この世を恨んで焼身自殺した俺が転生、ダークフォースで八つ当たり無双!

最果ての気球

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旅立った俺達は、次なるトラブルに見舞われる

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 旅に出て数週間、俺達は豊かな自然に囲まれた街道をひたすらまっすぐ進み続けた。
 その間、村などに立ち寄って夜を明かせる事もあれば、森や野原の真ん中で野宿するという事もあった。
 それは、今までの人生で碌に旅行も行った事のない俺にとって、とてつもなく新鮮で楽しい時間だった。
 野宿と言えば、焚火を炊き、自分達でアウトドアクッキングよろしく、獣人の村で貰った食糧やらそこいらで取れた山菜やら狩りをしてきた獲物などを調理して食べるなどした。
 のだが、そこで一つ問題が発生した。
 それは初日の狩りの時の事。
「ソーマー、そっち行ったよ~」
 素早く駆け回り、ミリが獲物である野生の鹿を俺が待機する茂みへと上手に誘導してくれた。
「おっし! 任せろ!」
 気合を入れて茂みから飛び出した俺は、飛び込んできた鹿に自分の怒りを燃やす。具体的には、鬼ごっこで俺ばかり全員で追い回し、どさくさに紛れていやがらせをさんざんされたという小学校の時の記憶を思い出して。
「やらせてもらうぜ! 鹿さんよ~」
 高まった漆黒の光を拳に集め、俺は飛び込んでくる鹿目掛けて叩きつけた。
 その時、俺は十分過ぎるくらい力をセーブした、――つもりだった。
「えっ!?」
 俺の拳が鹿に激突した瞬間、光は一気に鹿目掛けて拳から放出され、その体を粉々に吹っ飛ばしてしまった。
 後に残ったのは、何もない空間のみ。実際、塵一欠けらすらも残っていなかった。
「あ……その、――ごめん」
 呆気に取られた俺は、同じく呆気に取られて固まっているミリに深々と頭を下げた。
 そこで分かったわけだが、どうやら俺の能力は当たった相手を問答無用に吹っ飛ばしてしまうらしい。どんなに加減して、比較的怒りの度合いをマシに調整しようとも、それは変わらないようだ。
 これ、絶対人に向けちゃダメな奴じゃん!と、常々思ってたが、その威力がまざまざと証明されたわけだ。
「あ~。とりあえず、狩りはあたしがやるね~。ソーマは薪集めとかお願い」
「ごめん。本当にごめん」
 役立たずっぷりに軽く絶望しつつ、ミリには自分の気が済むまで何度も何度も謝ったものだ。
 やはり能力の制御はちゃんと学ばないと駄目だと、この時に痛感した出来事だった。
 そんな具合で、俺達は二人で長い事を旅をつづけた。
「アルザンならここから一日もあれば到着できるよ」
 そうして、今日宿泊した村の主人からそう告げられた。俺達は借りた室内のベットに腰掛け、談笑する。
 因みに俺達は同じ部屋で寝泊まりだ。獣要素混じりとはいえ、こんな絵に描いたような美少女と同室は辛いのだが、部屋の空きが無いので仕方ない。ミリの方は同室でもいつも通りの無邪気で天真爛漫な感じだから、問題は俺がやらかさないかどうかだけなのだが。
 ……いや、何もする気無いけどね。こんな可愛い子と同じ部屋に寝てると思うと緊張で辛いってだけ。旅の道中、途中の村に泊まると必ず同室だったからいい加減慣れろって話だけどさ。童貞メンタルだから仕方ないんだよ。
「明日いよいよ商業都市に到着か。なんか感慨深いな」
「だね。あたしも村からあまり出たことないからこんな長旅は始めてだったけど、楽しかったなー」
 俺がしみじみ呟くと、ミリもにこにこ笑って応じる。彼女はこの旅の最中、ずっと楽しそうにしていた。かくいう俺もそれは同じだが、ミリのそれはあからさまで感動をどう表現していいかわからない俺とは対照的だった。
「商業都市って、どんなところかなー。じっちゃんは村よりずっと、ずっと、ずっーと大きくて色んな人がいるって言ってたけど」
「そうだな。魔獣避けの壁に囲まれた人族の大都市とか聞いたけど。そういや俺、ここに来てから同じ人間に会うの始めてだな。ミリ達がここに来てから始めてあった人達だし」
