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第6章 菜の花寮の大騒動
109話 川瀬サイド・嫌な予感・2
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CTの結果は何とか無事。
だが意見は一致した――早急に帝王切開だ。
佐久間「じゃあ、私が全身麻酔を担当します。手術は川瀬先生にお願いします」
川瀬「はい、分かりました。三浦先生、サブでついてもらえますか?」
三浦「はい、承知しました」
北原「じゃあ、大学病院にNICUの空きを確認しましょうか?」
川瀬「はい、お願いします。もし無理なら東京の医療センターに迎えを頼むしかないです」
北原「それも合わせて確認します。ただ、うちの保育器も一番性能が良いですから、迎えが来るまでなら大丈夫ですよ」
川瀬「いいねぇ、菜の花は。ホント予算を問わないからさ」
――どっと笑いが起きた。
西村「患者さんのご家族がいらしています」
理事「じゃあ、私が説明してきます。帝王切開で決まりですね。その後はNICUと調整してよろしいですか?」
川瀬「はい。手術が終わったら改めて私から説明しますので、待っていていただくようにお願いします」
理事「承知しました」
*
その後は全員が手術に集中した。
ナースは西村主任のほか、村上亜衣さんや慎也君も。寮の仲間が揃うと心強い。
術後の回復室は、外科共同の処置室を使うことになった。
亜衣さんたちが4階の静養室からベッドを移動して準備してくれる。
――よし、これでとりあえずは万端。
手術は無事に終了。新生児は保育器に収まり、大学病院からの迎えを待つ。
新生児の管理は三浦先生に一任した。
迎えが来たら、あとは4階の静養室で仮眠をとってもらうようお願いしておいた。
母体もなんとか無事。家族にも説明し、安心して付き添ってもらった。
「院長、俺ちょっと寮に行って、明日の朝ご飯の支度してきます。主任は静養中だから、休ませたいんです」
院長はニヤッと笑った。
「悪いね。頼んでいいの? すごいね、いつの間にそんなに出来るようになったんだ? 感心、感心」
「任せろよ。患者はちゃんと見てて」
「はい、了解」
「主任、もう帰って寝てください。院長が見ててくれるって。俺が明日の朝食を作るから」
疲れたように微笑んで、「お願いしていいの? 大丈夫?」
「あったぼうよ。任せとけ」
一緒に寮まで戻る。
「ちゃんと寝るんだぞ。明日は休みにしてもらうから」
エレベーターで別れるとき、主任が最後ににこっと笑った。
可愛すぎる。抱きしめたかった。はあ~__我慢だ。
……さあ、台所へ。まずはお米を研がないと。
小さい電気釜では5合を早炊きにした。みんなもお腹が空いているはず。
あ、待てよ。作り置きの冷凍おにぎりがあるじゃないか。
それを先に温めて持って行こう。
スープは……カップスープの素があった。
これとお湯を用意して、カップやスプーンも一緒に持っていく。
5階に行くと、まだ院長や理事、亜衣さん、慎也君が残っていた。
差し入れを持っていくと、皆すごく喜んでくれた。
患者の家族からも感謝されてしまって、えへへ。
「食べ終わったらカップを戻してくださいね」とお願いして、寮に戻る。
……ご飯は10合炊かないと。
だし汁を温め、味噌汁の準備。具の野菜を切り始める。
――まだバカ舌だけど、どうにかなるさ。
だが意見は一致した――早急に帝王切開だ。
佐久間「じゃあ、私が全身麻酔を担当します。手術は川瀬先生にお願いします」
川瀬「はい、分かりました。三浦先生、サブでついてもらえますか?」
三浦「はい、承知しました」
北原「じゃあ、大学病院にNICUの空きを確認しましょうか?」
川瀬「はい、お願いします。もし無理なら東京の医療センターに迎えを頼むしかないです」
北原「それも合わせて確認します。ただ、うちの保育器も一番性能が良いですから、迎えが来るまでなら大丈夫ですよ」
川瀬「いいねぇ、菜の花は。ホント予算を問わないからさ」
――どっと笑いが起きた。
西村「患者さんのご家族がいらしています」
理事「じゃあ、私が説明してきます。帝王切開で決まりですね。その後はNICUと調整してよろしいですか?」
川瀬「はい。手術が終わったら改めて私から説明しますので、待っていていただくようにお願いします」
理事「承知しました」
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その後は全員が手術に集中した。
ナースは西村主任のほか、村上亜衣さんや慎也君も。寮の仲間が揃うと心強い。
術後の回復室は、外科共同の処置室を使うことになった。
亜衣さんたちが4階の静養室からベッドを移動して準備してくれる。
――よし、これでとりあえずは万端。
手術は無事に終了。新生児は保育器に収まり、大学病院からの迎えを待つ。
新生児の管理は三浦先生に一任した。
迎えが来たら、あとは4階の静養室で仮眠をとってもらうようお願いしておいた。
母体もなんとか無事。家族にも説明し、安心して付き添ってもらった。
「院長、俺ちょっと寮に行って、明日の朝ご飯の支度してきます。主任は静養中だから、休ませたいんです」
院長はニヤッと笑った。
「悪いね。頼んでいいの? すごいね、いつの間にそんなに出来るようになったんだ? 感心、感心」
「任せろよ。患者はちゃんと見てて」
「はい、了解」
「主任、もう帰って寝てください。院長が見ててくれるって。俺が明日の朝食を作るから」
疲れたように微笑んで、「お願いしていいの? 大丈夫?」
「あったぼうよ。任せとけ」
一緒に寮まで戻る。
「ちゃんと寝るんだぞ。明日は休みにしてもらうから」
エレベーターで別れるとき、主任が最後ににこっと笑った。
可愛すぎる。抱きしめたかった。はあ~__我慢だ。
……さあ、台所へ。まずはお米を研がないと。
小さい電気釜では5合を早炊きにした。みんなもお腹が空いているはず。
あ、待てよ。作り置きの冷凍おにぎりがあるじゃないか。
それを先に温めて持って行こう。
スープは……カップスープの素があった。
これとお湯を用意して、カップやスプーンも一緒に持っていく。
5階に行くと、まだ院長や理事、亜衣さん、慎也君が残っていた。
差し入れを持っていくと、皆すごく喜んでくれた。
患者の家族からも感謝されてしまって、えへへ。
「食べ終わったらカップを戻してくださいね」とお願いして、寮に戻る。
……ご飯は10合炊かないと。
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――まだバカ舌だけど、どうにかなるさ。
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