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第5章 2号館、屋上から動き出す
96話 寮の夕べ
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20時。みんな一斉に帰ってきた。
テーブルの上の料理に目が釘付けのようだった。
佐藤「ええー?すご~い。院長、どうなってるんですか?」
院長「三輪さんたちが作ってくれたんだよ。旨そうだろ?」
長谷川「でも今朝は院長先生が作ってくださったんですよね? 卵焼き、すごく美味しかったです」
院長「おっ、そう? 嬉しいな」
吉岡「寮母さんの甘めの卵焼きも美味しいけど、院長先生の出汁味も美味しかったです」
院長「へえ~。寮母さんは甘めなんだね。そっちが良ければ甘くもできるよ」
森下「俺は出汁味の方が好きだなあ」
吉岡「僕も出汁味のさっぱりした感じが食べやすかった。どっちも好きですけど」
院長「なるほど。じゃあ両方作ればいいか。みんな卵焼きが好きってのは分かったよ」
青山「院長が作ってくださるだけで驚きですよ」
亜衣「本当に!料理まで完璧なんて凄すぎです。揃いすぎ!」
隣の村上君がコホンと咳払い。ぷっ。
上間「ほんとよね。私も院長先生みたいな人がいたら、すぐ結婚しちゃう!」
えっ、と男たちの視線が一斉に上間先生へ。……なるほどね。
早めに退散した方が良さそうだ。
「じゃあ、もう帰るから。食べ終わったら食器は洗って乾燥機に入れてね。
最後の人はスイッチを回すこと。同時に換気扇も回して、乾燥機が止まったら換気扇も止める。分かった?」
「はーい!」
院長「それと、川瀬先生がまだ食べてないから、ちゃんと残しておいてあげてね」
「はーい!」
院長「では戻ります。おやすみなさい」
「おやすみなさい~!ありがとうございました!」
一斉に声が揃う。この統率感、すごいな。
きっとこれがあるから主任は尽くしたくなるんだろう。楽しいもんな。
*
主任の様子を見に行った。もちろんチャイムは鳴らしたよ(笑)
「失礼します。どうですか? 少しは食べられそうですか?」
西村「はい、ありがとうございます。少しなら食べられそうです」
「それはよかった。欲しいものは何でも川瀬に言って、甘えてくださいね」
ちらっと川瀬が俺を見た。ぷっ。
「あ、川瀬。冷凍庫にアイスもあるから、食べられそうなら出してあげてね」
川瀬「了解!」
「じゃあ失礼します。おやすみなさい」
邪魔者はとっとと退散だ。
――なんだか甘い雰囲気がしていた気がするけど、気のせいかな?
テーブルの上の料理に目が釘付けのようだった。
佐藤「ええー?すご~い。院長、どうなってるんですか?」
院長「三輪さんたちが作ってくれたんだよ。旨そうだろ?」
長谷川「でも今朝は院長先生が作ってくださったんですよね? 卵焼き、すごく美味しかったです」
院長「おっ、そう? 嬉しいな」
吉岡「寮母さんの甘めの卵焼きも美味しいけど、院長先生の出汁味も美味しかったです」
院長「へえ~。寮母さんは甘めなんだね。そっちが良ければ甘くもできるよ」
森下「俺は出汁味の方が好きだなあ」
吉岡「僕も出汁味のさっぱりした感じが食べやすかった。どっちも好きですけど」
院長「なるほど。じゃあ両方作ればいいか。みんな卵焼きが好きってのは分かったよ」
青山「院長が作ってくださるだけで驚きですよ」
亜衣「本当に!料理まで完璧なんて凄すぎです。揃いすぎ!」
隣の村上君がコホンと咳払い。ぷっ。
上間「ほんとよね。私も院長先生みたいな人がいたら、すぐ結婚しちゃう!」
えっ、と男たちの視線が一斉に上間先生へ。……なるほどね。
早めに退散した方が良さそうだ。
「じゃあ、もう帰るから。食べ終わったら食器は洗って乾燥機に入れてね。
最後の人はスイッチを回すこと。同時に換気扇も回して、乾燥機が止まったら換気扇も止める。分かった?」
「はーい!」
院長「それと、川瀬先生がまだ食べてないから、ちゃんと残しておいてあげてね」
「はーい!」
院長「では戻ります。おやすみなさい」
「おやすみなさい~!ありがとうございました!」
一斉に声が揃う。この統率感、すごいな。
きっとこれがあるから主任は尽くしたくなるんだろう。楽しいもんな。
*
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――なんだか甘い雰囲気がしていた気がするけど、気のせいかな?
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