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真司×千晶&千尋×加那太
千尋が鍋パに挑戦する話
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「加那、欲しい物あったか?」
千尋は大きなカートを押しながらパートナーである加那太に尋ねた。加那太は両手にチョコレート菓子を数個持っている。
「んーと、あと冷凍のあんまんとピザも買っていい?」
加那太がカゴにがさがさと菓子を突っ込みながら言う。
今日は久しぶりに超激安スーパーに来ている。
ここには月イチで通っているくらい大好きな店だ。千尋と加那太の欲しい食べ物をここで買い溜めするのである。
「いいけど、食べ過ぎるなよ」
「気を付けるよ」
二人共、年齢を重ねて、健康に気を付けるようになってきている。それはこの前、偶然テレビで見かけた芸能人の健康診断の番組で、加那太たちより若い芸人が糖尿病になっていたという衝撃的なものだった。
会社で年に一回健康診断を受けて異常なしと言われているが、気を付けるに越したことはないと二人は判断したのである。
だがやはり美味いものは食べたい。
千尋は毎日の献立作りに更に力を入れている。
独学で日々の栄養バランスの勉強も始めた。
加那太も自分もなるべく元気で長生きしたいと千尋は思うようになっている。
ふと千尋はあるものを見つけた。加那太も同じことを思ったらしい。
「あ、モツだ!!」
それはすでに下茹でされてある豚のモツだった。1パック600グラムあるつわ者だ。
鍋にしたらさそがし美味いだろうなと千尋は思った。
このスーパーはとにかく肉と冷凍食品が安い。
挽肉に始まり、鶏、豚なんかの肉を毎回大量に買い込み、小分けにして冷凍している。
それで一ヶ月持つのだから家計に優しいのは間違いない。
二人分だから出来ることである。
「千尋ー、モツ食べたいー!」
加那太にこう強請られてしまえば、千尋は言われるがままだ。
「皆で鍋しようか?」
そう提案したら加那太が元気よく頷く。
イツメンで鍋、きっと楽しいだろう。
「あ、千尋ー!チーズハットグも買っていい?」
「レジに居るから持ってこい」
加那太は再び冷凍食品のコーナーへ駆けていった。
✣✣✣
加那太が鼻歌を歌いながらゲームをしている。
先程、千晶たちに鍋パーティーについてメッセージを送った所、二人は快諾してくれた。
この間のキャンプも楽しかったので、今回も楽しいものにしたい。
さて、どうしようか、と加那太は考えていた。
「二人共オッケーしてくれてよかったな」
どうやら千尋はココアを淹れてくれたらしい。
千尋の作るココアは甘くて美味しい。
「食べ終わったら何かしたいな」
加那太がそうポツリ、と漏らすと、千尋は笑った。
「この間のプラモデルがあるじゃないか」
この間プラフェスタで皆で作ろうと千尋が人数分買っていた。
「わー、伏線回収お疲れ様ー」
「そりゃまたメタな発言だな。まぁそれはいいとして、鍋以外に何か食いたいものはあるか?」
「おにぎり、昆布のやつ」
「分かった。あきも何か作ってきてくれるみたいだし、楽しみだな」
「明日なんだもんね!
楽しみ!ゲームもしたいな、時間足りないな」
千晶、真司と遊んでいると時間が過ぎるのが速い。
「また遊べばいいんだし、焦るなよ」
「そうだよね、楽しみだな」
加那太はまた鼻歌を歌い出した。
千尋は大きなカートを押しながらパートナーである加那太に尋ねた。加那太は両手にチョコレート菓子を数個持っている。
「んーと、あと冷凍のあんまんとピザも買っていい?」
加那太がカゴにがさがさと菓子を突っ込みながら言う。
今日は久しぶりに超激安スーパーに来ている。
ここには月イチで通っているくらい大好きな店だ。千尋と加那太の欲しい食べ物をここで買い溜めするのである。
「いいけど、食べ過ぎるなよ」
「気を付けるよ」
二人共、年齢を重ねて、健康に気を付けるようになってきている。それはこの前、偶然テレビで見かけた芸能人の健康診断の番組で、加那太たちより若い芸人が糖尿病になっていたという衝撃的なものだった。
会社で年に一回健康診断を受けて異常なしと言われているが、気を付けるに越したことはないと二人は判断したのである。
だがやはり美味いものは食べたい。
千尋は毎日の献立作りに更に力を入れている。
独学で日々の栄養バランスの勉強も始めた。
加那太も自分もなるべく元気で長生きしたいと千尋は思うようになっている。
ふと千尋はあるものを見つけた。加那太も同じことを思ったらしい。
「あ、モツだ!!」
それはすでに下茹でされてある豚のモツだった。1パック600グラムあるつわ者だ。
鍋にしたらさそがし美味いだろうなと千尋は思った。
このスーパーはとにかく肉と冷凍食品が安い。
挽肉に始まり、鶏、豚なんかの肉を毎回大量に買い込み、小分けにして冷凍している。
それで一ヶ月持つのだから家計に優しいのは間違いない。
二人分だから出来ることである。
「千尋ー、モツ食べたいー!」
加那太にこう強請られてしまえば、千尋は言われるがままだ。
「皆で鍋しようか?」
そう提案したら加那太が元気よく頷く。
イツメンで鍋、きっと楽しいだろう。
「あ、千尋ー!チーズハットグも買っていい?」
「レジに居るから持ってこい」
加那太は再び冷凍食品のコーナーへ駆けていった。
✣✣✣
加那太が鼻歌を歌いながらゲームをしている。
先程、千晶たちに鍋パーティーについてメッセージを送った所、二人は快諾してくれた。
この間のキャンプも楽しかったので、今回も楽しいものにしたい。
さて、どうしようか、と加那太は考えていた。
「二人共オッケーしてくれてよかったな」
どうやら千尋はココアを淹れてくれたらしい。
千尋の作るココアは甘くて美味しい。
「食べ終わったら何かしたいな」
加那太がそうポツリ、と漏らすと、千尋は笑った。
「この間のプラモデルがあるじゃないか」
この間プラフェスタで皆で作ろうと千尋が人数分買っていた。
「わー、伏線回収お疲れ様ー」
「そりゃまたメタな発言だな。まぁそれはいいとして、鍋以外に何か食いたいものはあるか?」
「おにぎり、昆布のやつ」
「分かった。あきも何か作ってきてくれるみたいだし、楽しみだな」
「明日なんだもんね!
楽しみ!ゲームもしたいな、時間足りないな」
千晶、真司と遊んでいると時間が過ぎるのが速い。
「また遊べばいいんだし、焦るなよ」
「そうだよね、楽しみだな」
加那太はまた鼻歌を歌い出した。
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