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シャオリィ、歌姫になる(シリウス×シャオリィ)
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シャオリィは歌いながらレース編みをしていた。今度シリウスの弟夫婦に赤ん坊が生まれるのだ。シャオリィのお腹にも小さな命が宿っている。まだまだ宿ったばかりの命だ。シャオリィは無意識に自分の腹を優しく撫でていた。
「リィ、歌がうまいんだな」
「シリウスさま、お帰りなさい!そうですか?」
急に戻ってきたシリウスにシャオリィは慌てて立ち上がろうとして止められる。
「リィ、お腹の子が驚くぞ。そのままでいい」
「はい」
「急なんだけどサーカスを観に行かないか?」
「サーカス!楽しみです!」
ほわああとシャオリィが笑うとシリウスが嬉しそうな顔をした。
「シャオリィは初めてなものが多いもんな」
「はい、俺、ずっと眠って過ごしていたから」
シャオリィには重たい睡眠障害があった。治験でよく効く薬を見つけたものの、今は妊娠しているということもあって、薬をやめている。だが、不思議と症状は軽減している。
「シリウスさま、見てください。弟様のお子様に靴下を編んでみたんです」
シャオリィが編みあがったばかりの靴下をシリウスに渡すとシリウスは感心したのか息を漏らした。
「シャオリィは編み物が本当に上手いな。俺たちの子にも編んでくれるのか?」
「もちろんです。そのためには元気でいなくちゃですよね」
「ああ。そうだぞ。リィ」
シリウスに抱き寄せられていた。シャオリィはシリウスに身をゆだねた。シリウスにキスを落とされる。シャオリィはシリウスに愛されて幸せだ。
「シャオリィ、俺はちょっと出てくるな。最近幼い子供の間で病気が流行っているみたいで」
「病気・・・それは心配ですね。シリウスさまもお気をつけて」
「ああ」
シャオリィはうーんと伸びをした。城で暮らすのにはすっかり慣れたものの、正直に言って暇である。そうだ、とシャオリィは城にある資料室に向かうことにした。最近はシリウスが幼い頃読んでいた娯楽小説を漁るのに、すっかりはまっている。本来であれば他の貴族の女性と交流をするというのが姫君の仕事だが、シャオリィは人見知りでそれが難しかった。
(俺ももっと姫として頑張らなくちゃいけないんだけど)
そんなことを思いはするものの、シャオリィが行動を改善するかというと否である。ずっと大事に大事に育てられてきたシャオリィだ。わがままこそ言わないもののマイペースであるのは間違いない。
「あ、今日はこれにしよう」
シャオリィが手に取ったのは人魚が描かれた表紙の本だった。明らかに高そうな装丁の本にシャオリィは緊張しながらページを捲る。しばらく読みふけっていると、すでに日が傾きかけている。シャオリィは出かける支度をしないとと慌てて資料室を後にした。
「リィ、その本」
シリウスに手に持っている本を示されて、シャオリィはあっと思った。
「すみません、今すぐ元の場所に」
「いいんだ。本だって読まれなくちゃな。でも資料室は埃っぽくないか?」
「あったかくて居心地がよくて」
シャオリィはそこまで言って、またしまったと思う。自分は思っていることをすべて言ってしまう質らしい。
「そうか。シャオリィがそう言うんだからそうなんだな。俺も今度資料室に行ってみよう」
「シリウスさまに面白い本を教えていただきたいです」
「ああ。もちろんだ。さあ、支度をして出かけよう」
「はい」
***
シャオリィは長いつややかな黒髪を結って黄色いワンピースに身を包んだ。ワンピースはウエストがゆったりしているものである。
「シャオリィ、行こうか」
シリウスに手を取られてシャオリィは頷いた。
サーカスは圧巻だった。どうやらサーカス自体が劇の要素を持っているらしい。シャオリィは感激して瞬きすら忘れて観た。最後のシーンで歌姫が現れて歌いだす。シャオリィは歌姫の存在感に驚いた。まだ10歳前後の子供だが伸びやかな高音がシャオリィの心に刺さった。