 そう思い、目を閉じる。ここに来てから既に数週間ばかり経過していた。最初はここが何処かも分からず困惑したし、その後も自分が若返ったり、うつ病直ってたりして驚いたものだ。
 けど、ここまで来るともう慣れたものだ。我ながらこんなに適応力高かったっけとか、人と普通に話せてるのが変に感じるが、全部生まれ変わったお陰って事にして受け入れたら何も気にならなくなった。
 大体、自分が女の子と二人で旅してる自体考えたらかなり変な話なのだから。まだミリとしか出会ってないが、今後その手のイベントが発生するとどう振る舞うべきかは分からない。
 出会いとかは別に無くてもいいな、別に。
 そう思った時、不意に脳裏に過るものがあった。
 それは、獣人の村に到達する前、ストーンサークルみたいな場所で舞っていた謎の美少女。その姿が何故か急に思い出された。
 綺麗な子だったな。それに、あの舞も美しかった。
 そんなどうでもいい感想が頭に浮かぶ。
 ついでに、彼女は何者だったんだろうと、今更気になり始めた。勝手に舞を覗き見て、驚かせて逃げられただけの相手で、その後はあの辺りでは見掛けもしていない。
 今更彼女は何者かとか考えたところで、出くわすような偶然はあろう筈もない。
 多少、話してみたかったとか思わなくも無いが、あそこで呼び止められなかった時点で後の祭り。考えても仕方ない事だ。
「ん?どしたの、ソーマ。急に黙り込んで。何か考え事?」
 と、俺が物思いに耽っていると、ミリから声がかかる。彼女は首を傾げ、俺の顔を覗き込んでいた。
「あ、いや。何でもない。商業都市がどんな街か。空想してただけだ」
 慌てて言い繕うと、俺はベットに寝そべった。
「さぁ、今日はもう寝よう。目的地近くとは言え、明日も散々歩くだろうし」
「そだね。じゃあ、おやすみー」
 そう言って、ミリはベットに潜り込み、そのまますぐ穏やかな寝息をたて始めた。
 やれやれ。寝るの早いよな、ミリは。
 その事が少し羨ましくて、俺もすぐに布団を被って目を閉じた。そうすると、今日1日歩いた疲れが襲ってきて、俺もすぐに眠りに落ちていった。

 翌日、俺達は朝早く村を出発した。当面の目標だった商業都市が目の前という事もあり、俺もミリも早く目が覚めた。かといってよく寝ていたので眠気も一切なく、体力も有り余っており、心なしか歩くペースも早い。
 そのまま暫く歩くと、延々続いていた森の中をようやく抜け出し、目の前には広大な平野が続いていた。
「うわー。すっごい場所だね。何処までも見渡せちゃう」
「だな。俺もこんな場所来たのは始めてだ」
 俺達は感嘆の声をあげ、とりあえず平野に伸びる街道に足を踏み出す。
 それから、また延々と歩く。途中、少しの休憩を挟んだ後、更に街道を前へ前へと進む。
 そうして、日の光が空のてっぺんへ至る頃に、視界に何やら人工的な建造物が見えてきた。
 よく目を凝らすと、そこには聳え立つ石を積み上げて作られた巨大な壁があった。
「あれが、商業都市か」
 俺は思わず声をあげ、その壁を見る。すると、そこの壁目指して、数十名の人々が先を歩くのも確認できた。彼らの出で立ちは様々だが、遠目で見る限り大体は俺と同じ人間のようだ。
 この世界に来てから、同じ人間には会えてなかった俺はその事実に軽く感動する。
「もうすぐだな」
「そだね。よーし、頑張って歩くぞー」
 俺達は互いにやる気を高めて歩きだす。そこから暫く歩き、どんどんと見えている壁は大きくなっていく。いよいよ、人の沢山いる街に到着だ。
「きゃあぁぁぁぁぁーーー」
 悲鳴が轟いたのはその瞬間だった。突然の事に、俺は慌てて周囲を見回す。
 見れば街道から少し外れた平原の真ん中、そこに巨大な魔獣が姿を表している。
 それは俺が異世界に来て、最初に襲われたあの巨大な食虫植物みたいな化け物だ。そいつらは数体が円を描き、触手をうねうねと構えている。その中心、平野の真ん中に誰かがいた。
「やべぇ、あの植物の化け物に誰か襲われてる!」
「あいつは食肉花だよ。たまに人里に現れては家畜や人を食い荒らす凶悪な魔物。あたし達の村の裏山にも大発生して難儀してたんだ」
 俺の叫びに、ミリが捕捉説明をくれる。なるほど。アイツ、食肉花っていうのか。
 裏山で大発生って、多分俺が倒したあいつらの事だろうけど。
 って、そんな事言ってる場合じゃねぇ!
