270 / 431
第14章 2号館がオープンへ
268話 ついに2号館オープン!
しおりを挟む
2027年1月20日。
とうとう、2号館のオープンの日がやってきた。
地域へのチラシや広告も、たくさん撒いた。
セレモニーは9時40分から。場所は2号館病院の前のアプローチ。
ここは結構広いから、十分に対応できる。
見学者の受け入れは10時から12時まで。
実際の診療開始は、午後14時からだ。
……14時に救急車が来たりするのかな?
受け入れ態勢は整っているけど、ちょっとドキドキする。
本館やサテライトは通常診療中なので、
今夜はスタッフのために21時までオープンすることにした。
本館の休憩室も、2号館の休憩室も、今夜だけは自由に使っていいことに。
ただし、普段は180名ほどが一斉に昼食を取るので、
屋上ならともかく、本館やサテ館のスタッフが押しかけると、
2号館スタッフの座る場所がなくなる。
それだけは遠慮してもらうよう、事前に伝えてある。
社長とお母さんも来てくれた。
夏、アニメ部門のスタッフ、カンパニーのメンバーも勢ぞろい。
地元の来賓、病院関係者、大学病院の院長も——今日は来るかな?
来賓へのお土産は、いつものようにお弁当券とRIKOの焼き菓子&クッキー詰め合わせ。
定番だけど、評判はいい。
病院長が来たら盛大お礼を言わないといけない。
岩城や川瀬を早めにくれたことと、救命センターの人手不足を、外科医や専攻医が行くのをOKしてくれてカバーしてくれた。
俺たちは皆スーツ姿。
エリナさんコーディネートの、あまり目立たないやつ。
来賓の挨拶が、延々と3人ほど続いた。
そのあとに社長の挨拶。
これが終われば、見学会へと進む。
社長の隣が夏、その横が俺。
ようやく社長の挨拶が終わり、司会者がオープンを告げた。
大拍手。俺も拍手した。
ぐるっと顔ぶれを見渡すと——
あれ?知ってる顔がいる。
向こうも笑顔で手を振っている。
カフェの中村一家が来てくれた。
洋子さんのガーデンをきっと見たかったんだろう。
あとは……あれ?詩音ちゃんも、子ども連れて来てる。
「莉子、詩音ちゃんが来てるよ」と、そっとつついて教えた。
「え?え?どこどこ?」
やっと見つけたらしく、すーっと莉子がいなくなった。
まあ、いいさ。
セレモニーが終わる頃には、一般の見学者がずらーっと並んでいた。
これはすごいぞ。
俺も早く着替えてこないと。
「社長、業務に戻りますね」
「うん、頼むね」
社長は、夏と一緒に来賓のお偉方と話していた。
よし、解放だ。
サーッと帰宅して、大急ぎでスクラブと白衣に着替えた。
真っ先に向かったのは、2号館1階の総合案内所。
今日は、本館やサテで受付済みの入院患者が13人ほどいるらしい。
午後からの受付だけど、早めに来ている人もいるようだ。
荷物を抱えた人が何人か見える。
宮本副部長に話して、早めに来た人は受付を済ませて、
病棟のラウンジで待ってもらえるように頼んだ。
でないと、1階が混雑してしまう。
眼科や耳鼻科の患者さんたちだろうか。
おなじみさんも多くて、スタッフと談笑している姿も見えた。
「おめでとうございます」なんて、患者さんから声をかけられていた。
今は医師も診察室から出て、見学者に対応している。
なんだか、病院というより“街の広場”みたいだ。
とうとう、2号館のオープンの日がやってきた。
地域へのチラシや広告も、たくさん撒いた。
セレモニーは9時40分から。場所は2号館病院の前のアプローチ。
ここは結構広いから、十分に対応できる。
見学者の受け入れは10時から12時まで。
実際の診療開始は、午後14時からだ。
……14時に救急車が来たりするのかな?
受け入れ態勢は整っているけど、ちょっとドキドキする。
本館やサテライトは通常診療中なので、
今夜はスタッフのために21時までオープンすることにした。
本館の休憩室も、2号館の休憩室も、今夜だけは自由に使っていいことに。
ただし、普段は180名ほどが一斉に昼食を取るので、
屋上ならともかく、本館やサテ館のスタッフが押しかけると、
2号館スタッフの座る場所がなくなる。
それだけは遠慮してもらうよう、事前に伝えてある。
社長とお母さんも来てくれた。
夏、アニメ部門のスタッフ、カンパニーのメンバーも勢ぞろい。
地元の来賓、病院関係者、大学病院の院長も——今日は来るかな?
来賓へのお土産は、いつものようにお弁当券とRIKOの焼き菓子&クッキー詰め合わせ。
定番だけど、評判はいい。
病院長が来たら盛大お礼を言わないといけない。
岩城や川瀬を早めにくれたことと、救命センターの人手不足を、外科医や専攻医が行くのをOKしてくれてカバーしてくれた。
俺たちは皆スーツ姿。
エリナさんコーディネートの、あまり目立たないやつ。
来賓の挨拶が、延々と3人ほど続いた。
そのあとに社長の挨拶。
これが終われば、見学会へと進む。
社長の隣が夏、その横が俺。
ようやく社長の挨拶が終わり、司会者がオープンを告げた。
大拍手。俺も拍手した。
ぐるっと顔ぶれを見渡すと——
あれ?知ってる顔がいる。
向こうも笑顔で手を振っている。
カフェの中村一家が来てくれた。
洋子さんのガーデンをきっと見たかったんだろう。
あとは……あれ?詩音ちゃんも、子ども連れて来てる。
「莉子、詩音ちゃんが来てるよ」と、そっとつついて教えた。
「え?え?どこどこ?」
やっと見つけたらしく、すーっと莉子がいなくなった。
まあ、いいさ。
セレモニーが終わる頃には、一般の見学者がずらーっと並んでいた。
これはすごいぞ。
俺も早く着替えてこないと。
「社長、業務に戻りますね」
「うん、頼むね」
社長は、夏と一緒に来賓のお偉方と話していた。
よし、解放だ。
サーッと帰宅して、大急ぎでスクラブと白衣に着替えた。
真っ先に向かったのは、2号館1階の総合案内所。
今日は、本館やサテで受付済みの入院患者が13人ほどいるらしい。
午後からの受付だけど、早めに来ている人もいるようだ。
荷物を抱えた人が何人か見える。
宮本副部長に話して、早めに来た人は受付を済ませて、
病棟のラウンジで待ってもらえるように頼んだ。
でないと、1階が混雑してしまう。
眼科や耳鼻科の患者さんたちだろうか。
おなじみさんも多くて、スタッフと談笑している姿も見えた。
「おめでとうございます」なんて、患者さんから声をかけられていた。
今は医師も診察室から出て、見学者に対応している。
なんだか、病院というより“街の広場”みたいだ。
4
あなたにおすすめの小説
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
月弥総合病院
僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる