医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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600話  受け入れ準備・1・工事関係者の調査

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 うれしいことに二人の医師が、少なくとも今後8年くらいは居てくれそうだ。

しかも、呼吸器内科と消化器内科と内視鏡までできる医者が二人も来てくれる。最高だ。

その二人を受け入れるためには大幅に色々変えないといけない。

夏のお父さんに1階と2階を大幅に変えたいと伝えてもらった。


それと医療専門の施工コンサルタントにも来てもらった。

どう変えれば良いのかさっぱりアイデアが湧かない。

俺も想像力がゼロだな。

水曜日の休診の日に来てもらった。お父さんも参加するそうだ。

それと看護師長にも参加してもらった。ナース視点も必要だからね。

最終的にナースや事務を何人採用すればいいかも決めたかった。

1階のスタッフルームはもう手狭だ。ロッカーも足りなくなった。

なんとお母さんも来てくれた。見学したいんだってさ。

改造費はお父さんが払ってくれるらしい。そのかわり家賃UPだ。

@3人の医師でフルに診療をすると午前だけで患者が180人を超えること。それがこれから4人体制になる。

@消化器内科・呼吸器内科・心療内科・外科。それぞれに診察室がいる。処置室は共同でも良い。点滴等のベッドが必要。5ベッド以上
2階に増設するなら、そこに受付カウンターと事務2人、ナースも二人必要。
待合室や診察室が必要。会計はどうするか?

@内視鏡の前処置や後処置に専用の移動ベッドが必要・最低4~5ベッドくらい。

@スタッフが増えるので休憩室とロッカー増設

@朝の70人越えの待ち患者をなんとかしたい。

外で待たせたくない。悪天候等。

@1階と2階でインカム通信を可能にしたい。

お父さんや専門家は、動画を撮りまくっていた。

莉子のアトリエも撮影していた。

それからこちらの希望や必要事項を吸い上げ、録音メモしていた。

後は専門家やお父さんが会社で検討するそうだ。

それにしても、なんだかお父さんは頭を抱えているように感じたんだけど、気のせいかなあ。

皆が帰ったあとは、夏が待合室でぼーっと座っていた。

「夏、なにか悩んでるの?」

夏「悩みだらけですよ。だんだんことが大きくなって、収拾がつかなくなってきましたね」

「うん、事務やナースも増やさないといけなくなってるしさ」

夏「内視鏡は止めましょうか?大腸の内視鏡はポリープを取ったりすると、手術に近いのでやっぱりこじれることが多いと思うんですよ」

「確かに腸の壁は薄いしさ、穴が空くこともあるだろうさ。そうなるとうちでは手術できないからさ、大学病院に回さないといけなくなるよね。それか、もしこじれそうなら、最初から大学病院に回すかだな。でもやってみないと分からないことはいっぱいあるしねえ。ただのポリープだと思ったら、その下にがんが隠れていたとかさ。あるよね」

「内視鏡で検査するだけならいいけどさ。上部だけにする方法もあるじゃない?でも花井君にはその辺をまだ詳しく聞いていないなあ。一応、話をすり合わせておく必要があるね」

夏「そうですね・・。それにしても朝はなんであんなに並ぶんですかねえ・・。やっぱりお兄さんがイケメンだから顔を見たくてくるのかなあ?それならわかるんだけど・・」

ふっ、コホン、コホン・・。ああ~咳き込む。夏のせいだ。

「患者さんに聞いてみたら? 俺が2階で心療内科しかやらなくなったらわかるんじゃないの?俺は2階の一番奥に引っ込むよ。どう考えても1階が外科、奥に消化器内科。2階に呼吸器内科、奥に心療内科だよ」

夏「それでもスペースが足りなさすぎですよね。患者を足切りして、対応できる分だけに納めるかですよね。
そうすれば今のままでもできますけどね」

「それも方法だけどさ、花井君夫妻が同時に診療をする場合は、どう考えても場所が足りないよね。俺が引退しようかなあ?もう左うちわでさあ」

夏「じゃあ、俺もそうします。一緒に左うちわの仲間に入れてくださいよ」

「ヤダよ。ベッドに引き込まれること間違いなしだ」

夏「それはお兄さんのせいでしょう? それより、今日は莉子の日ですよ。行ってらっしゃい」

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