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第18章 回復と未来を目指して
344話 ヴォクシブ・俺達の未来
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夏の歌を聴いた後は、みんなで5階に行った。
そこは夏のグッズが段ボール箱で山積みになっていた。
受付には、マコこと松井誠君と、かなピンこと持田香菜さんが事務仕事をしていた。
俺達を見ると二人とも「ええーーっ?」と両手を口元に当てて驚いていた。
夏「お疲れ様です。今日はヴォクシブのメンバーに見学してもらってます。自己紹介をお願いします」
マコ「初めまして、松井誠です。マコと呼んでください。舞台装置の専門学校を出て、今後は裏方の舞台装置を作っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」
かなピン「初めまして、持田香菜です。皆さんに“かなピン”と呼ばれています。私は夏さんのグッズの整理や納品管理が仕事です。あとは事務所のメグちゃんと連携して、ファンクラブのことをいろいろやっています。よろしくお願いします」
メンバーも挨拶していたが、ノア君が「はあ~」とため息をついていた。
「ノア君、どうしたの?疲れた?」
KAI「お兄さん、俺分かる。だってさ、夏はまだ始めたばかりなのに、これだけグッズがあって、しかも専任の事務員までいるんだよ。新人でそんな人いないよ。俺達なら分かるよ。それにしても夏は全く規模が違うから、マジため息ものだよ」
夏「えへへへ、俺もそう思うんだよね。気持ちが全然ついていけないもん」
KAI「そうだ、俺達のグッズってどうなったんだろう?ものすごい量があるはずなんだけど、捨てたのかな?」
夏「違うよ、向こうが買って欲しいって言うから買い取ったんだ。今は工場に置かせてもらってるよ」
ジュン「そうなんだ。ありがとうございます。でもあんまり保存しておけないよね?Tシャツとか黄ばんでくるでしょう?」
夏「うちでも新たにヴォクシブのカッコいいデザインで作りたいと思ってるんだ。だから上の6階はまだ空いてるから、そこに置こうと思ってるんだよね。コンスタントに活動できるようになったら、上にも事務員を置かないと駄目だろうね」
院長「だからオリオン時代のグッズはプレゼントにするとかさ、何か活かした方がいいよね?」
トーマ「そうだよね。こういう休んでる期間になんかイベントをやって、そこでプレゼントをしたいよね。抽選でも良いし、安いチケットにしてTシャツ付きでもいいしね。なんでもいいんだけどさ」
院長「一度棚卸したら?」
夏「それはね、大丈夫。引き取る時にリストがあったから」
院長「そしたら休んでる間にできることを考えてもいいかもね」
ノア「そうですよね。そろそろ次を考えた方がいいよね?」
夏「それさ、監督やみずきさんにお願いして考えてもらったら?そのためにいるんだからさ」
KAI「うん?そんなことでいいの?」
笑う。やってもらうことに慣れてないんだね。多分、それが普通だよ。
院長「良いんじゃない。まだみんな療養中なんだから、ややこしいことを背負う必要はないんだよ。監督やみずきさんはプロなんだから、やってもらうと良いよ。一度乗ってみたら?分業でいいんだよ」
ノア「そうなんだ。なんだかちょっと笑えて来た。あんまりそういう経験はないよね?」
KAI「おんぶに抱っこだもんな」
みんなでどっと笑った。
夏「じゃあさ、充電中になってるんだから、何らかの途中経過というか、ちょっとあいさつ代わりに何かした方がいいよね?そこでグッズの在庫がはけるようにしようよ。
できれば再活動する時には新しいグッズを出した方がいいと思うよ。ファンもその方が新鮮でしょう?
