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「ああ……。このリボン解けるんですね?」
伏せ気味の一柳の視線がブラジャーに注がれているのを見て、ちなりはさらに体を朱く染めた。ブラの隙間に入り込んだ指先がさらに皮膚を撫出るように動いてから出て行って、リボンの端っこを引っ張る。はらり……をリボンが解かれると、立ち上がったちなりの胸の頂が一柳の視線にさらされる。恥ずかしくて顔をそっと伏せたが、顎を指で掴まれて正面をむかされると、一柳の熱のこもった瞳とぶつかった。いつもかっちりと後ろになでつけた髪が今は幾筋かはらはらと乱れている。
ーー何て綺麗な顔なんだろう。
造作の整った顔に欲情の色を見いだしてふるりと震えた。少したれ目気味の瞳が濡れてゆらゆらと揺れている。
いつの間にか取り払われてタイはどこかにいってしまっていて、ボタンが上から二つ外れている以外は、乱れはなかった。震える指先で、ワイシャツのボタンに指を滑らせて、外していく。スラックスの上まで外して、男の素肌に指を滑り込ませると、ハリのある皮膚の感触がする。上下に撫でると一柳がくぐもった短い唸り声を上げる。
「そんなに煽ってどうするんですか――っ」
熱い皮膚と筋肉の動きが珍しくて撫でてしまったのであるが、そんな風に言われて手を離すと、その手を引き寄せられて、手首にキスをあたえられる。暗くほとばしるような視線に射抜かれて、心拍数がまた上がったような気がした。綺麗な顔であるとは思ったが、精悍なかっこよさをたたえた男の貌に見惚れてしまうが、そんなことは一瞬であった。
さきほどの元カレに触れられてもこんな風に見惚れたり心拍数が上がることはあっただろうか? と少し首を傾げた。なんだか急に思い出が遠くなったように思う。
「あ――っ」
指先を絡め取られて、そのままベッドに縫い付けられた。一柳はちなりの首筋に顔を埋め、強く吸う。
「あ、跡になっちゃ、う」
「大丈夫ですよ。どこにも出なくてもいいんでしょ?」
「ご、ごはんとか……」
「私が3食出前しますよ」
そう言いながら、ぬるっとした感触が首筋から鎖骨、そして胸の盛り上がりにかけて伝わっていく。
――舐められている。
「ああ……。こここんなにぷっくりとさせて……」
舌先がブラの割れ目から覗いている乳輪をたどる。
「や……。そんなところで喋っちゃ……」
一柳の吐息一つ、舌の動き一つでぞわぞわとした快感がまた伝わっていく。舐められたため濡れた胸の尖りに一柳の吐息が当たってすうすうする。その感覚がさらにぞわりとちなりを追い立てる。なのに一柳はそんなちなりの様子を楽しそうに見守るだけである。
「ここ、ぷくっと膨れて、触ると少しだけつるっとしていて、ものすごく舐めるの気持ちいいですよ」
そう言ってぐるりと舐められると、ぎゅっと一柳の頭を抱えてしまう。
「あっんっっ。だ、だめ……」
「どうして? 好きな男を誘うための下着でしょ?」
そう言った時に一柳の動きがいったん止まるが、次の瞬間にぎゅっとちなり細い腰に腕を回してぎゅっとだきついた。
「一柳さん?」
その動きに面食らって、ちなりはそっと一柳の髪に指を滑らした。
「ふふ。なんでもないです。ここ、今にも私に舐めてって感じで飛び出てますよね」
一柳は舌先でちろりと胸の尖りを舐めてそのまま口に含む。
「きゃ、あっ」
性急な動きと強い刺激に短い叫び声がまろび出るが、一柳は気にせずに、胸の尖りをピチャピチャと舐める。吸われるように刺激を与えられたかと思うと、頂の窪みをたどるように、舌先でつつく。
「や、だ、だめぇ!」
「おもしろいな。ちなりさんは。やめないって最初に言ったでしょう? ああ。こっちもちゃんと可愛がらないとね」
そういって右胸に吸い付いたまま、一柳は左の胸に手を伸ばした。そちらはブラジャーの下側から指を侵入させて、胸全体をやわやわと揉み出す。
右の胸に与えられている強い刺激と相まって、腰に重だるい期待がさらに積み上がるような気がして腰が揺れた。
「ん……。一柳さん……。もっと……」
自然に媚びるような甘えた声で求めてしまう。そんな様子に一柳が、唇をつり上げる。
「ちなりさん、自分がどれだけかわいいか、わかってるんですか?」
きゅっと、胸の尖りを唇で強く挟んでから、一柳はちなりのショーツの下に右手を滑らせる。お尻の曲線を上下に何度も撫で上げる。強い刺激が与えられず、ちなりはうめき声を小さくあげる。
すでに理性は飛びつつあり、今は目の前にある一柳からあたえられる刺激しか興味がなかった。
「ああ。ちゃんと後ろも見ないとダメですね」
そう言って一柳はいったん体をちなりから引き離して、彼女の体を裏返す。
「さっき抱え上げた時も思ったけど、ちなりさんちょっと痩せすぎじゃないですか?」
ちなりの返答は期待していなかったらしく、一柳は、背中を撫で上げた。
「シミひとつなくて、綺麗な背中ですね。肩甲骨もくっきりしてて……」
くっきり浮き出た肩甲骨に、一柳は舌を這わせる。そんなところを舐められた経験などないのに、ものすごく感じて身震いをした。
