216 / 363
第11章 新しいステージへ
214話 履歴書の束
しおりを挟む
翌々日のことだ。夏と桐生さんが院長室にやって来た。
「お兄さん、これ見て」
履歴書の束だった。
「なにこれ?」
桐生「驚きましたよ。お掃除スタッフの応募なんですよ。若い人が多いのでびっくりしました」
「どういうことなの?」
夏がもじもじしていて、はっきりしなかった。
桐生「おそらく理事狙いだと思うんですよ。パレードを見て、また“踊る医者”のファンが増えたんじゃないでしょうか。菜の花病院の医師だというのはもう有名ですが、うちで募集しているのが今はお掃除スタッフだけなのでね。
それで殺到したんだと思いますよ」
「ふ~ん、それで……本当に掃除をやる気があるのかなあ?」
桐生「それなんですよねえ。ちょっと不明としか言えないですね」
「じゃあ、こうしよう。掃除の場所を菜の花テラスかアネックスに限定しようよ。あとは一軒家かワンルームでもいいしね。
それでも良いなら採用することにしようか?」
桐生「それはいいですね。それでも良いなら採用しましょう。今度から本館に来なくても、タイムカードは寮で完結しますし、ロッカーも寮にありますからね。理事に会う可能性は低いですよね」
「うん、それを先にはっきり言って、それでも応募するなら採用にしようよ。理事もそれでいい?」
理事「はい、分かりました」
そして後日、面接をした。もちろん理事は抜きだ。
条件を伝えると、応募者は半分以下になった。
それでも応募したい人は14人になった。
必要数は12名だったが、途中のキャンセル要因として多めに14名全員を採用することにした。
管理の山野課長には事情を話して、配置場所を考慮してもらえるようにお願いした。
さあ、これで必要数すべてを採用できたわけだ。
まだ2号館完成まで先が長いから何とも言えないが、とにかく肩の荷を下ろした。
それから、菜の花テラス寮の工事が前倒しで進み、予定より早く、5月25日(月)の引き渡しとなった。
それを寮生たちに知らせないといけないのだが、前もって部屋の中を見たいだろうと思って、三枝さんに取材を頼ん
だ。
そしたら張り切って、今からすぐ行くそうだ。
ふふっ、彼も寮を見たいんだね。
動画で撮ったら、HPにUPしてくれるとのこと。
寮生にはメールでの連絡を一斉にした。
もちろん、10月までは光熱費が毎月1万円。
掃除代が1日200円かかることは、一緒に念押しした。
ところがだよ。それにもかかわらず、6月から入居したいと連絡してきた人が半数以上いた。
う~ん、もういいわ。しょうがない。来たいなら止めないよ。
「お兄さん、これ見て」
履歴書の束だった。
「なにこれ?」
桐生「驚きましたよ。お掃除スタッフの応募なんですよ。若い人が多いのでびっくりしました」
「どういうことなの?」
夏がもじもじしていて、はっきりしなかった。
桐生「おそらく理事狙いだと思うんですよ。パレードを見て、また“踊る医者”のファンが増えたんじゃないでしょうか。菜の花病院の医師だというのはもう有名ですが、うちで募集しているのが今はお掃除スタッフだけなのでね。
それで殺到したんだと思いますよ」
「ふ~ん、それで……本当に掃除をやる気があるのかなあ?」
桐生「それなんですよねえ。ちょっと不明としか言えないですね」
「じゃあ、こうしよう。掃除の場所を菜の花テラスかアネックスに限定しようよ。あとは一軒家かワンルームでもいいしね。
それでも良いなら採用することにしようか?」
桐生「それはいいですね。それでも良いなら採用しましょう。今度から本館に来なくても、タイムカードは寮で完結しますし、ロッカーも寮にありますからね。理事に会う可能性は低いですよね」
「うん、それを先にはっきり言って、それでも応募するなら採用にしようよ。理事もそれでいい?」
理事「はい、分かりました」
そして後日、面接をした。もちろん理事は抜きだ。
条件を伝えると、応募者は半分以下になった。
それでも応募したい人は14人になった。
必要数は12名だったが、途中のキャンセル要因として多めに14名全員を採用することにした。
管理の山野課長には事情を話して、配置場所を考慮してもらえるようにお願いした。
さあ、これで必要数すべてを採用できたわけだ。
まだ2号館完成まで先が長いから何とも言えないが、とにかく肩の荷を下ろした。
それから、菜の花テラス寮の工事が前倒しで進み、予定より早く、5月25日(月)の引き渡しとなった。
それを寮生たちに知らせないといけないのだが、前もって部屋の中を見たいだろうと思って、三枝さんに取材を頼ん
だ。
そしたら張り切って、今からすぐ行くそうだ。
ふふっ、彼も寮を見たいんだね。
動画で撮ったら、HPにUPしてくれるとのこと。
寮生にはメールでの連絡を一斉にした。
もちろん、10月までは光熱費が毎月1万円。
掃除代が1日200円かかることは、一緒に念押しした。
ところがだよ。それにもかかわらず、6月から入居したいと連絡してきた人が半数以上いた。
う~ん、もういいわ。しょうがない。来たいなら止めないよ。
4
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
女性が少ない世界でVTuberやります!
dekoma26+ブル
恋愛
ある日朝起きてキッチンに行くとそこには知らない男性たちが! …え、お父さん⁉
なぜか突然女性の少ない世界に来てしまった少女がVTuberをしたり、学校に通ったりするお話。
※初日一気に4話投稿してから恋愛大賞エントリーしたため文字数5万これから(´;ω;`)みんなも参加するときは注意してね!
※忘れてなければ毎週火曜・金曜日の夜に投稿予定。作者ブル
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
ラヴ KAZU
恋愛
みゆは付き合う度に騙されて男性不信になり
もう絶対に男性の言葉は信じないと決心した。
そんなある日会社の休憩室で一人の男性と出会う
これが桂木廉也との出会いである。
廉也はみゆに信じられない程の愛情を注ぐ。
みゆは一瞬にして廉也と恋に落ちたが同じ過ちを犯してはいけないと廉也と距離を取ろうとする。
以前愛した御曹司龍司との別れ、それは会社役員に結婚を反対された為だった。
二人の恋の行方は……
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
吉野葉月
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる