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Scene16 五古河逆と俺のビジネスホテル
第96話
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『ダークビュレット』
闇の塊よ、愚か者を退けよ!
五古河凌が闇の炎を避ける。
「何だ、今のは」
「キサマらいきなり、何処から現れた?」
転移魔法だろう。
宙に浮かぶ幾何学文様と象形文字。
その中に居たのは。
闇の妖精、シアカテル。
岩で出来た古代機械兵器、ジージーマイン。
そしてもう一人。
獅子のような頭部の大柄な男。
獣人魔将、闘王サイツォン。
俺の右手に有る魔水晶は意思を飛ばせる。
俺はシアカテルに伝えていた。
使えるヤツを連れて来いと。
そうか、こいつが来たか。
「へっへっへ。
俺の出番と聞いて、どんなヤツかと思ったが。
貧相な体格だな。
食い足りねーぜ」
身体中から闘気を滾らせる大男に五古河凌がたじろぐ。
その顔は異形。
見た者は一瞬、仮面を付けてると思うだろう。
しかし、実物。
獅子の頭部。
顔中に生えた獣毛。
せり出た鼻と髭。
鬣が頭から耳の後ろを覆う。
盛り上がった筋肉に革鎧。
いきなり現れた大男に五古河凌がたじろいでいたのは一瞬に過ぎなかった。
その腕から何かが飛ぶ。
投げナイフの様な物。
サイツォンが腕で払う。
「おお、いきなり刃物か。
やるじゃねーか」
そう言う大男に既に身を低くして走り寄る人影。
槍。
棒の先に金属製の刃を付けた凶器。
何処から取り出したのか、その凶器でサイツォンの足元を狙う五古河凌。
この男、物騒だ。
と言うか正気の沙汰では無い。
妹を傷つける時点で真っ当な兄ではないのは分かっていたが。
いきなり現れた人間。
人間と呼べるかどうか怪しいのも混じって入るが。
敵対してるとはまだ限らない。
それに向かって刃物を投げつけ、凶器で狙うか。
先程の飛ばした刃物。
あれも金属、通常の人間であれば重傷を負う勢いで投げている。
今も、手加減と言う物が感じられない。
金属製の槍で大男を刺そうとしているのだ。
「食い足りないと言ったのは悪かった。
大した速度と度胸。
お前は一級品だな」
サイツォンが足のステップで槍を避ける。
避けつつ、回し蹴り。
大男の足が五古河凌の頭部を狙う。
カウンター気味に決まる!
俺にはその様に見えた。
しかし。
五古河凌はどう避けたのか。
一瞬後には離れた位置で睨み合う。
「お前は一級品だがな。
俺は特級品なんだ」
「様子見してないで、死に物狂いで来いよ」
獣王将サイツォンがニヤリと笑う。
五古河凌に手を出して指を自分の方へ振る。
おいでおいで、そんな挑発。
闇の塊よ、愚か者を退けよ!
五古河凌が闇の炎を避ける。
「何だ、今のは」
「キサマらいきなり、何処から現れた?」
転移魔法だろう。
宙に浮かぶ幾何学文様と象形文字。
その中に居たのは。
闇の妖精、シアカテル。
岩で出来た古代機械兵器、ジージーマイン。
そしてもう一人。
獅子のような頭部の大柄な男。
獣人魔将、闘王サイツォン。
俺の右手に有る魔水晶は意思を飛ばせる。
俺はシアカテルに伝えていた。
使えるヤツを連れて来いと。
そうか、こいつが来たか。
「へっへっへ。
俺の出番と聞いて、どんなヤツかと思ったが。
貧相な体格だな。
食い足りねーぜ」
身体中から闘気を滾らせる大男に五古河凌がたじろぐ。
その顔は異形。
見た者は一瞬、仮面を付けてると思うだろう。
しかし、実物。
獅子の頭部。
顔中に生えた獣毛。
せり出た鼻と髭。
鬣が頭から耳の後ろを覆う。
盛り上がった筋肉に革鎧。
いきなり現れた大男に五古河凌がたじろいでいたのは一瞬に過ぎなかった。
その腕から何かが飛ぶ。
投げナイフの様な物。
サイツォンが腕で払う。
「おお、いきなり刃物か。
やるじゃねーか」
そう言う大男に既に身を低くして走り寄る人影。
槍。
棒の先に金属製の刃を付けた凶器。
何処から取り出したのか、その凶器でサイツォンの足元を狙う五古河凌。
この男、物騒だ。
と言うか正気の沙汰では無い。
妹を傷つける時点で真っ当な兄ではないのは分かっていたが。
いきなり現れた人間。
人間と呼べるかどうか怪しいのも混じって入るが。
敵対してるとはまだ限らない。
それに向かって刃物を投げつけ、凶器で狙うか。
先程の飛ばした刃物。
あれも金属、通常の人間であれば重傷を負う勢いで投げている。
今も、手加減と言う物が感じられない。
金属製の槍で大男を刺そうとしているのだ。
「食い足りないと言ったのは悪かった。
大した速度と度胸。
お前は一級品だな」
サイツォンが足のステップで槍を避ける。
避けつつ、回し蹴り。
大男の足が五古河凌の頭部を狙う。
カウンター気味に決まる!
俺にはその様に見えた。
しかし。
五古河凌はどう避けたのか。
一瞬後には離れた位置で睨み合う。
「お前は一級品だがな。
俺は特級品なんだ」
「様子見してないで、死に物狂いで来いよ」
獣王将サイツォンがニヤリと笑う。
五古河凌に手を出して指を自分の方へ振る。
おいでおいで、そんな挑発。
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