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第5章 2号館、屋上から動き出す
94話 院長・奮闘
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そうだ!物流の冷蔵庫や冷凍庫に、まだ物資が残っていないかな?
「ちょっと待ってください。もしかしたら物流の冷蔵庫や冷凍庫に荷物が届いているかもしれないです」
すぐインカムで福田さんに確認すると、「まだある」との返事だった。
「三輪さん、すみません。四階の物流に物資があるそうなんです。内容が分からないので、その処理をお願いしてもいいですか? 必要なら福田さんに運んでもらって、不足があれば注文してください」
友井「はい、わかりました。私たちでやりますので、ご安心ください。あと主任にお粥ですね、それも作ります」
「そうですか。助かります。では莉子を呼んできますから、お粥を主任のところに持って行ってもらいます。
20分くらいでいいですか? その間に診察をしてきます」
三輪「承知しました。お願いします」
俺は莉子を呼んで、お粥を持っていくよう頼んだ。
*
主任の部屋に行くと、目を覚ましていた。
「失礼します。気分はいかがですか? ちょっと診察しますね」
主任「すみません、院長。皆さんにご迷惑をおかけして」
「ふふ、大丈夫。みんな自分で茶碗を洗っていきましたよ。
朝食も理事と俺で作ったから心配いらない。
それより、治るまで一週間以上はかかるかもしれません。
今、三輪さんたちにみんなの分を作ってもらえるようお願いしたので、何も心配しなくていいです。
ゆっくり休んでください。後で看護部長も顔を出すそうです。
それと今、お粥を作っています。食べられそうですか?」
主任「はい、少しなら食べられると思います」
「では熱を測りますね」 一通りの診察をする。
「触診しますよ。昨日は背中が痛かったんですよね? 今はどうです?」
主任「ええ、今も痛みます」
「ああ、まだ辛いですね。お粥を食べたら点滴を始めましょう。莉子が持ってきますよ」
主任「えっ、申し訳ないです」
「いいからいいから。こんな時だけですよ。莉子も手伝いたいって言ってました」
その時、チャイムが鳴った。
「おっ、莉子かな?」 ドアを開けると、莉子が盆にお粥とお茶をのせて立っていた。
「入って。ありがとうね」
「じゃあ莉子、あとはお願い。食べたら点滴をするから」
莉子「はい、分かりました」
*
俺はカルテを起こしにいったん帰宅して書斎へ。ここでもカルテを見られる。
処方を入力し、サテの亜衣さんに点滴を用意してもらった。
寮に戻ると、亜衣さんがリビングに点滴を持って来てくれていた。
亜衣「主任はどうですか? 皆すごく心配しています」
「今朝はだいぶ楽になってるみたいだね。目も覚ましていたし、莉子がお粥を持って行ってる。
これから点滴を二本つなぐから、あとで様子を見てください。昼頃また来ます」
亜衣「はい、かしこまりました」
けれど彼女の表情はまだ浮かない。――みんな心配しているんだな。
やっぱり寮母って太陽のような存在なのかもしれない。
その太陽がいないと、みんなの気持ちまで沈んでしまう。
「ちょっと待ってください。もしかしたら物流の冷蔵庫や冷凍庫に荷物が届いているかもしれないです」
すぐインカムで福田さんに確認すると、「まだある」との返事だった。
「三輪さん、すみません。四階の物流に物資があるそうなんです。内容が分からないので、その処理をお願いしてもいいですか? 必要なら福田さんに運んでもらって、不足があれば注文してください」
友井「はい、わかりました。私たちでやりますので、ご安心ください。あと主任にお粥ですね、それも作ります」
「そうですか。助かります。では莉子を呼んできますから、お粥を主任のところに持って行ってもらいます。
20分くらいでいいですか? その間に診察をしてきます」
三輪「承知しました。お願いします」
俺は莉子を呼んで、お粥を持っていくよう頼んだ。
*
主任の部屋に行くと、目を覚ましていた。
「失礼します。気分はいかがですか? ちょっと診察しますね」
主任「すみません、院長。皆さんにご迷惑をおかけして」
「ふふ、大丈夫。みんな自分で茶碗を洗っていきましたよ。
朝食も理事と俺で作ったから心配いらない。
それより、治るまで一週間以上はかかるかもしれません。
今、三輪さんたちにみんなの分を作ってもらえるようお願いしたので、何も心配しなくていいです。
ゆっくり休んでください。後で看護部長も顔を出すそうです。
それと今、お粥を作っています。食べられそうですか?」
主任「はい、少しなら食べられると思います」
「では熱を測りますね」 一通りの診察をする。
「触診しますよ。昨日は背中が痛かったんですよね? 今はどうです?」
主任「ええ、今も痛みます」
「ああ、まだ辛いですね。お粥を食べたら点滴を始めましょう。莉子が持ってきますよ」
主任「えっ、申し訳ないです」
「いいからいいから。こんな時だけですよ。莉子も手伝いたいって言ってました」
その時、チャイムが鳴った。
「おっ、莉子かな?」 ドアを開けると、莉子が盆にお粥とお茶をのせて立っていた。
「入って。ありがとうね」
「じゃあ莉子、あとはお願い。食べたら点滴をするから」
莉子「はい、分かりました」
*
俺はカルテを起こしにいったん帰宅して書斎へ。ここでもカルテを見られる。
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「今朝はだいぶ楽になってるみたいだね。目も覚ましていたし、莉子がお粥を持って行ってる。
これから点滴を二本つなぐから、あとで様子を見てください。昼頃また来ます」
亜衣「はい、かしこまりました」
けれど彼女の表情はまだ浮かない。――みんな心配しているんだな。
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その太陽がいないと、みんなの気持ちまで沈んでしまう。
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