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622話 結婚休暇の余波
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宮本君と柚木さんの外科コンビと、放射線技師の本居君と臨床検査技師の金沢さんの4人が一度に休むとクリニックはてんやわんやだ。
特に、臨床検査技師がいないのがやばいね。一番響くわ。
それぞれに1週間の結婚休暇をあげたんだ。
「ずらしてもらったらどうなんですか?」と師長に怒られたけど、たまたま重なったんだよ。
親戚や親の都合もあるだろうしさ、無理は言えないよ。
昔のことを思えばまだ楽ちんだよ。
それと外科なら任せてくれ。俺は救命救急に2年いたんだからできるよ。
とりあえず、恵美先生の呼吸器内科を隔離室でやってもらうことにした。
上で寂しくやるよりも、下で一緒にやった方が良いだろう? 旦那さんの横だしね。(笑)
で、俺は宮本君がいた外科にいて、レントゲン撮影もする。
臨床検査までは手が回らないから、1週間だけアルバイトを採用した。
もちろんまた岩城を頼ったんだけど、もう人材派遣の宝庫だよね。
絶対に見つけて来るからすごいよ!本当にありがたい。
このクリニックで2組もカップルが出来るなんて奇跡だ。
この1週間は人がいない分は、予約を調整した。
そうだ、今夜エリナさんに密着取材した番組が放映されるんだよ。皆楽しみにしているよ。
夕飯を食べてコーヒーを淹れてから見るよ。もちろん録画も予約しているよ。
俺の両親にもメールして伝えたし、夏のご両親にもメールしておいた。
実際に見たら全部カットされたりしてね。
エリナさんが主役なんだからありえるよ。
番組が始まってみると、エレナさんがいかに忙しいかが分かる。
うわ~申し訳ないなあと思った、あんまり寝る時間がないんだよね。
あのコーディネートのプリントだって寝る前に作っているんだよね。それも深夜だ。
そんな時に夏が帰って来た。残業しないはずなのに遅かったな。なんでだ?
「夏、遅かったけどどうしたの?」
「うん、ちょっと気になる患者さんがいてさ、時間が足りなかったんだよ」
「で、夏の身体はどうなの?ベッドに行こう」
「ご飯を食べてからでもいいかなあ?また降りて来るのがしんどそうだからさ」
「うん、いいよ。お茶を淹れるよ。疲れたんだろう?」
「うん、ちょっとね」そういいながらお弁当食べていた。
お弁当はまだ介護食のままだ。
特に寝る前だから、全粥と消化の良いおかずだけの弁当だ。
食べる速度が遅い。なんだかお箸を持つ手に力がないようだ。
嫌な予感がするなあ‥‥‥。食べ終わると肩を貸して一緒に上がった。
莉子も心配そう見つめていた。莉子が気が付くくらいじゃダメだよ。
俺の寝室のバスルームで歯磨きだけさせて、あとはベッドに座らせて着替えを手伝って寝かせた。
やはり身体全体がだらっとしているように感じる。
熱や血圧を測り、聴診と触診をした。どうしようか‥‥‥。熱は37度5分だ。
おなかの音が少し弱いんだよね。少し点滴をしよう。
やっぱりちょっと無理をするとすぐに体調が悪くなる。まるで体の弱い子供だ。
特に、臨床検査技師がいないのがやばいね。一番響くわ。
それぞれに1週間の結婚休暇をあげたんだ。
「ずらしてもらったらどうなんですか?」と師長に怒られたけど、たまたま重なったんだよ。
親戚や親の都合もあるだろうしさ、無理は言えないよ。
昔のことを思えばまだ楽ちんだよ。
それと外科なら任せてくれ。俺は救命救急に2年いたんだからできるよ。
とりあえず、恵美先生の呼吸器内科を隔離室でやってもらうことにした。
上で寂しくやるよりも、下で一緒にやった方が良いだろう? 旦那さんの横だしね。(笑)
で、俺は宮本君がいた外科にいて、レントゲン撮影もする。
臨床検査までは手が回らないから、1週間だけアルバイトを採用した。
もちろんまた岩城を頼ったんだけど、もう人材派遣の宝庫だよね。
絶対に見つけて来るからすごいよ!本当にありがたい。
このクリニックで2組もカップルが出来るなんて奇跡だ。
この1週間は人がいない分は、予約を調整した。
そうだ、今夜エリナさんに密着取材した番組が放映されるんだよ。皆楽しみにしているよ。
夕飯を食べてコーヒーを淹れてから見るよ。もちろん録画も予約しているよ。
俺の両親にもメールして伝えたし、夏のご両親にもメールしておいた。
実際に見たら全部カットされたりしてね。
エリナさんが主役なんだからありえるよ。
番組が始まってみると、エレナさんがいかに忙しいかが分かる。
うわ~申し訳ないなあと思った、あんまり寝る時間がないんだよね。
あのコーディネートのプリントだって寝る前に作っているんだよね。それも深夜だ。
そんな時に夏が帰って来た。残業しないはずなのに遅かったな。なんでだ?
「夏、遅かったけどどうしたの?」
「うん、ちょっと気になる患者さんがいてさ、時間が足りなかったんだよ」
「で、夏の身体はどうなの?ベッドに行こう」
「ご飯を食べてからでもいいかなあ?また降りて来るのがしんどそうだからさ」
「うん、いいよ。お茶を淹れるよ。疲れたんだろう?」
「うん、ちょっとね」そういいながらお弁当食べていた。
お弁当はまだ介護食のままだ。
特に寝る前だから、全粥と消化の良いおかずだけの弁当だ。
食べる速度が遅い。なんだかお箸を持つ手に力がないようだ。
嫌な予感がするなあ‥‥‥。食べ終わると肩を貸して一緒に上がった。
莉子も心配そう見つめていた。莉子が気が付くくらいじゃダメだよ。
俺の寝室のバスルームで歯磨きだけさせて、あとはベッドに座らせて着替えを手伝って寝かせた。
やはり身体全体がだらっとしているように感じる。
熱や血圧を測り、聴診と触診をした。どうしようか‥‥‥。熱は37度5分だ。
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やっぱりちょっと無理をするとすぐに体調が悪くなる。まるで体の弱い子供だ。
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