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第15章 進むべき道へ
289話 レオさんとキャスト・初顔合わせ
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契約をしてから、レオさんは翌日に、みずきさんは3日目に引っ越してきた。
二人とも2LDKのマンションを選択。
でも朝食はホテルで食べると言っていた。
お弁当の配達は、ホテルで受け取ってもらうようにお願いした。
他のスタッフもホテルで食べるからね。
二人とも、2号館の大浴場に行きたいというので、特別に許可した。
ただし、他のスタッフとあまりかち合わない時間帯にしてもらった。
菜の花タイムズと掲示板には、写真入りで全員を紹介。
今度の演奏会でスナップを撮ったら、夏のまわりを固めるスタッフとして、
オフィシャルサイトにみんなの写真と名前を出すつもりだ。
さて、明日からはレッスン開始。
でも心配なのは、肝心の夏の歌。
主役なんだからさ、これどうなってるんだろう?
だって、まだ何曲も歌えないんじゃないの?
演奏会って、1時間も持たないんじゃないかと俺は心配している。
まあ、相性の良さそうなダンストレーナーと舞台監督が来たから、何とかするとは思うけどさ。
さて、莉子は相変わらず飽きもせず、午前中は1曲分の作詞をしていた。
これは本当に偉いよ。まさに莉子の“静かなる根性”だ。
作る場所は、2号館の10階。自分のアトリエ。
毎日9時に出勤している。
音楽事務所からも、ガラスの仕切りで上の方が透明だから、みんなも覗けるんだよね。
自分用のクラシックな白い大きな机で、考えながらパソコンで書いているそうだ。
午後は、壁画のためのデッサンにひたすら集中。
誰も邪魔しない。
本当に、莉子の集中力はすごいものがある。
何も集中していないのは、俺だけになった。
でも、最初のレッスンは絶対見に行こうと思う。
明日の午前からだ。
あれ? 待てよ。
そうだ、みんなの健康診断をしないといけないんだった。
なんせ「無料」だと言ったんだし、いつやろうか?
特に、ダンサーの子たちの身体が心配だった。
KAI君たちのように、無理して痛めているところがあってもおかしくない。
問診だけでもやろうと思う。
各自の健康状態の一覧表でも自分用に作っておこうかな?
もし必要なら、整体師を呼んで一日おきでも、みんなやった方がいい。
合間を見て、何人かずつやろうか。
桐生さんには、ダンサー全員に整体師による調整をお願いするよう伝えた。
この日を迎えるまで、みんなすごく無理してきたんじゃないかと思うからさ。
もちろん、夏もね。
*
さて、初顔合わせで全員ダンススタジオに集合。
音楽家も、ダンサーたちもお互いの顔は知らないからね。
みんなに胸にタグを下げてもらった。
裏はIDカード。表は大きくニックネームを英語と日本語で記載。
今度からは、全員呼び捨てでニックネームで呼び合うことになる。
皆が待っているところに、音楽事務所のスタッフと俺と夏、それにみずきさんとレオさんが登場。
キャストたちは緊張しつつも、微笑みながら新しいトレーナーと監督を拍手で迎えてくれた。
夏「おはようございます。NATSUです。
今日から皆さんと一緒に練習に励みたいと思います。
お世話になりますが、どうぞよろしくお願いします」
わーっと笑顔と拍手が送られた。
まあ、夏のために集まってくれたようなものだからね。
みんなファンなんだね。
桐生「皆さん、おはようございます。
今日は専属契約をお願いした、ダンストレーナーと舞台監督を皆さんにご紹介します。
お二人は、ロスやハリウッド、ラスベガスなどでナイトショーを担当していたお仲間だそうです。
今後、公演会、イベントホール、野外も含めて、すべての演出監督をお願いすることになります。
では、ダンストレーナーのみずきさんから自己紹介をお願いします」
みずき「おはようございます。みずきです。
皆さんとご一緒できることを嬉しく思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いします」
レオ「おはようございます。レオです。
日本とのハーフで、日本語は話すだけしかできません。
初めて日本に来たので嬉しいです。
皆さん、一緒に素敵な夢を作っていきましょう」
もう終わりかと思ったら、桐生さんが俺に「出て」と手で合図。えー?