伏せ気味の一柳の視線がブラジャーに注がれているのを見て、ちなりはさらに体を朱く染めた。ブラの隙間に入り込んだ指先がさらに皮膚を撫出るように動いてから出て行って、リボンの端っこを引っ張る。はらり……をリボンが解かれると、立ち上がったちなりの胸の頂が一柳の視線にさらされる。恥ずかしくて顔をそっと伏せたが、顎を指で掴まれて正面をむかされると、一柳の熱のこもった瞳とぶつかった。いつもかっちりと後ろになでつけた髪が今は幾筋かはらはらと乱れている。
ーー何て綺麗な顔なんだろう。
造作の整った顔に欲情の色を見いだしてふるりと震えた。少したれ目気味の瞳が濡れてゆらゆらと揺れている。
いつの間にか取り払われてタイはどこかにいってしまっていて、ボタンが上から二つ外れている以外は、乱れはなかった。震える指先で、ワイシャツのボタンに指を滑らせて、外していく。スラックスの上まで外して、男の素肌に指を滑り込ませると、ハリのある皮膚の感触がする。上下に撫でると一柳がくぐもった短い唸り声を上げる。
「そんなに煽ってどうするんですか――っ」
熱い皮膚と筋肉の動きが珍しくて撫でてしまったのであるが、そんな風に言われて手を離すと、その手を引き寄せられて、手首にキスをあたえられる。暗くほとばしるような視線に射抜かれて、心拍数がまた上がったような気がした。綺麗な顔であるとは思ったが、精悍なかっこよさをたたえた男の貌に見惚れてしまうが、そんなことは一瞬であった。
さきほどの元カレに触れられてもこんな風に見惚れたり心拍数が上がることはあっただろうか? と少し首を傾げた。なんだか急に思い出が遠くなったように思う。
「あ――っ」
指先を絡め取られて、そのままベッドに縫い付けられた。一柳はちなりの首筋に顔を埋め、強く吸う。
「あ、跡になっちゃ、う」
「大丈夫ですよ。どこにも出なくてもいいんでしょ?」
「ご、ごはんとか……」
「私が3食出前しますよ」
そう言いながら、ぬるっとした感触が首筋から鎖骨、そして胸の盛り上がりにかけて伝わっていく。
――舐められている。
「ああ……。こここんなにぷっくりとさせて……」
舌先がブラの割れ目から覗いている乳輪をたどる。
「や……。そんなところで喋っちゃ……」
一柳の吐息一つ、舌の動き一つでぞわぞわとした快感がまた伝わっていく。舐められたため濡れた胸の尖りに一柳の吐息が当たってすうすうする。その感覚がさらにぞわりとちなりを追い立てる。なのに一柳はそんなちなりの様子を楽しそうに見守るだけである。
「ここ、ぷくっと膨れて、触ると少しだけつるっとしていて、ものすごく舐めるの気持ちいいですよ」
そう言ってぐるりと舐められると、ぎゅっと一柳の頭を抱えてしまう。
「あっんっっ。だ、だめ……」
「どうして? 好きな男を誘うための下着でしょ?」
そう言った時に一柳の動きがいったん止まるが、次の瞬間にぎゅっとちなり細い腰に腕を回してぎゅっとだきついた。
「一柳さん?」
その動きに面食らって、ちなりはそっと一柳の髪に指を滑らした。
「ふふ。なんでもないです。ここ、今にも私に舐めてって感じで飛び出てますよね」
一柳は舌先でちろりと胸の尖りを舐めてそのまま口に含む。
「きゃ、あっ」
性急な動きと強い刺激に短い叫び声がまろび出るが、一柳は気にせずに、胸の尖りをピチャピチャと舐める。吸われるように刺激を与えられたかと思うと、頂の窪みをたどるように、舌先でつつく。
「や、だ、だめぇ!」
「おもしろいな。ちなりさんは。やめないって最初に言ったでしょう? ああ。こっちもちゃんと可愛がらないとね」
そういって右胸に吸い付いたまま、一柳は左の胸に手を伸ばした。そちらはブラジャーの下側から指を侵入させて、胸全体をやわやわと揉み出す。
右の胸に与えられている強い刺激と相まって、腰に重だるい期待がさらに積み上がるような気がして腰が揺れた。
「ん……。一柳さん……。もっと……」
自然に媚びるような甘えた声で求めてしまう。そんな様子に一柳が、唇をつり上げる。
「ちなりさん、自分がどれだけかわいいか、わかってるんですか?」
きゅっと、胸の尖りを唇で強く挟んでから、一柳はちなりのショーツの下に右手を滑らせる。お尻の曲線を上下に何度も撫で上げる。強い刺激が与えられず、ちなりはうめき声を小さくあげる。
すでに理性は飛びつつあり、今は目の前にある一柳からあたえられる刺激しか興味がなかった。
「ああ。ちゃんと後ろも見ないとダメですね」
そう言って一柳はいったん体をちなりから引き離して、彼女の体を裏返す。
「さっき抱え上げた時も思ったけど、ちなりさんちょっと痩せすぎじゃないですか?」
ちなりの返答は期待していなかったらしく、一柳は、背中を撫で上げた。
「シミひとつなくて、綺麗な背中ですね。肩甲骨もくっきりしてて……」
くっきり浮き出た肩甲骨に、一柳は舌を這わせる。そんなところを舐められた経験などないのに、ものすごく感じて身震いをした。
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