「すごい」
シャオリィは感動して涙があふれてくるのをこらえられなくなった。慌ててハンカチを取り出して涙を拭く。あっという間の一時間だった。
***
「ああ、面白かった」
「シャオリィを誘ってよかった」
「シリウスさま、連れて行ってくださってありがとうございます」
「また行こう」
「はい」
次の日、シャオリィはお忍びで街に出かけることにした。もちろんシリウスには許可を得ている。シャオリィは布が欲しかったのだ。子供服を作ろうと思い立ったのである。靴下を渡したら、とても喜ばれたとシリウスから聞いて、シャオリィはすごく嬉しかったのだ。もっと自分に出来ることがあるのではないかとシャオリィなりに思った。結果が服作りに行きついたわけである。
「もうすぐ肌寒くなるし、あったかいおくるみとかどうかな」
シャオリィは目当ての店に向かって歩いている。だが、ふと気になって足を止めた。
「あの・・・」
シャオリィがその人物に声をかけるとその人は驚いたようにシャオリィを見つめている。
「え?姫様?」
「昨日のサーカスの歌姫様ですよね?」
「え」
【歌姫】とシャオリィは言ったが、相手は少年である。シャオリィは構わず続けた。
「こんなところでどうされたんですか?」
「もう俺、歌えないから」
「え?」
シャオリィはびっくりしてしまった。確かに彼の声が掠れているのだ。
「歌姫様、もしかしてご病気なのですか?」
「子供の間で流行っている悪質な風邪なんだって。俺は声変わりもあるから余計ひどいんだと思う」
なるほどとシャオリィは納得した。
「これを」
シャオリィは持っていた缶を取り出した。
「喉にいい飴なんです。どうぞお持ちください」
「姫様から物をもらうなんて」
少年は最後まで渋っていたがシャオリィは押し切った。
「ありがとう、姫様」
少年が走って行ってしまう。
「病気は意外と流行っているみたいだな。シリウスさまにもお話しないと」
シャオリィは最初の目的も忘れて城に戻った。
***
「シリウスさま」
シャオリィは早速シリウスの姿を見つけていた。
「リィ、早かったな」
「それが歌姫様がご病気になられたようで」
「ああ、聞いている。かなり広い範囲でウイルスが蔓延しているようだ」
「どうしたら」
「こればかりはどうしようもできない。ワクチンを回せるだけ回してもらっているが、とても足りなくてな」
まだ救いなのは命に関わる病気ではないということだ。
「で、歌姫が回復するまでの間、シャオリィに歌ってほしいそうだ」
「・・・はい?」
シャオリィはわけが分からないと固まった。
「なんで俺が歌うんですか?」
「いや、昨日団長と挨拶したろ?」
「はい」
「綺麗な声だなって言われて」
「勝手に決めないでください!でも楽しそう」
シャオリィはシャオリィである。あまり物事を深く考える質ではない。
「決まりだな。練習しよう」
「はい」
シャオリィはすっかり楽しくなって歌の練習を始めた。
***
「姫様、なんて可愛らしい」
シャオリィは舞台衣装を着ている。キラキラとしたラメがあしらわれている深い青色のドレスだ。
「シャオリィ、綺麗だよ」
シリウスにも褒められてシャオリィはがぜんやる気になった。歌を歌うのは幼い頃から好きだったが誰かの前で歌うことは初めてである。
「姫様、俺の代わりに歌ってくれてありがとう」
「歌姫様、早く元気になってくださいね」
「うん」
シャオリィの出る番になる。シャオリィは舞台に出て歌い始めた。姫であるシャオリィが現れたということに観客は驚いたらしい。だが、すぐにシャオリィの歌声に夢中になったようだ。
シャオリィは早く流行り病がなくなることを祈りながら歌った。
***
「シャオリィ」
「ん」
シリウスに濃厚に口づけられてシャオリィは喘ぐのが精いっぱいだった。
「あん、あ」
シリウスの大きな手で腰を撫でられる。
「シャオリィ、愛しているよ」
「ふ・・・っん」
妊娠してから交わることこそしていないが、ペッティングの回数は増えていた。
