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第7章 スタッフ強化作戦
130話 初期研修どうしよう?
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夕方、各患者さんの予定を調整してもらい、先生方に集まっていただいた。
「本日はお忙しいところをお集まりいただき、ありがとうございます。
特に外部からお越しいただいた先生方にも感謝申し上げます。
2号館では町内の耳鼻科と眼科の医院にご協力いただくことになりました。
ご紹介します――耳鼻科の大谷剛先生と、眼科の中村圭一先生です」
二人が立ち上がり、丁寧に挨拶をされた。
「こちらからもご紹介します。
皮膚科の河野真知子先生、代謝内科のバーンズ先生、整形外科の百瀬先生、精神科の青山先生です」
一礼して、俺は続けた。
「まずご報告ですが、2号館のスタッフは9割方採用が整いました。
しかし、将来初期研修生を迎えるには、まだまだ人材が不足しています。
今日お集まりいただいた先生方は、現在お一人で診療を支えてくださっている科ばかりです。
2号館は100床規模の入院施設を備え、手術にも対応できる体制を整えました。
麻酔科医5名、外科医8名、臨床工学技士5名、さらに集中治療のベテランも加わっています。
ですから今後は先生方の患者さんで入院や手術が必要な場合、ぜひ積極的に2号館をご利用ください。
もちろん、ご自身が執刀される場合も、全力でサポートいたします。
また、将来は臨床研修指定病院として認可を受ける予定です。
その際には初期研修生の指導をお願いすることもあるかと思います。
そこでご相談があります。
――実は、指導医の資格を取るのは簡単なのです。
学会の講習を1日~2日受けていただくだけで取得可能です。
しかもこの資格を取っていただくと、毎月の固定給を1万円UPいたします。
さらに研修生を指導していただいた月は、人数が1人でも、教育手当として3万円UPいたします。
菜の花では専門医資格をお持ちの先生しか採用していません。
ですから、皆さんなら資格取得の条件はすでに満たしています。
講習を受けるだけで、すぐに報酬が上がる仕組みです。
もちろんご無理な場合には、非常勤医師に依頼して研修生を指導してもらうことも考えています。
また、指導医資格を持っていても、ピーク時など手が回らないときは遠慮なくお知らせください。
その際も非常勤医師にお願いして対応いたします。
本来なら医師が2名いれば安心ですが、現状では2名分の仕事量がありません。
もし2名配置すると診療のない日が増え、時間を持て余すことになってしまいます。
それも勿体ない話です。
その代わり、1名体制の科についてはオンコール制を導入します。
オンコールをお受けいただければ、
平日1回につき 5,000円
休日1回につき 1万円
を手当として支給します。
さらに実際に出動があった場合は、1回につき2万円+時間外手当を加算いたします。
どうぞご検討ください」
こうして会議は無事に終わった。
部屋を出るとき、バーンズ先生――“たー坊”が小声でささやいた。
「お兄ちゃんも大変だね。でも、院長先生らしくてカッコよかったよ」
ウィンクまでしてくる。
「あっ、そうだ。代謝内科にも1名採用したんだよ。宮原先生、40歳の女性で東大出身だって」
「が~ん……」
俺は思わず吹き出し、慣れないウィンクを返してしまった。
「本日はお忙しいところをお集まりいただき、ありがとうございます。
特に外部からお越しいただいた先生方にも感謝申し上げます。
2号館では町内の耳鼻科と眼科の医院にご協力いただくことになりました。
ご紹介します――耳鼻科の大谷剛先生と、眼科の中村圭一先生です」
二人が立ち上がり、丁寧に挨拶をされた。
「こちらからもご紹介します。
皮膚科の河野真知子先生、代謝内科のバーンズ先生、整形外科の百瀬先生、精神科の青山先生です」
一礼して、俺は続けた。
「まずご報告ですが、2号館のスタッフは9割方採用が整いました。
しかし、将来初期研修生を迎えるには、まだまだ人材が不足しています。
今日お集まりいただいた先生方は、現在お一人で診療を支えてくださっている科ばかりです。
2号館は100床規模の入院施設を備え、手術にも対応できる体制を整えました。
麻酔科医5名、外科医8名、臨床工学技士5名、さらに集中治療のベテランも加わっています。
ですから今後は先生方の患者さんで入院や手術が必要な場合、ぜひ積極的に2号館をご利用ください。
もちろん、ご自身が執刀される場合も、全力でサポートいたします。
また、将来は臨床研修指定病院として認可を受ける予定です。
その際には初期研修生の指導をお願いすることもあるかと思います。
そこでご相談があります。
――実は、指導医の資格を取るのは簡単なのです。
学会の講習を1日~2日受けていただくだけで取得可能です。
しかもこの資格を取っていただくと、毎月の固定給を1万円UPいたします。
さらに研修生を指導していただいた月は、人数が1人でも、教育手当として3万円UPいたします。
菜の花では専門医資格をお持ちの先生しか採用していません。
ですから、皆さんなら資格取得の条件はすでに満たしています。
講習を受けるだけで、すぐに報酬が上がる仕組みです。
もちろんご無理な場合には、非常勤医師に依頼して研修生を指導してもらうことも考えています。
また、指導医資格を持っていても、ピーク時など手が回らないときは遠慮なくお知らせください。
その際も非常勤医師にお願いして対応いたします。
本来なら医師が2名いれば安心ですが、現状では2名分の仕事量がありません。
もし2名配置すると診療のない日が増え、時間を持て余すことになってしまいます。
それも勿体ない話です。
その代わり、1名体制の科についてはオンコール制を導入します。
オンコールをお受けいただければ、
平日1回につき 5,000円
休日1回につき 1万円
を手当として支給します。
さらに実際に出動があった場合は、1回につき2万円+時間外手当を加算いたします。
どうぞご検討ください」
こうして会議は無事に終わった。
部屋を出るとき、バーンズ先生――“たー坊”が小声でささやいた。
「お兄ちゃんも大変だね。でも、院長先生らしくてカッコよかったよ」
ウィンクまでしてくる。
「あっ、そうだ。代謝内科にも1名採用したんだよ。宮原先生、40歳の女性で東大出身だって」
「が~ん……」
俺は思わず吹き出し、慣れないウィンクを返してしまった。
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