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657話 面接・イケメンはイケメンを呼ぶ
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土曜日の午後は面接がたまっているからやって欲しいと夏から言われた。
莉子が入院しているから今はやりたくないけど、次の週の土曜もたまっているそうだからしょうがない。
まずはたー坊こと、バーンズ 貴弘先生の友人なのだそうだ。ありがたい。
今回は彼が一緒に連れてきてくれたので、一緒に面接に付き合ってもらった。
まずは、三枝 斗真さんですね?
ほーっと見上げるような長身で超イケメンだよね。凄いね。モデルか?
「お兄ちゃん、斗真はねえ、アメリカにいた時の友達です。彼も日本人でアメリカ生まれのアメリカ育ちだから、日本語は話せるけど、書いたり読んだりするのは苦手です。それで今度日本にしばらく住みたいと言うから連れてきました。それとね、スペインに住んでいたことがあって、スペイン語とフランス語とイタリア語が日常会話くらいは話せるらしいよ。向こうは地続きだからすぐ行けるからね。で、パソコンは得意でアメリカではIT系を仕事にしていたそうです」
「そうなんですか。凄いですねえ。このクリニックではどういうことがやりたいのですか?」
「僕は医療関係の仕事はできないのですが、通訳やパソコンはできるので、そういう仕事をしたいです」
「今度は外国人に対応できるクリニックにしておこうと思っているので、語学が得意な方は大歓迎です。1階の受付で総合案内の場所があるのですが、そこで接客ができますか?」
「はい。ぜひお願いします。後、実はもう一人僕の友人を連れて来たのですが、良いですか?」
たー坊を見ると、ニコニコしてうんうんと頷いている。
「どうぞ。入ってもらってください」
今度は親しみやすい感じの20代の女性だ。
「桐谷美穂子と申します。どうぞよろしくお願いします」
「院長の北原です。あと、こちらが理事の浅田です。こちらこそよろしくお願いします」
「桐谷さんはどんなお仕事がご希望ですか?」
「私は帰国子女なので、英語は得意です。後、アメリカの企業で秘書をしていました。このクリニックはバーンズさんのつながりで紹介してもらいました。仕事は出来ることなら何でもやります。パソコンもプログラミング以外なら大体スキルはあるので出来ます。アメリカに行ったのは高校生の時から10年間くらいいました。今はここから30分くらいの所に住んでいます」
「ここで仕事をする場合は、総合案内所や、医局や、患者さんの案内や、医者の補助ですね。いろんなことをすることになると思いますが、良いですか?」
「はい。大丈夫です。できます」
「では、お二人とも採用ということにします。仕事を始める時期ですが、建物が出来上がってからでも大丈夫ですか?オープンの2週間前くらいになるかもしれませんが、どうでしょうか?」
「私はできればすぐに仕事に就きたいのですが、ダメでしょうか?」
夏を見ると笑顔で頷いている。
「はい、分かりました。大丈夫です。三枝さんはどうですか?」
「僕は他の仕事に就いているので、1か月前までに連絡をいただければ、来られます」
「はい、ではそういうことで、今後ともよろしくお願いします。あと制服を用意するので、サイズを書いてから帰ってください。サイズは㎝でお願いしますね」
夏が二人にサイズ票を渡して、書く場所に案内して行った。
「たー坊。2人も紹介してくれてありがとうね。本当に助かるよ」
「いえいえ、こちらこそありがとう。二人とも新しい仕事を探していたからちょうど良かったよ」
「じゃあまたね。今度ゆっくり話そうね」
夏が随分積極的だったな。自分の秘書にしたいのか?
莉子が入院しているから今はやりたくないけど、次の週の土曜もたまっているそうだからしょうがない。
まずはたー坊こと、バーンズ 貴弘先生の友人なのだそうだ。ありがたい。
今回は彼が一緒に連れてきてくれたので、一緒に面接に付き合ってもらった。
まずは、三枝 斗真さんですね?
ほーっと見上げるような長身で超イケメンだよね。凄いね。モデルか?
「お兄ちゃん、斗真はねえ、アメリカにいた時の友達です。彼も日本人でアメリカ生まれのアメリカ育ちだから、日本語は話せるけど、書いたり読んだりするのは苦手です。それで今度日本にしばらく住みたいと言うから連れてきました。それとね、スペインに住んでいたことがあって、スペイン語とフランス語とイタリア語が日常会話くらいは話せるらしいよ。向こうは地続きだからすぐ行けるからね。で、パソコンは得意でアメリカではIT系を仕事にしていたそうです」
「そうなんですか。凄いですねえ。このクリニックではどういうことがやりたいのですか?」
「僕は医療関係の仕事はできないのですが、通訳やパソコンはできるので、そういう仕事をしたいです」
「今度は外国人に対応できるクリニックにしておこうと思っているので、語学が得意な方は大歓迎です。1階の受付で総合案内の場所があるのですが、そこで接客ができますか?」
「はい。ぜひお願いします。後、実はもう一人僕の友人を連れて来たのですが、良いですか?」
たー坊を見ると、ニコニコしてうんうんと頷いている。
「どうぞ。入ってもらってください」
今度は親しみやすい感じの20代の女性だ。
「桐谷美穂子と申します。どうぞよろしくお願いします」
「院長の北原です。あと、こちらが理事の浅田です。こちらこそよろしくお願いします」
「桐谷さんはどんなお仕事がご希望ですか?」
「私は帰国子女なので、英語は得意です。後、アメリカの企業で秘書をしていました。このクリニックはバーンズさんのつながりで紹介してもらいました。仕事は出来ることなら何でもやります。パソコンもプログラミング以外なら大体スキルはあるので出来ます。アメリカに行ったのは高校生の時から10年間くらいいました。今はここから30分くらいの所に住んでいます」
「ここで仕事をする場合は、総合案内所や、医局や、患者さんの案内や、医者の補助ですね。いろんなことをすることになると思いますが、良いですか?」
「はい。大丈夫です。できます」
「では、お二人とも採用ということにします。仕事を始める時期ですが、建物が出来上がってからでも大丈夫ですか?オープンの2週間前くらいになるかもしれませんが、どうでしょうか?」
「私はできればすぐに仕事に就きたいのですが、ダメでしょうか?」
夏を見ると笑顔で頷いている。
「はい、分かりました。大丈夫です。三枝さんはどうですか?」
「僕は他の仕事に就いているので、1か月前までに連絡をいただければ、来られます」
「はい、ではそういうことで、今後ともよろしくお願いします。あと制服を用意するので、サイズを書いてから帰ってください。サイズは㎝でお願いしますね」
夏が二人にサイズ票を渡して、書く場所に案内して行った。
「たー坊。2人も紹介してくれてありがとうね。本当に助かるよ」
「いえいえ、こちらこそありがとう。二人とも新しい仕事を探していたからちょうど良かったよ」
「じゃあまたね。今度ゆっくり話そうね」
夏が随分積極的だったな。自分の秘書にしたいのか?
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