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エリアボス②
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「グランフレア!火球!!」
「ポイズンキーック!!」
平介とエマのW攻撃が決まる。そこにホームズの炎魔法と、航の強烈な斬撃が入り、とうとうチョウチンアンコウは倒れた。チョウチンアンコウが消えて、宝箱が現れる。
「やったぁ!お宝!」
「エマちゃん、待って!」
宝箱に飛びつこうとしたエマを平介が制止する。
「ライブラリ、もう一度お願い」
ライブラリが解析を始める。しばらくして結果が出たようだ。
【報酬の可能性強】と。平介はそんなライブラリをよしよしと撫でた。
「ありがとう、ライブラリ」
「ねぇ!開けていいの!?」
「いいよ」
エマが宝箱を開けると、魚が山盛りに入っている。見てみると【金のアジ】だ。
「あ、俺もそれ持ってるぞ。この間エルフの谷で」
航がそう言うと、ホームズが叫んだ。
「えぇ!アジを川で釣ったの?」
「そういや、アジは海の魚だったな。ほら」
航がアジを差し出すと、本当だとホームズが頷いた。
「確か金のアジは特定のクエストで使えるんです」
ぽむ、と平介が手を打つ。
「へぇ、それなら持っていて損はないか」
航がひとまずアイテムを受け取ることになった。
「もっと金銀財宝をイメージしてたのに!」
エマが膨れている。
「エマ、チョウチンアンコウが金銀財宝を持ってるわけないだろ?」
「それもそうね。ならモンスター牧場に急ぎましょう!」
一行は再び歩き出した。
✢
モンスター牧場に入ると敷地が広々としている。
「先輩!見て下さい!モンスターがいっぱいいますよ!」
「本当だな。襲いかかってこないのか?」
「食べるものに困ってないですしね」
「なるほど」
平介に腕を掴まれて、早く早くと引っ張られる。
「先輩とやりたかったんです!アシモくんレース」
「なんだそりゃ?」
「アシモはすごく足が早い鳥型のモンスターなんだ」
ホームズがサクッと説明してくれる。
「へえ。そんなモンスターがいるんだな」
「珍しいモンスターだからね。間近で見られるのはここくらいかもしれないよ」
歩いていくと、アシモくんレース開催会場と書かれている看板が立っていた。
「あれ?」
平介が看板に近寄り声を上げた。
「どうした?平介」
「先輩、アシモくんレース、お休みみたいなんです」
「えぇ?なんでまた」
「そこの方々!!」
タタタと走ってきたのは小太りの中年男性だった。赤い質の良いスーツを着ていてとても目立つ。
「腕の立つ方々だと思い、声を掛けさせて頂きました。私、この牧場のオーナーをしていますブロンズと申します。アシモが先日から行方不明になっていまして、とうとう昨日には全てのアシモが…」
うぅう、とブロンズが泣き出した。
「分かりました。俺たちがアシモを探してみます!」
「うん!なんだか悪者の気配がするよ!」
平介(クランニ)とエマはやる気満々なようだ。
「まぁ平介がそう言うなら探してみるか」
「エマの勘は特別当たるしね」
航と平介(クランニ)の頭上に【クエストが開始されました】という表示が出る。
「まずは手がかりを探さないと」
「アシモは特殊な魔力を持つモンスターです。その気配を辿れば容易かと思われます」
「なるほど、それなら!」
平介は召喚した。
「ポイズンキーック!!」
平介とエマのW攻撃が決まる。そこにホームズの炎魔法と、航の強烈な斬撃が入り、とうとうチョウチンアンコウは倒れた。チョウチンアンコウが消えて、宝箱が現れる。
「やったぁ!お宝!」
「エマちゃん、待って!」
宝箱に飛びつこうとしたエマを平介が制止する。
「ライブラリ、もう一度お願い」
ライブラリが解析を始める。しばらくして結果が出たようだ。
【報酬の可能性強】と。平介はそんなライブラリをよしよしと撫でた。
「ありがとう、ライブラリ」
「ねぇ!開けていいの!?」
「いいよ」
エマが宝箱を開けると、魚が山盛りに入っている。見てみると【金のアジ】だ。
「あ、俺もそれ持ってるぞ。この間エルフの谷で」
航がそう言うと、ホームズが叫んだ。
「えぇ!アジを川で釣ったの?」
「そういや、アジは海の魚だったな。ほら」
航がアジを差し出すと、本当だとホームズが頷いた。
「確か金のアジは特定のクエストで使えるんです」
ぽむ、と平介が手を打つ。
「へぇ、それなら持っていて損はないか」
航がひとまずアイテムを受け取ることになった。
「もっと金銀財宝をイメージしてたのに!」
エマが膨れている。
「エマ、チョウチンアンコウが金銀財宝を持ってるわけないだろ?」
「それもそうね。ならモンスター牧場に急ぎましょう!」
一行は再び歩き出した。
✢
モンスター牧場に入ると敷地が広々としている。
「先輩!見て下さい!モンスターがいっぱいいますよ!」
「本当だな。襲いかかってこないのか?」
「食べるものに困ってないですしね」
「なるほど」
平介に腕を掴まれて、早く早くと引っ張られる。
「先輩とやりたかったんです!アシモくんレース」
「なんだそりゃ?」
「アシモはすごく足が早い鳥型のモンスターなんだ」
ホームズがサクッと説明してくれる。
「へえ。そんなモンスターがいるんだな」
「珍しいモンスターだからね。間近で見られるのはここくらいかもしれないよ」
歩いていくと、アシモくんレース開催会場と書かれている看板が立っていた。
「あれ?」
平介が看板に近寄り声を上げた。
「どうした?平介」
「先輩、アシモくんレース、お休みみたいなんです」
「えぇ?なんでまた」
「そこの方々!!」
タタタと走ってきたのは小太りの中年男性だった。赤い質の良いスーツを着ていてとても目立つ。
「腕の立つ方々だと思い、声を掛けさせて頂きました。私、この牧場のオーナーをしていますブロンズと申します。アシモが先日から行方不明になっていまして、とうとう昨日には全てのアシモが…」
うぅう、とブロンズが泣き出した。
「分かりました。俺たちがアシモを探してみます!」
「うん!なんだか悪者の気配がするよ!」
平介(クランニ)とエマはやる気満々なようだ。
「まぁ平介がそう言うなら探してみるか」
「エマの勘は特別当たるしね」
航と平介(クランニ)の頭上に【クエストが開始されました】という表示が出る。
「まずは手がかりを探さないと」
「アシモは特殊な魔力を持つモンスターです。その気配を辿れば容易かと思われます」
「なるほど、それなら!」
平介は召喚した。
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