「行こう!早く助けないと」
 そうミリに告げ、俺は構わず駆け出した。
 同時に、脳裏にすぐ思い出せる腹のたつ事を思い出す。
 高校時代、表向きはいじめも無かったが、やたらと陰口を言われた。やれアイツは貧乏人の息子だの、昔は酷いいじめを受けてたけど、それも当然であいつからはどぶ川の臭いがするだの、あいつに触ると貧乏が移るらしいだの、まぁ好き勝手言われたな。
 あいつら、わざと聞こえるように言ってたように思う。あー、ムカつくぜ。
「高校生にもなって、何を言いたい放題してやがる、クソが!言い返さないからって、何言っても良いと思ってんじゃねぇよ!カスが!」
 俺の中で高校の連中への怒りが大爆発した。同時に黒い光が俺の中から溢れだす。
 それを確認して、俺は急ぎ駆けだす。目指す化け物達が暴れる辺りは、ここからだとかなり距離がある。急がないと間に合わない。そう思い、俺は全力で地面を蹴る。黒い光を纏ったせいか、俺の体は飛ぶように大地を走り、あっという間に相当な距離が縮んでいた。
 それでもまだ、相手に攻撃できるにはかなりの距離を縮めなければならなかった。そうしている間に、食肉花の一体が触手を大きく振りかぶり、狙った円の中心にいる人物目掛けて今にも振り下ろそうとしていた。
 やべぇ! どう考えてもここからじゃ間に合わない!
 そう思った時には、食肉花は触手を振り下ろす。
「クソッ! やめろ、化け物~~~!!」
 それに、俺は思い切り手を伸ばして叫ぶ。届かないのが分かっていながら、何とか届かせようとして……。
 瞬間、俺の手の平の先から黒い光が収束し、一瞬で巨大な球体に変化したかと思うと、一直線に飛んで行った。
「えッ!!?」
 突然起きた現象に目を点にする俺。そんな俺の反応などそっちのけで、球体は地面の草を薙ぎ払いながら超高速で前進、触手を振り下ろした食肉花へと一気に激突、その体を一瞬で呑み込み、灰燼に帰してしまった。
 な、なに、今の?
 足を止め、俺は今起きた現象に唖然とする。何の意図もせず、新たな技を発動させてしまった。
「まさか、この力って遠隔攻撃できるのか? 今まで近づいて殴る蹴るしかやってこなかったけど……」
 自分の手を見て、呟く俺。そうか。あんな事が出来るのか。
 よし、なら試してみるか!
 そう決めるや否や、俺は腕をまっすぐ前に突き出し、手のひらを狙った方へ見えるように伸ばす。
「え~っと。確かさっきは、ここからあそこにいる化け物に届けって思って……相手に集中、と」
 先ほどの状況を思い出しながら、遠くにいる化け物達に狙いをつける。集中、集中……。
 心の中で念じる。すると、手のひらの先に全身の光が流れ込み、瞬く間に俺の身長より大きな球体が完成する。
「よし、イケェぇぇ~~~~!!」
 叫びと共に、俺は球体が敵目掛けてすっ飛んでいくイメージを脳内に走らせる。その瞬間、球体は先ほどと同じように超高速で遠くの敵目掛けて一直線に飛んで行った。
 轟音と共に、草原の草花を薙ぎ払いながら進んだ球体は、狙った食肉花一体を即座に呑み込み、塵へと帰す。
「おし! つかめた。この感じだな!」
 上手く行った手応えに喝采を上げ、俺は手をまっすぐに伸ばしたまま走り出す。
 同時に、光が急に消えないように高校時代に言われた様々な陰口達を思い出せる限り思い出した。
 くそっ! 昔の事なのに、さっきの事みたいに腹が立つ!
