診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ

文字の大きさ
241 / 431
第12章 夏デビューへ

239話 アニメプラスの新しい風

しおりを挟む
 桐生さんと村瀬さん、佐伯さん、そして夏と会議室に集まった。

「今日からよろしくお願いしますね。まずは理事から、現在とこれからの生活についてお話しするそうです」

理事がゆっくりと口を開いた。

「私が芸能界にデビューしたことで、生活が大きく変わりました。

今後は、今の仕事の負担を少しずつ減らしながら、芸能活動にも力を入れていきます。
お二人には、ぜひそのサポートをお願いしたいと思っています。

とりあえず、オリオン・ミュージックとはエージェント契約を結んでいます。
その内容は、桐生さんからファイルで送られていると思いますので、時間がある時に目を通しておいてください。

芸名は “Natsu” です。フルネームを出す場合は “Natsu Asada” になります。

現在決まっていることは、週に1回、VOXIVE(ヴォクシヴ)とのダンスレッスン。
それとは別に、個人的なレッスンを週に1回。
ボーカルについては、メンバーと一緒のレッスンが週に1回。
個人レッスンを週に2回受ける予定です。

これらの費用はすべて自己負担です。グループで行う場合も、自分の分だけ事務所から請求されます。
その他、仕事の依頼は音楽事務所から桐生さんが受けて、内容を検討し、協議の上でOKなら受けるという流れです。もちろん、断ることも可能です。

ただし、すべての案件には契約が必要で、支払いについても契約書が伴います。
そのあたりのフォローを、どうぞよろしくお願いします」

夏が桐生さんに視線を送った。

桐生「では、現在の理事の仕事の状況について説明します」

そこから、桐生さんから細かい説明が続いた。

もちろん、莉子と桃香のエージェント業務も一括してこの二人にお願いする予定だという。

そうだね。実務的な仕事はすべてこの二人に任せて、夏はなるべく芸能活動に時間と体力を使った方がいい。

ただし、莉子や桃香とゲームなどについて話し合う時は、夏でないとできない。

その時間を確保するためにも、この二人に実務を担ってもらうのだ。

それに、桐生さんは実務からは少し離れて、管理側に徹した方がいい。

音楽事務所とのコンタクトを取っていく必要があるから、仕事の性質も大きく変わってきた。

今までの動画制作の方は、桐生さんの尽力もあって、フリーのスタッフに在宅で受けてもらう体制が整っているそうだ。
その分、アニメ動画の仕事もスムーズに進むようになっているという。

へえ~さすがだよ。見えないところで、ちゃんと風通しをよくしてくれてる。

そうだ、二人にはアニメプラスに机はあるけど、本館には要らないのかな? 今、ふと気がついた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【短編集】こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

守り守られ

ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師 患者 瀬咲朔 腸疾患・排泄障害・下肢不自由 看護師 ベテラン山添さん 準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん 木島 尚久 真幌の恋人同棲中

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

月弥総合病院

僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

処理中です...