「や・・あん」
シリウスに性器を撫でられてシャオリィはふるりと震えた。そのまま緩く握られて擦り上げられる。
「っつ・・アン」
シリウスに愛されてシャオリィは今日も幸せなのだ。
おわり
「リィ、歌がうまいんだな」
「シリウスさま、お帰りなさい!そうですか?」
急に戻ってきたシリウスにシャオリィは慌てて立ち上がろうとして止められる。
「リィ、お腹の子が驚くぞ。そのままでいい」
「はい」
「急なんだけどサーカスを観に行かないか?」
「サーカス!楽しみです!」
ほわああとシャオリィが笑うとシリウスが嬉しそうな顔をした。
「シャオリィは初めてなものが多いもんな」
「はい、俺、ずっと眠って過ごしていたから」
シャオリィには重たい睡眠障害があった。治験でよく効く薬を見つけたものの、今は妊娠しているということもあって、薬をやめている。だが、不思議と症状は軽減している。
「シリウスさま、見てください。弟様のお子様に靴下を編んでみたんです」
シャオリィが編みあがったばかりの靴下をシリウスに渡すとシリウスは感心したのか息を漏らした。
「シャオリィは編み物が本当に上手いな。俺たちの子にも編んでくれるのか?」
「もちろんです。そのためには元気でいなくちゃですよね」
「ああ。そうだぞ。リィ」
シリウスに抱き寄せられていた。シャオリィはシリウスに身をゆだねた。シリウスにキスを落とされる。シャオリィはシリウスに愛されて幸せだ。
「シャオリィ、俺はちょっと出てくるな。最近幼い子供の間で病気が流行っているみたいで」
「病気・・・それは心配ですね。シリウスさまもお気をつけて」
「ああ」
シャオリィはうーんと伸びをした。城で暮らすのにはすっかり慣れたものの、正直に言って暇である。そうだ、とシャオリィは城にある資料室に向かうことにした。最近はシリウスが幼い頃読んでいた娯楽小説を漁るのに、すっかりはまっている。本来であれば他の貴族の女性と交流をするというのが姫君の仕事だが、シャオリィは人見知りでそれが難しかった。
(俺ももっと姫として頑張らなくちゃいけないんだけど)
そんなことを思いはするものの、シャオリィが行動を改善するかというと否である。ずっと大事に大事に育てられてきたシャオリィだ。わがままこそ言わないもののマイペースであるのは間違いない。
「あ、今日はこれにしよう」
シャオリィが手に取ったのは人魚が描かれた表紙の本だった。明らかに高そうな装丁の本にシャオリィは緊張しながらページを捲る。しばらく読みふけっていると、すでに日が傾きかけている。シャオリィは出かける支度をしないとと慌てて資料室を後にした。
「リィ、その本」
シリウスに手に持っている本を示されて、シャオリィはあっと思った。
「すみません、今すぐ元の場所に」
「いいんだ。本だって読まれなくちゃな。でも資料室は埃っぽくないか?」
「あったかくて居心地がよくて」
シャオリィはそこまで言って、またしまったと思う。自分は思っていることをすべて言ってしまう質らしい。
「そうか。シャオリィがそう言うんだからそうなんだな。俺も今度資料室に行ってみよう」
「シリウスさまに面白い本を教えていただきたいです」
「ああ。もちろんだ。さあ、支度をして出かけよう」
「はい」
***
シャオリィは長いつややかな黒髪を結って黄色いワンピースに身を包んだ。ワンピースはウエストがゆったりしているものである。
「シャオリィ、行こうか」
シリウスに手を取られてシャオリィは頷いた。
サーカスは圧巻だった。どうやらサーカス自体が劇の要素を持っているらしい。シャオリィは感激して瞬きすら忘れて観た。最後のシーンで歌姫が現れて歌いだす。シャオリィは歌姫の存在感に驚いた。まだ10歳前後の子供だが伸びやかな高音がシャオリィの心に刺さった。
「すごい」
シャオリィは感動して涙があふれてくるのをこらえられなくなった。慌ててハンカチを取り出して涙を拭く。あっという間の一時間だった。
***
「ああ、面白かった」
「シャオリィを誘ってよかった」
「シリウスさま、連れて行ってくださってありがとうございます」
