第2章 外科の未来、その先へ

29話 西村サイド・物流の新人

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 採用したばかりの小林エリカさんと福田陸さんを連れて、物流センターに案内した。

今日が初出勤になる。一応、すでに全館を自由に見学してもらっている。

二人とも看護助手なので、服装は同じ。黄緑のポロシャツチュニックに紺のズボンだ。

ただ汚れそうなので、桐生さんに頼んで茶色のエプロンも着用してもらっている。

今日はすでに、納品の段ボール箱がエレベーター前に山積みになっていた。

西村「うわ~、今日もまたいっぱい来たわねえ~」

西村「じゃあね、二人に仕事を振り分けます。大きな段ボールや品物は福田さん、お願いできますか?」

福田「はい。かしこまりました」

西村「小林さんは薬品類と、比較的小さなものをお願いします。手に余るようなら、福田さんに協力してもらってください。

特に商品別には分けませんので、自分たちで話し合って、分けて整理してください。

今は細かく分けているので、大丈夫だと思いますが、自分流で構いません。

気が済むように仕分けしてくれていいですからね」

「はい、わかりました」二人が声を揃えてくれた。

西村「福田さんお願いがあって、福田さん流の“すのこ”を敷く方法、あれは良いのでぜひやってください。

二人とも、必要な備品はリストを作って、パソコンでメールに添付して私に送ってください。

パソコンは囲われた部屋の中に2台あります。タブレットは個々に持ってください。

皆タブレットは腰にぶら下げて、休憩室で掲示板を読んだりしてるんだけどね。自由ですよ。

パソコンの横にありますので、ぜひ活用してくださいね。使い方の説明書も横に置いてあります。

皆の掲示板も見られるので、後で眺めてみてください。

それから、もしかしたら小林さんは他の診療科の仕事も入るかもしれませんが、メインはこちらなのでよろしくお願いします。

福田さんは、しばらくこちらで専任にしてください。仕事が増える場合は、またお伝えします。

今日の納品は、どんどん片付けちゃってくださいね。

後で事務の人に来てもらいますから、タブレットの使い方や納品システムは教えてもらってください。

何か分からないことがあったら、メールください。あっ、今来てくれた! ちょっと待ってて」

ニコニコして紺のスーツを着た女性がやって来た。

西村「ごめんなさいね、来てもらっちゃって」

桐谷「いえいえ、いいですよ。私も外に出るのは久しぶりなので、うれしいです」

西村「じゃあ、紹介しますね。こちらは本館4階の医局で事務をしている桐谷美穂子さんです」

二人「よろしくお願いします」

西村「こちらは新人で小林エリカさんと福田陸さんです」

西村「で、悪いんだけど、物流のシステムの使い方とタブレットの説明をしてもらえますか?」

桐谷「はい。かしこまりました」

西村「じゃあ、あとはお願いしますね」


は~、終わった。早くサテライトに行かなくっちゃ~。

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