デザインを考えないといけないな。莉子にも考えてもらおうか?」
KAI「ええ?高いんじゃないの?無理だよ」
夏「大丈夫だよ。任せてよ。ただねえ、莉子は今忙しいんだ。午前は作詞をしてるし、午後は壁画を書くからデッサンをやってるんだ。時々はゲームの打ち合わせもしてるしさ。どこかで時間が取れるかな?でも聞いてみるよ」
院長「よし、じゃあ帰ろう。みんな疲れたでしょう?」
そこは夏のグッズが段ボール箱で山積みになっていた。
受付には、マコこと松井誠君と、かなピンこと持田香菜さんが事務仕事をしていた。
俺達を見ると二人とも「ええーーっ?」と両手を口元に当てて驚いていた。
夏「お疲れ様です。今日はヴォクシブのメンバーに見学してもらってます。自己紹介をお願いします」
マコ「初めまして、松井誠です。マコと呼んでください。舞台装置の専門学校を出て、今後は裏方の舞台装置を作っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」
かなピン「初めまして、持田香菜です。皆さんに“かなピン”と呼ばれています。私は夏さんのグッズの整理や納品管理が仕事です。あとは事務所のメグちゃんと連携して、ファンクラブのことをいろいろやっています。よろしくお願いします」
メンバーも挨拶していたが、ノア君が「はあ~」とため息をついていた。
「ノア君、どうしたの?疲れた?」
KAI「お兄さん、俺分かる。だってさ、夏はまだ始めたばかりなのに、これだけグッズがあって、しかも専任の事務員までいるんだよ。新人でそんな人いないよ。俺達なら分かるよ。それにしても夏は全く規模が違うから、マジため息ものだよ」
夏「えへへへ、俺もそう思うんだよね。気持ちが全然ついていけないもん」
KAI「そうだ、俺達のグッズってどうなったんだろう?ものすごい量があるはずなんだけど、捨てたのかな?」
夏「違うよ、向こうが買って欲しいって言うから買い取ったんだ。今は工場に置かせてもらってるよ」
ジュン「そうなんだ。ありがとうございます。でもあんまり保存しておけないよね?Tシャツとか黄ばんでくるでしょう?」
夏「うちでも新たにヴォクシブのカッコいいデザインで作りたいと思ってるんだ。だから上の6階はまだ空いてるから、そこに置こうと思ってるんだよね。コンスタントに活動できるようになったら、上にも事務員を置かないと駄目だろうね」
院長「だからオリオン時代のグッズはプレゼントにするとかさ、何か活かした方がいいよね?」
トーマ「そうだよね。こういう休んでる期間になんかイベントをやって、そこでプレゼントをしたいよね。抽選でも良いし、安いチケットにしてTシャツ付きでもいいしね。なんでもいいんだけどさ」
院長「一度棚卸したら?」
夏「それはね、大丈夫。引き取る時にリストがあったから」
院長「そしたら休んでる間にできることを考えてもいいかもね」
ノア「そうですよね。そろそろ次を考えた方がいいよね?」
夏「それさ、監督やみずきさんにお願いして考えてもらったら?そのためにいるんだからさ」
KAI「うん?そんなことでいいの?」
笑う。やってもらうことに慣れてないんだね。多分、それが普通だよ。
院長「良いんじゃない。まだみんな療養中なんだから、ややこしいことを背負う必要はないんだよ。監督やみずきさんはプロなんだから、やってもらうと良いよ。一度乗ってみたら?分業でいいんだよ」
ノア「そうなんだ。なんだかちょっと笑えて来た。あんまりそういう経験はないよね?」
KAI「おんぶに抱っこだもんな」
みんなでどっと笑った。
夏「じゃあさ、充電中になってるんだから、何らかの途中経過というか、ちょっとあいさつ代わりに何かした方がいいよね?そこでグッズの在庫がはけるようにしようよ。
できれば再活動する時には新しいグッズを出した方がいいと思うよ。ファンもその方が新鮮でしょう?
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KAI「ええ?高いんじゃないの?無理だよ」
夏「大丈夫だよ。任せてよ。ただねえ、莉子は今忙しいんだ。午前は作詞をしてるし、午後は壁画を書くからデッサンをやってるんだ。時々はゲームの打ち合わせもしてるしさ。どこかで時間が取れるかな?でも聞いてみるよ」
院長「よし、じゃあ帰ろう。みんな疲れたでしょう?」
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