医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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677話 スタイリストのエリナさん再び

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 エリナさんがクリニックに来てくれた。大雑把な作りの仮診療所だから驚いただろう。

隣の建設中のビルが、新しくなるクリニックだと伝えると、ええー?と驚いていた。(笑)

概要を説明しないとイメージが湧かないだろう。

パソコンで今度の建物のイメージ画像を見てもらった。

それから組織図を見せて、スタッフが全部で70名近くなることを伝えると、ひっくり返っていた。

夏と二人で思わず笑った。

こちらの希望を伝えると「今のスタッフの制服姿を写真に撮ってもいいですか?」と聞かれた。

それで、先にお掃除スタッフを呼んで撮影させてもらった。

それから、エリナさんと一緒に放射線技師と臨床検査技師、受付事務、ナース、などの制服姿の写真を撮りまくっていた。

あと、今度採用する人のリストも渡した。同じ臨床検査技師でも今度から男女になるからね。

それと、フットケアのスタッフもいることと、皮膚科医がこだわる人で自分だけ違う服を希望したことを伝えた。

だから皮膚科医の写真も撮っていた。

あとは、管理のチーフに、ドライバー2名、看護助手にリハビリ助手に受付事務など、職種もリストで見てもらった。

「また、リハビリ助手も看護助手も固定の配置ではなく、必要に応じて応援に回ることになると伝えた。

さあ、これですべてかな?「制服のカタログを各メーカーさんに頼むと言っていた」後はお任せだ。

現在のスタッフのサイズ一覧表や、購入時の資料も渡し、さらに新しく入社する人の分も一括で発注してほしいと伝えた。

もちろん、発注する時はうちのクリニックに来て、うちのパソコンを使って発注してもらう。

社長が言っていたように、プロに任せた方がスピーディーで正確だということがよくわかる。

エリナさんに頼んだ方が、早くて確実でこっちも消耗しないで済む。しかも完成度が高い。

空いた時間は他に回せるんだ。最高だ。

あの夏でさえ、「頭が混乱して気が狂いそうだ」と言っていたくらいだ。

俺だってユニフォームのカタログを見ていたら、目が泳いでお手上げだった。

だから一括で契約料金を払うので、後はよろしくとお願いした。

多分、エリナさんのことだから、出来上がりの資料を作って見せてくれるだろうと予想していた。

なんせいつも完璧だもんな。それと細かい心遣いね。プロの仕事だよ。

制服は新しい建物が出来から搬入して、一人ずつの制服をセットすると言ってくれた。

名前を付けて整理しておくので、渡すだけで済むようにすると言ってくれた。嬉しい!

こうなると、どんな制服が選ばれたのか、ますます気になってくる。

立場が変わるとのんきなものだな。(笑)
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