「ムカつくんだよ! アホがぁぁ~~~!!」
 口から漏れる怒りはそのままに、俺はまだ距離の離れた食肉花の群れに向って手をまっすぐ伸ばし、先ほどと同様に球体を何発も何発も打ち込んでいった。
 そうして、俺が倒れた人影の傍らについた頃にはすべての食肉花が全滅していた。それを確認し、俺は立ち止まって倒れている人に振り返りざま声をかける。
「大丈夫……か?」
 と、倒れていた人をはっきりと目視した途端、俺の声が自然と尻すぼみ、目は大きく見開かれた。
 その人影は、とても美しい少女だった。流れるような銀の長髪と大きな淡い青の瞳、整った顔立ちに絹のような白い肌。身に纏うきらびやかな踊り子装束と手の込んだ細工のティアラとヴェール。
 それは、まごう事無く、初日にストーンサークルの劇場で出会った少女だった。
「き、君は……」
 俺はあまりの事に呆気に取られてしまう。まさか、あの時偶然見た少女と、再び出会う事になろうとは……。
 と、そんな事を考えていたら、後ろでデッカイ音がした。
「危ない!」
 同時に少女が鋭く叫ぶ。慌てて振り返ると、先ほどまでより更に巨大な食肉花が巨大な口を開けて飛び込んできていた。
「ちっ! 邪魔だ、化け物ぉぉ~~!!」
 叫びと共に、俺は地面を全力で跳躍する。そのまま、迫りくる巨大な口目掛けて拳を叩きつける。
 と、その時、何故か妙に固い感触がした。食肉花は植物な筈なのに、何故こんなに固い?
 が、その感触を確かめる間もなく、俺の体は化け物の体を貫き、食肉花は黒い光に包まれて瞬時に消滅した。
「よっと。あっぶねぇ~。油断も隙もねぇな。ってか、さっきの変な感触は何だったんだ?」
 着地してから、俺は先ほどの妙な手応えに首を傾げる。
「あ、あの……」
 と、背後から急に綺麗な声がした。驚いて振り返ると、そこには先ほど倒れていた少女が立っていた。
 そのまま彼女は深々と頭を下げる。
「あの、助けていただいて、ありがとうございます!」
「あ、ああ。その……怪我はないか?」
 頬を掻きつつ、彼女の見た目通りに綺麗な声にドギマギしながら何とかそれだけ告げる。
「はい。おかげ様で」
「そりゃ、良かった。慌てて飛び出した甲斐があったよ」
「ええ。魔物達に襲われた時はもうダメかと思いました。あの大軍相手に、おひとりで飛び込んで来られるなんて。とても勇敢なお方ですね」
「あ、いや。目の前で誰かが襲われてたから反射的にな。あんな化け物に人が食い殺されるところとか見せられたら寝ざめが悪いしさ。とにかく無事でよかったよ」
 キラキラした目で見つめられ、気恥ずかしくて目を反らしてしまう。いかん。まっすぐ前を見れん!
 だが、そんな俺に気を悪くした様子もなく、少女は満面の笑みのまま話し続ける。
「はい。私も殺されてしまうかと思いました。貴方が通りがかってくれて助かりました。それで、よろしければ貴方のお名前をお聞かせいただけませんか?」
「ああ。俺は眞殿蒼馬だ」
「マドノソウマ。あまり聞かないお名前ですね?」
「ぁ、俺、遠いところからこの辺りにやってきた人間だから、この辺りじゃあまり聞かない名前だと思う。ソウマと呼んでくれたらいい」
「そうですか。私はティーカと申します。踊り子をしながら旅をしています。宜しくお願いしますね、ソウマさん」
 そう言って、目の前の美少女、ティーカは手を差し出してくる。握手を求められているのだろう。
「ああ、宜しくな、ティーカ」
 その手を取り、俺は何とか彼女と目を合わせて答えた。
 しかし、その内心ではこの状況に頭が激しく混乱し始めていた。
 おいおい、ミリに続いてまたも美少女と知り合ってしまったのか? しかも今度は人間の美少女。
 しかも、一度見掛けた時は逃げられちゃったのに、今度は完全に面識を得てしまったぞ。
 これからどうなるんだ、俺。正直ミリだけでも結構精神的に辛い部分が多いのに、二人目の美少女とか!
 と、俺はこれからの事を考えるのでいっぱいいっぱいになってしまった。
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