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数時間ほどだろうか。
眠っていた俺の耳に刃物を突っ込まれたのではないかと思う程の悲鳴が聞こえてきた。
「くそ・・・あいつ迷惑ばっかりかけやがって」
俺は剣を持って急いで悲鳴のする方向へ向かう。
暗闇の森の中を駆ける。
頼りになるのは音だけだった。
何かが聞こえる。
きっと恐らくはあっちだろう。
そう思って走るのだった。
すると開けた場所に辿り着く。
月明かりが2人を照らす。
「クルバスさん・・・」
レスキィは涙目になっていた。
「今行く!」
俺はレスキィの傍に駆けよる。
「殺してあげる・・・私たちの愛の間に貴方は不要だもの・・・うふふ・・・」
ドレスアーマーの女性は楽しそうに笑ってる。
レスキィに馬乗りになってるではないか。
彼女が持っていた槍で目を貫こうとしている。
「死ね、くそ女が!」
俺は手をかざした。
すると手から炎の玉が出現して、ドレスアーマーの女性に飛んでいく。
「げふっ」
ドレスアーマーの女性の顔に見事命中する。
そのまま倒れこむのだった。
「平気か、レスキィ」
俺はレスキィに駆け寄る。
「あの・・・1人で鍋してたんです。
でも、物足りなくてデザートに果物をと思って。
森だから・・・あるかなって思ったら突然あの人が」
「理由はどうでもいい、怪我はしてないか?」
「はい・・・平気です」
「良かった」
俺は安心する。
「でも、どうして襲ってきたんですか。
自分・・・逃がしてあげるのに協力したのに。
恨みは無い筈じゃ」
「あの女にそういう理屈は通用しない。
ただ目の前に人間が居れば殺す。そういう存在なんだよ」
「一体、貴方の過去に何が」
「きゃははははは、殺してやるわ!」
顔が焼かれて、皮膚が剝がれてた状態にも関わらず楽しそうな顔をしてるのが分かった。
彼女は俺たちを殺すのを諦めてはいなかった。
「クルバスさん、背後に!」
レスキィは叫んでいた。
だが、そんなことをしなくても彼女が俺の事を襲ってくるのは分かっていた
「背後から襲う・・・か。
あいつはそんなことしないよな」
俺は剣を持って彼女の心臓に突き刺した。
それは振り返ることはせずに。
「素敵な愛・・・嬉しい・・・これが死ぬってことなのね・・・」
ドレスアーマーの女性はそのまま倒れた。
そして地面に血が広がっていくのだった。
「あ・・・」
「まだ、俺を悪だと思うか?」
「分かりません・・・人を殺すことは良いことだとは思いません。でも、自分を殺そうとしてきた相手を善だとも思えないのです」
「別に無理して答えを出す必要はない。
俺はすでに答えは出てるからな」
「クルバスさん・・・」
「戻ろう、ここは危険だ」
「分かりました」
そうして俺たちは街道に戻るのだった。
眠っていた俺の耳に刃物を突っ込まれたのではないかと思う程の悲鳴が聞こえてきた。
「くそ・・・あいつ迷惑ばっかりかけやがって」
俺は剣を持って急いで悲鳴のする方向へ向かう。
暗闇の森の中を駆ける。
頼りになるのは音だけだった。
何かが聞こえる。
きっと恐らくはあっちだろう。
そう思って走るのだった。
すると開けた場所に辿り着く。
月明かりが2人を照らす。
「クルバスさん・・・」
レスキィは涙目になっていた。
「今行く!」
俺はレスキィの傍に駆けよる。
「殺してあげる・・・私たちの愛の間に貴方は不要だもの・・・うふふ・・・」
ドレスアーマーの女性は楽しそうに笑ってる。
レスキィに馬乗りになってるではないか。
彼女が持っていた槍で目を貫こうとしている。
「死ね、くそ女が!」
俺は手をかざした。
すると手から炎の玉が出現して、ドレスアーマーの女性に飛んでいく。
「げふっ」
ドレスアーマーの女性の顔に見事命中する。
そのまま倒れこむのだった。
「平気か、レスキィ」
俺はレスキィに駆け寄る。
「あの・・・1人で鍋してたんです。
でも、物足りなくてデザートに果物をと思って。
森だから・・・あるかなって思ったら突然あの人が」
「理由はどうでもいい、怪我はしてないか?」
「はい・・・平気です」
「良かった」
俺は安心する。
「でも、どうして襲ってきたんですか。
自分・・・逃がしてあげるのに協力したのに。
恨みは無い筈じゃ」
「あの女にそういう理屈は通用しない。
ただ目の前に人間が居れば殺す。そういう存在なんだよ」
「一体、貴方の過去に何が」
「きゃははははは、殺してやるわ!」
顔が焼かれて、皮膚が剝がれてた状態にも関わらず楽しそうな顔をしてるのが分かった。
彼女は俺たちを殺すのを諦めてはいなかった。
「クルバスさん、背後に!」
レスキィは叫んでいた。
だが、そんなことをしなくても彼女が俺の事を襲ってくるのは分かっていた
「背後から襲う・・・か。
あいつはそんなことしないよな」
俺は剣を持って彼女の心臓に突き刺した。
それは振り返ることはせずに。
「素敵な愛・・・嬉しい・・・これが死ぬってことなのね・・・」
ドレスアーマーの女性はそのまま倒れた。
そして地面に血が広がっていくのだった。
「あ・・・」
「まだ、俺を悪だと思うか?」
「分かりません・・・人を殺すことは良いことだとは思いません。でも、自分を殺そうとしてきた相手を善だとも思えないのです」
「別に無理して答えを出す必要はない。
俺はすでに答えは出てるからな」
「クルバスさん・・・」
「戻ろう、ここは危険だ」
「分かりました」
そうして俺たちは街道に戻るのだった。
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