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久しぶりデート!
「いっくん、行こ!」
「うん!」
克樹が樹の手を優しく握る。二人で出掛ける時は大抵こうである。
克樹も樹も色違いの同じキャップを被っている。
4月の終わりからゴールデンウィークが静かに始まった。
連休終日まで、快晴のままいけそうである。
気温は連日、真夏日に近くなりそうだ。
今朝のニュースでも帰省ラッシュの特集が組まれていた。(テレビは寮の談話室に置いてある)
そんな知らせに、大型連休が始まったのだと、なんだかウキウキしてしまう。
2人は学校に外出許可を得ていた。
帰宅時間は18時になっている。
門限は厳守だ。
「わー、久しぶりにでっかいハンバーガー食べたい!大量のポテトとナゲット!!そしてシェイク!」
「うん、いいね。あとソフトクリームも食べようよ」
「いいね!」
二人で駅に向かって歩きながら、食べるものの計画をする。
寮のご飯も美味しいのだが、樹は久しぶりにジャンクフードが食べたくて仕方がなかった。
克樹もそれは同じだったらしい。
やはりこうゆうところが双子なのだろう。
「さすが夢プロ。駅チカだねえ!」
「家とそんな変わらないよ」
克樹の言葉に樹が苦笑する。
「あー、やっといっくんが俺のになった」
「何だよ、ソレ」
「だっていっくん、先輩たちに絡まれすぎ。
風もなんだかんだ、いっくんと仲良いし?
いや、すごくいいことなんだけどね?」
克樹が、むーと頬を膨らませている。
樹は克樹の肩を全力で叩いていた。
「なんだよ!ソレ!!もしかして見てたの??」
顔が熱くなっている。克樹は痛みで身をよじらせながらも笑った。
「俺の視力4.0だよ?見えないわけない」
「兄貴のバカー」
「いっくんがどんどんお姫様みたいになってくからハラハラした」
樹はもう一発克樹を殴ったのだった。
「イテテ。いっくんってば、激しいなぁ」
「もうからかうのヤメテ」
「はいはい」
2人は映画館にいる。チケットを買い、開場を待っていた。
「いっくんと2人で映画に来たの久しぶりかも」
「そうだよね。中学の時は来てないのか」
「うん。ずっと受験勉強してたしね俺たち」
そんななかで開場を知らせるアナウンスが流れた。2人は椅子から立ち上がる。
飲み物と大量のポップコーンはもちろん忘れない。
大型連休というだけあって、映画館も混んでいる。
「楽しみだねえ!」
「うん!」
指定されたシートに座る。
いよいよ映画が始まる。
樹はポップコーンを食べるのすら忘れて、画面に見入った。
とにかくグラフィックが綺麗でリアルなのだ。
現実にいたらどうしようかと思うレベルである。
「わ、強い…」
ハンターの一人が鳥型のモンスターからの攻撃をすんでの所で避けている。
あれを食らってしまうと、いくら強靭なハンターだってひとたまりもないだろう。
「いけ…そこだ」
小声で樹がハンターを応援していると隣の克樹が小さく噴き出す。
「いっくんカワイイ」
そう言われてぎゅっと手を握られた。小声で樹は克樹に囁く。
「かっちゃんも一緒に応援してよ」
「してるよ、言わないだけ」
「ずるいー」
「ほら、応援しないと」
映画は無事、ハンターたちが自分の村を守りきったところで終わった。
「あー、面白かったなー!」
「俺もゲームであれだけ動けたらな」
克樹が真顔で言うので樹は笑ってしまった。
「ね、かっちゃん!お昼にしようよ!」
「おう!」
2人は近くにあったファストフード店に入った。
「うん!」
克樹が樹の手を優しく握る。二人で出掛ける時は大抵こうである。
克樹も樹も色違いの同じキャップを被っている。
4月の終わりからゴールデンウィークが静かに始まった。
連休終日まで、快晴のままいけそうである。
気温は連日、真夏日に近くなりそうだ。
今朝のニュースでも帰省ラッシュの特集が組まれていた。(テレビは寮の談話室に置いてある)
そんな知らせに、大型連休が始まったのだと、なんだかウキウキしてしまう。
2人は学校に外出許可を得ていた。
帰宅時間は18時になっている。
門限は厳守だ。
「わー、久しぶりにでっかいハンバーガー食べたい!大量のポテトとナゲット!!そしてシェイク!」
「うん、いいね。あとソフトクリームも食べようよ」
「いいね!」
二人で駅に向かって歩きながら、食べるものの計画をする。
寮のご飯も美味しいのだが、樹は久しぶりにジャンクフードが食べたくて仕方がなかった。
克樹もそれは同じだったらしい。
やはりこうゆうところが双子なのだろう。
「さすが夢プロ。駅チカだねえ!」
「家とそんな変わらないよ」
克樹の言葉に樹が苦笑する。
「あー、やっといっくんが俺のになった」
「何だよ、ソレ」
「だっていっくん、先輩たちに絡まれすぎ。
風もなんだかんだ、いっくんと仲良いし?
いや、すごくいいことなんだけどね?」
克樹が、むーと頬を膨らませている。
樹は克樹の肩を全力で叩いていた。
「なんだよ!ソレ!!もしかして見てたの??」
顔が熱くなっている。克樹は痛みで身をよじらせながらも笑った。
「俺の視力4.0だよ?見えないわけない」
「兄貴のバカー」
「いっくんがどんどんお姫様みたいになってくからハラハラした」
樹はもう一発克樹を殴ったのだった。
「イテテ。いっくんってば、激しいなぁ」
「もうからかうのヤメテ」
「はいはい」
2人は映画館にいる。チケットを買い、開場を待っていた。
「いっくんと2人で映画に来たの久しぶりかも」
「そうだよね。中学の時は来てないのか」
「うん。ずっと受験勉強してたしね俺たち」
そんななかで開場を知らせるアナウンスが流れた。2人は椅子から立ち上がる。
飲み物と大量のポップコーンはもちろん忘れない。
大型連休というだけあって、映画館も混んでいる。
「楽しみだねえ!」
「うん!」
指定されたシートに座る。
いよいよ映画が始まる。
樹はポップコーンを食べるのすら忘れて、画面に見入った。
とにかくグラフィックが綺麗でリアルなのだ。
現実にいたらどうしようかと思うレベルである。
「わ、強い…」
ハンターの一人が鳥型のモンスターからの攻撃をすんでの所で避けている。
あれを食らってしまうと、いくら強靭なハンターだってひとたまりもないだろう。
「いけ…そこだ」
小声で樹がハンターを応援していると隣の克樹が小さく噴き出す。
「いっくんカワイイ」
そう言われてぎゅっと手を握られた。小声で樹は克樹に囁く。
「かっちゃんも一緒に応援してよ」
「してるよ、言わないだけ」
「ずるいー」
「ほら、応援しないと」
映画は無事、ハンターたちが自分の村を守りきったところで終わった。
「あー、面白かったなー!」
「俺もゲームであれだけ動けたらな」
克樹が真顔で言うので樹は笑ってしまった。
「ね、かっちゃん!お昼にしようよ!」
「おう!」
2人は近くにあったファストフード店に入った。
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