大丈夫だよ おばあちゃん

大田太陽

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大丈夫だよ おばあちゃん

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家に帰っておばあちゃんに、
「友達ができた事」
「みんなで悪い奴がいたら、やっつける事」など、
学校で起こった事を話したら、
お日様のように柔らかく笑いながら、
とても嬉しそうに聞いていた。

「雪ちゃん、大事な話をするから、よく聞いてね、
悪い子達が怖くて、雪ちゃんにひどい事してた事、
これは悪い事だけど、弱いから、そうしちゃったの
雪ちゃんを無視してた子達も、やりたくなかったと思うし、ごめんとか、嫌だなって思いながら、
ひどい事してたと思うの、
だから、その子達の事は許しなさい。
その子達にも、雪ちゃんにひどい事しちゃった
理由があったの。
それと、もっと大事な事は、
難しい事だろうけど、いじめてた子達が、
ちゃんと謝って、雪ちゃんにひどい事しないって、
ちゃんと約束したら、許しなさい。
許したくないだろうけど、許しなさい。
必要ない事に怒ってて、良い事はないから。
だから、ちゃんと反省してたら、許しなさい。
このままだと、いじめてた子達は、
みんなから嫌われたままで今度は、
いじめてた子達が、みんなはそんな事しないかも
しれないけど、ひどい事されたりして嫌な思いを
するかもしれないわ、みんなと協力して、
そういう事にならないようにしなさい。
いじめてた子達も反省したら、みんな仲良く、
それが一番でしょう」
私はいじめられてた子達を許せない気持ちが
正直あったけど、おばあちゃんの言う事だから、
「うん、分かった」と答えた。




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