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第6章 菜の花寮の大騒動
114話 応募者殺到
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夏と桐生さんは、内部異動のプランを頭を絞って考えてくれていた。
持ってきた案はなかなか魅力的なものだった。
それともう一つ頼んでおいたのが、麻酔医の報酬体系だ。
勤務形態によってどんな違いが出るのか――それを全員に提示する必要がある。
小耳に挟んだところによると、本館の医師たちも異動を考えているらしい。
だが、特に迷っているのはサテの医師たちだそうだ。
そりゃそうだろう。同じ仕事でも年収が300万以上UPだ。
つまり、それだけ自分の仕事を正当に評価してもらえるということだ。
*
そして大事なルールを決めた。
寮の優先順位
2号館の勤務者に限る。
医師寮(9階・全8室)
1.麻酔医
2.外科医
3.産婦人科医
4.泌尿器科医
5.放射線科医
(川瀬が入るので残り7室)
技師寮(8階・全12室)
1.医師寮に入れなかった医師(4室)
2.放射線技師(2室)
3.臨床検査技師(2室)
4.臨床工学技士(4室)
……わー、全然足りないな。
夏にプレッシャーをかけるしかない。
本当はナースだって、ICU専任を置きたいから寮をあと4名分は増やしたいところだ。
とにかく優先順位を発表し、スタッフ掲示板に掲載した。
*
さて、肝心の麻酔医はどうか。
あれだけの高給は他では出せないはずだが……。
「夏、どうなんだよ。1件くらい反応はあったか?」
夏「待ってよ。問い合わせばかりで収拾がつかないんだよ」
桐生さんも苦笑いしていた。
桐生「確かにその通りです。電話が集中して交通整理が追いつきません」
「じゃあ早く面接の日程を決めろ。
むしろ交通整理より、“この指とまれ”方式でいいんじゃないか?
1枠に10人来ても構わない。とにかく面接日に来てもらうんだ。
どうしても来られないなら、夜間にズーム面接を組めばいい。もっと集まるぞ」
桐生「院長! すばらしいです。それなら楽勝ですね。
面接日を指定するだけで、事前連絡なしでOK。来たい人は来る。
来られない人は夜間にオンラインで――最高です!」
「夏、聞いたか? 今後はそれでいこう。
面接は土曜・日曜・月曜の3日間を使え。シフト勤務の人もどれかには来られるだろう」
桐生「わあ、いいですね。確かに手術や勤務が重なって来られない人もいますから、3日あれば安心です」
夏「はーい。いやもう、応募が多すぎて頭がぐちゃぐちゃだよ。……あっ、麻酔医ね、2名はいた!」
桐生「私の方も3名いました。高給がすごく効いたようです」
「そうか! じゃあもう大丈夫だな。
ああ、安心した。太っ腹な社長のおかげだ。
なにがなんでも、2号館のスタッフを揃えるぞ!」
持ってきた案はなかなか魅力的なものだった。
それともう一つ頼んでおいたのが、麻酔医の報酬体系だ。
勤務形態によってどんな違いが出るのか――それを全員に提示する必要がある。
小耳に挟んだところによると、本館の医師たちも異動を考えているらしい。
だが、特に迷っているのはサテの医師たちだそうだ。
そりゃそうだろう。同じ仕事でも年収が300万以上UPだ。
つまり、それだけ自分の仕事を正当に評価してもらえるということだ。
*
そして大事なルールを決めた。
寮の優先順位
2号館の勤務者に限る。
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1.麻酔医
2.外科医
3.産婦人科医
4.泌尿器科医
5.放射線科医
(川瀬が入るので残り7室)
技師寮(8階・全12室)
1.医師寮に入れなかった医師(4室)
2.放射線技師(2室)
3.臨床検査技師(2室)
4.臨床工学技士(4室)
……わー、全然足りないな。
夏にプレッシャーをかけるしかない。
本当はナースだって、ICU専任を置きたいから寮をあと4名分は増やしたいところだ。
とにかく優先順位を発表し、スタッフ掲示板に掲載した。
*
さて、肝心の麻酔医はどうか。
あれだけの高給は他では出せないはずだが……。
「夏、どうなんだよ。1件くらい反応はあったか?」
夏「待ってよ。問い合わせばかりで収拾がつかないんだよ」
桐生さんも苦笑いしていた。
桐生「確かにその通りです。電話が集中して交通整理が追いつきません」
「じゃあ早く面接の日程を決めろ。
むしろ交通整理より、“この指とまれ”方式でいいんじゃないか?
1枠に10人来ても構わない。とにかく面接日に来てもらうんだ。
どうしても来られないなら、夜間にズーム面接を組めばいい。もっと集まるぞ」
桐生「院長! すばらしいです。それなら楽勝ですね。
面接日を指定するだけで、事前連絡なしでOK。来たい人は来る。
来られない人は夜間にオンラインで――最高です!」
「夏、聞いたか? 今後はそれでいこう。
面接は土曜・日曜・月曜の3日間を使え。シフト勤務の人もどれかには来られるだろう」
桐生「わあ、いいですね。確かに手術や勤務が重なって来られない人もいますから、3日あれば安心です」
夏「はーい。いやもう、応募が多すぎて頭がぐちゃぐちゃだよ。……あっ、麻酔医ね、2名はいた!」
桐生「私の方も3名いました。高給がすごく効いたようです」
「そうか! じゃあもう大丈夫だな。
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なにがなんでも、2号館のスタッフを揃えるぞ!」
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