「また行こう」
「はい」
次の日、シャオリィはお忍びで街に出かけることにした。もちろんシリウスには許可を得ている。シャオリィは布が欲しかったのだ。子供服を作ろうと思い立ったのである。靴下を渡したら、とても喜ばれたとシリウスから聞いて、シャオリィはすごく嬉しかったのだ。もっと自分に出来ることがあるのではないかとシャオリィなりに思った。結果が服作りに行きついたわけである。
「もうすぐ肌寒くなるし、あったかいおくるみとかどうかな」
シャオリィは目当ての店に向かって歩いている。だが、ふと気になって足を止めた。
「あの・・・」
シャオリィがその人物に声をかけるとその人は驚いたようにシャオリィを見つめている。
「え?姫様?」
「昨日のサーカスの歌姫様ですよね?」
「え」
【歌姫】とシャオリィは言ったが、相手は少年である。シャオリィは構わず続けた。
「こんなところでどうされたんですか?」
「もう俺、歌えないから」
「え?」
シャオリィはびっくりしてしまった。確かに彼の声が掠れているのだ。
「歌姫様、もしかしてご病気なのですか?」
「子供の間で流行っている悪質な風邪なんだって。俺は声変わりもあるから余計ひどいんだと思う」
なるほどとシャオリィは納得した。
「これを」
シャオリィは持っていた缶を取り出した。
「喉にいい飴なんです。どうぞお持ちください」
「姫様から物をもらうなんて」
少年は最後まで渋っていたがシャオリィは押し切った。
「ありがとう、姫様」
少年が走って行ってしまう。
「病気は意外と流行っているみたいだな。シリウスさまにもお話しないと」
シャオリィは最初の目的も忘れて城に戻った。
***
「シリウスさま」
シャオリィは早速シリウスの姿を見つけていた。
「リィ、早かったな」
「それが歌姫様がご病気になられたようで」
「ああ、聞いている。かなり広い範囲でウイルスが蔓延しているようだ」
「どうしたら」
「こればかりはどうしようもできない。ワクチンを回せるだけ回してもらっているが、とても足りなくてな」
まだ救いなのは命に関わる病気ではないということだ。
「で、歌姫が回復するまでの間、シャオリィに歌ってほしいそうだ」
「・・・はい?」
シャオリィはわけが分からないと固まった。
「なんで俺が歌うんですか?」
「いや、昨日団長と挨拶したろ?」
「はい」
「綺麗な声だなって言われて」
「勝手に決めないでください!でも楽しそう」
シャオリィはシャオリィである。あまり物事を深く考える質ではない。
「決まりだな。練習しよう」
「はい」
シャオリィはすっかり楽しくなって歌の練習を始めた。
***
「姫様、なんて可愛らしい」
シャオリィは舞台衣装を着ている。キラキラとしたラメがあしらわれている深い青色のドレスだ。
「シャオリィ、綺麗だよ」
シリウスにも褒められてシャオリィはがぜんやる気になった。歌を歌うのは幼い頃から好きだったが誰かの前で歌うことは初めてである。
「姫様、俺の代わりに歌ってくれてありがとう」
「歌姫様、早く元気になってくださいね」
「うん」
シャオリィの出る番になる。シャオリィは舞台に出て歌い始めた。姫であるシャオリィが現れたということに観客は驚いたらしい。だが、すぐにシャオリィの歌声に夢中になったようだ。
シャオリィは早く流行り病がなくなることを祈りながら歌った。
***
「シャオリィ」
「ん」
シリウスに濃厚に口づけられてシャオリィは喘ぐのが精いっぱいだった。
「あん、あ」
シリウスの大きな手で腰を撫でられる。
「シャオリィ、愛しているよ」
「ふ・・・っん」
妊娠してから交わることこそしていないが、ペッティングの回数は増えていた。
「や・・あん」
シリウスに性器を撫でられてシャオリィはふるりと震えた。そのまま緩く握られて擦り上げられる。
「っつ・・アン」
シリウスに愛されてシャオリィは今日も幸せなのだ。
おわり
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