「皆さん、おはようございます。菜の花病院の院長の北原です。
皆さんの健康診断は、私が担当します。
日頃、肩や足腰——特にダンサーの方は、無理をなさっているかもしれません。
整体師による身体の調整をお願いしていますので、整えてもらってください。
すごく調子が良くなると思います。
また、身体が不調の時は、一刻も早く教えてください。
“早め”が“すぐ治る”コツです。
後は、合間を見て皆さんの健康診断をするつもりですので、よろしくお願いします」
——これで良しと。
あとは、レッスンの見学だけだな。
二人とも2LDKのマンションを選択。
でも朝食はホテルで食べると言っていた。
お弁当の配達は、ホテルで受け取ってもらうようにお願いした。
他のスタッフもホテルで食べるからね。
二人とも、2号館の大浴場に行きたいというので、特別に許可した。
ただし、他のスタッフとあまりかち合わない時間帯にしてもらった。
菜の花タイムズと掲示板には、写真入りで全員を紹介。
今度の演奏会でスナップを撮ったら、夏のまわりを固めるスタッフとして、
オフィシャルサイトにみんなの写真と名前を出すつもりだ。
さて、明日からはレッスン開始。
でも心配なのは、肝心の夏の歌。
主役なんだからさ、これどうなってるんだろう?
だって、まだ何曲も歌えないんじゃないの?
演奏会って、1時間も持たないんじゃないかと俺は心配している。
まあ、相性の良さそうなダンストレーナーと舞台監督が来たから、何とかするとは思うけどさ。
さて、莉子は相変わらず飽きもせず、午前中は1曲分の作詞をしていた。
これは本当に偉いよ。まさに莉子の“静かなる根性”だ。
作る場所は、2号館の10階。自分のアトリエ。
毎日9時に出勤している。
音楽事務所からも、ガラスの仕切りで上の方が透明だから、みんなも覗けるんだよね。
自分用のクラシックな白い大きな机で、考えながらパソコンで書いているそうだ。
午後は、壁画のためのデッサンにひたすら集中。
誰も邪魔しない。
本当に、莉子の集中力はすごいものがある。
何も集中していないのは、俺だけになった。
でも、最初のレッスンは絶対見に行こうと思う。
明日の午前からだ。
あれ? 待てよ。
そうだ、みんなの健康診断をしないといけないんだった。
なんせ「無料」だと言ったんだし、いつやろうか?
特に、ダンサーの子たちの身体が心配だった。
KAI君たちのように、無理して痛めているところがあってもおかしくない。
問診だけでもやろうと思う。
各自の健康状態の一覧表でも自分用に作っておこうかな?
もし必要なら、整体師を呼んで一日おきでも、みんなやった方がいい。
合間を見て、何人かずつやろうか。
桐生さんには、ダンサー全員に整体師による調整をお願いするよう伝えた。
この日を迎えるまで、みんなすごく無理してきたんじゃないかと思うからさ。
もちろん、夏もね。
*
さて、初顔合わせで全員ダンススタジオに集合。
音楽家も、ダンサーたちもお互いの顔は知らないからね。
みんなに胸にタグを下げてもらった。
裏はIDカード。表は大きくニックネームを英語と日本語で記載。
今度からは、全員呼び捨てでニックネームで呼び合うことになる。
皆が待っているところに、音楽事務所のスタッフと俺と夏、それにみずきさんとレオさんが登場。
キャストたちは緊張しつつも、微笑みながら新しいトレーナーと監督を拍手で迎えてくれた。
夏「おはようございます。NATSUです。
今日から皆さんと一緒に練習に励みたいと思います。
お世話になりますが、どうぞよろしくお願いします」
わーっと笑顔と拍手が送られた。
まあ、夏のために集まってくれたようなものだからね。
みんなファンなんだね。
桐生「皆さん、おはようございます。
今日は専属契約をお願いした、ダンストレーナーと舞台監督を皆さんにご紹介します。
お二人は、ロスやハリウッド、ラスベガスなどでナイトショーを担当していたお仲間だそうです。
今後、公演会、イベントホール、野外も含めて、すべての演出監督をお願いすることになります。
では、ダンストレーナーのみずきさんから自己紹介をお願いします」
みずき「おはようございます。みずきです。
皆さんとご一緒できることを嬉しく思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いします」
レオ「おはようございます。レオです。
日本とのハーフで、日本語は話すだけしかできません。
初めて日本に来たので嬉しいです。
皆さん、一緒に素敵な夢を作っていきましょう」
もう終わりかと思ったら、桐生さんが俺に「出て」と手で合図。えー?
「皆さん、おはようございます。菜の花病院の院長の北原です。
皆さんの健康診断は、私が担当します。
日頃、肩や足腰——特にダンサーの方は、無理をなさっているかもしれません。
整体師による身体の調整をお願いしていますので、整えてもらってください。
すごく調子が良くなると思います。
また、身体が不調の時は、一刻も早く教えてください。
“早め”が“すぐ治る”コツです。
後は、合間を見て皆さんの健康診断をするつもりですので、よろしくお願いします」
——これで良しと。
あとは、レッスンの見学だけだな。
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